呟きの箱

十四年生

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僕が動けるまでに観れる世界

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僕が動けるまでに観れる世界

僕の目が見えるまで
僕の耳が聞こえるまで
あといくつの世界を観れるんだろう

立ち止まって一歩も
動けなくなってしまうような
悪夢に満ちた世界の道筋を

通りすがり目のあった
君の手をつないで僕は
駆け抜けていくんだろう

世界はいくつもの災難と
恐れを貼り出して
標識代わりにするんだ

一方通行迂回路
真っ直ぐにいけば1分もかからないで
旅は終わるんだ

僕の目が見えるまで
僕の耳が聞こえるまで
あといくつの世界を観れるんだろう

吐き出した息の輪
潜り抜けるような
息苦しい世界の道筋を

切望 絶望 回想
浸透 空虚 満開の花園

僕の目が見えるまで
僕の耳が聞こえるまで
あといくつの声を観れるんだろう

僕の手が握りしめ
僕の足がうごいているまで
あといくつの世界を観れるんだろう

立ち止まって一歩も
動けなくなってしまうような
楽園の景色世界の道筋を
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