呟きの箱

十四年生

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僕は毎日に追われる

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僕は毎日に追われる

毎年気づけば桜の季節を
いつも通り越して
空を見た目の端っこに
淡いピンクの花びら

そういえば去年もこうだった
気が付けば桜が散っていた
綺麗だとか風情だとか
考える暇もないまま

日常に追われて
僕は空を見上げている
目の端っこ
引っかかるように映る季節

何かが抜けているような
心に出来た欠けた穴
もれていくように流れていく
僕の心の余裕

毎年気づけば桜の季節を
いつも通り越して
空を見た目の端っこに
淡いピンクの花びら

ふらふらと揺れ落ちる
日常の中の非現実
勢いで伸ばした
手のひらに収まる現実

日常に追われて
僕は空を見上げている
目の端っこ
逃げていくように映る季節

そういえば去年もこうだった
気が付けば季節が変わっていた
綺麗だとか風情だとか
考える暇もないまま

僕は毎日に追われる
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