呟きの箱

十四年生

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空の住人

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空の住人

僕は空から降りれない
輝いている街を
遠くから見ることしか
できない空の住人

街の人は口々に
あの空を飛びたい
いきたいと

僕からしてみれば街は
きらきら輝くダイアモンド

眠りの時間近づくと
ひとつひとつ消えていく
街に輝く命の灯
小さな灯り

僕は空から降りれない
暗闇に変わる街を
遠くから見ることしか
できない空の住人

街の人は口々に
あの空の向こうに
行きたいと

僕からしてみれば街は
夢の詰まった宝箱

眠りの時間が近づくと
ひとりひとり囁いた
街を包む心の言葉
優しいことば

僕は空から降りれない
輝いている街を
遠くから見ることしか
できない空の住人

僕は空から降りれない
暗闇に変わる街を
遠くから見ることしか
できない空の住人
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