『お嬢』って、男もあり？

男、だもんな… 2

藤咲  ･  五十嵐   ｢｢なんで、てめぇ(お前)がいんだよ！｣｣

『ビックリすんじゃねぇか。勝手に閉めんなよ。』

神崎   (いや、俺の部屋だよな？)
　再度、確認。確かに『神崎  亨也』
          「え？誰？」
『ん？この子、誰？』
神崎   (いや、こっちの台詞…。)
藤咲    ｢お嬢だ。そんなことより、早く部屋から出ろ！｣
『は？『お嬢』？お嬢は普通、女だろ？珍しく、間違えたか？』
五十嵐   (俺も、同じことを考えてたなぁ…。)
　　　   ｢いや、マジでお嬢だ。それより、なんで、此処にいるんだ。｣
『ああ、理事長が、『手伝え』って。俺って、やっさしー』
神崎   ｢胡散臭い…あ…。｣
『『お嬢』だったか。名前は？』
神崎   (目が笑ってない…ヤバい気がする…。)
           ｢神崎  亨也です…あの…。｣
『ふーん。』
　そう言うと彼は自分をじっと見つめた
(結構、可愛いな。さすが、『お嬢』と呼ばれるだけはあるが…。)
『俺の名前は、松島  蓮(まつしま  れん)宜しくな、お嬢。』
松島　(ガードが高いな。)
神崎   ｢はい。｣
           (フェロモン系？王道っぽい…どうなの？作者？)
　ん？そうでもないと思うよ。まだね…。
           (まだ!？…ツライ。)
　フラグ、もうたってるよ☆
神崎   (は？何処で？)
　さっき。今回は早いね！やったぜ！！
神崎   (マジか…。)

松島   ｢とにかく、部屋に入れよ。お嬢。｣
神崎   ｢え、あっ、はい。｣
藤咲  ･  五十嵐   ｢｢てめぇ(お前)の部屋じゃねぇよ！！｣｣
　入ろうとしたが…

グイッ！

神崎   ｢へ？｣
　
『人が仕事してるときに、なに騒いでんだ、お前らは？後、そこはお嬢の部屋だ。勝手に入ってんじゃねぇよ。』

藤咲  ･  五十嵐  ･  松島   ｢｢｢ゲ！｣｣｣
神崎   ｢あの…手を離してくれませんか？｣
『ん？ああ、すまん…誰だ？』
神崎   ｢え？あっ、神崎  亨也です…。｣
『『神崎  亨也』？ってことは、こいつが、お嬢か。』

　そう言うと彼は、意味深な顔で笑った…って、これTake 2じゃん！
神崎   ｢いや、それ以前に嫌な予感がする…。｣