呟きの箱

十四年生

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冬の目覚め

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冬の目覚め

寒空、空舞い上がる雪の華
ひらりふわりほろりと崩れ落ちる
私の掌で目を覚まして
春を待たずに消えていく

夏が過ぎ秋を超えて
首のあたりに寒さを感じます
冬の足音が聞こえた
すくめて目が細ります

都会ビル谷間疾る風
故郷の臭いはしません
山の向こう木々の間
雪の香りが遠くしていた

冬空 空舞い上がる木枯らしの葉
ふわりひらりさくりと崩れ落ちる
私の足元で優しい眠り
春を待たずに消えていく

ふわりひらりほろり
ふわりひらりさくり
冬風に舞い上がる先都会の空
私の瞳に映る

夏が過ぎ秋を超えて
息も白く寒さを感じます
冬のお迎えが聞こえた
足を止めて眺める空

都会ビル谷間疾る風
故郷の空は見えません
山の向こう白いウサギたち
雪うさぎと跳ねて踊る

寒空 空舞い上がる雪の華
ひらりふわりほろりと崩れ落ちる
私の掌で目を覚まして
春を待たず消えていく


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