呟きの箱

十四年生

文字の大きさ
上 下
263 / 331

後生大事な後悔

しおりを挟む
後生大事な後悔

いつも僕は不安と戦って
何万回繰り返す日常の
出口を探して彷徨ったまま
振出しに戻ってため息をつく

さいころの目は最高値は出ない
プラス修正かけても叩けない
全力で動いてギリギリに
如何様加えてトントンで

何万回も何万回も
悔し涙こぼして
何万回も何万回も
悔し涙こぼして

届かない手
見通せない目
歩けない足
話せない口に回らない頭
後生大事に庇っている


いつも僕は不安と戦って
何万回位繰り返す日常の
出口を探して彷徨ったまま
振出しに戻ってため息をつく

何万回も何万回も
悔し涙こぼして
何万回も何万回も
悔し涙こぼして
何億回も何億回も
悔し涙こぼして
何億回も何億回も
悔し涙こぼして

掴めない手
閉じたままの目
立てない足
味気ない口に覚えない頭
後生大事に悔んでいる

届かない手
見通せない目
歩けない足
話せない口に回らない頭
後生大事に庇っている
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

大河ドラマで平泳ぎ 光る君へ

九情承太郎
エッセイ・ノンフィクション
大河ドラマ「光る君へ」に関する緩い感想エッセイです。 ※他の小説投稿サイトでも公開しています。

プリキュア語り ひろがるスカイ!プリキュア

九情承太郎
エッセイ・ノンフィクション
「ひろがるスカイ!プリキュア」を視聴した感想を、ゆるくまったりとエッセイします。 ※他の投稿サイトでも公開しています 表紙は、画像生成AIで出力したイラストです。

山鹿キリカの猪鹿村日記

伊条カツキ
エッセイ・ノンフィクション
限界集落となっていた猪鹿村の村長は、ハイテク村への脱皮を掲げ、 通信インフラを改善し、空家を無償で提供し、移住者を募集する。 そんな条件に惹かれて猪鹿村に移住してきたフリーライターの山鹿キリカ。 彼女が経験した猪鹿村での出来事。 2019年2月8日~17日まで福岡市で行われる劇団ショーマンシップの舞台公演 「選挙でGO」の前日譚です。 2月23日の直方公演終了後は、後日談を連載開始。

【完結】婚約者様、王女様を優先するならお好きにどうぞ

曽根原ツタ
恋愛
オーガスタの婚約者が王女のことを優先するようになったのは――彼女の近衛騎士になってからだった。 婚約者はオーガスタとの約束を、王女の護衛を口実に何度も破った。 美しい王女に付きっきりな彼への不信感が募っていく中、とある夜会で逢瀬を交わすふたりを目撃したことで、遂に婚約解消を決意する。 そして、その夜会でたまたま王子に会った瞬間、前世の記憶を思い出し……? ――病弱な王女を優先したいなら、好きにすればいいですよ。私も好きにしますので。

オムライス食べたい ~ゲーム漫画アニメの感想、それからオカルトや都市伝説について思ったこと書く意識の低いエッセイ~

ごったに
エッセイ・ノンフィクション
いろんな見聞きしたものの感想とか気の向くまま書く、元オカルトサイト管理人による雑記。エッセイのなんたるかなんざ知らんけど、都市伝説系Youtuberが取り上げない作品の都市伝説的解釈をしたり、都市伝説と無関係の感想も書いたりするよ!

ある日、報告書のようなものを見る。報告書の日付は、2020年1月23日

鏡子 (きょうこ)
エッセイ・ノンフィクション
何が何なんだか分からないけど、スパイに勘違いされたことは事実です。 私は、スパイではないです。 私は、キーハンターになりたかった。

詩集

長谷川 ゆう
エッセイ・ノンフィクション
自分が思った事を詩にしていきます。

赤服のサンタクロース

暗黒神ゼブラ
現代文学
これは子供たちに夢と希望を与えるサンタになることを夢見る男の話

処理中です...