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第二のイベント
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さて、かの『リース失踪事件』から早数ヶ月が経過していた。
神殿で武官見習いとして預かることになったウィルは、十分な食事によって健康を取り戻し、今では元気に武官としての修行に励んでいる。
「お父さん、ウィルはどう?」
ある日、食事の席でボクは父さんにウィルのことを尋ねてみた。
すると父は苦虫を噛み潰したような顔をしながらも、
「…………非常に優秀だ」
とウィルのことを褒めた。
基本自分にも他人にも厳しい父が、人のことを素直に褒めるのは非常に珍しい。
「あら、あなたが人のことを褒めるなんて珍しいですね」
母も同意見だったようで、驚いたような声を上げる。
そして「でもそれにしては浮かないお顔ですわ」と付け加えた。
「…………優秀すぎるのだ。武官としての基礎教練だけでも、本来であれば二年ほどかけてじっくり教え込んでいくもの。
それを、あの子はほんのひと月ほどでマスターしてしまった」
「すごいじゃない」
声を上げた僕の方をちらっと見たあと、ひとつため息をついて父は続けた。
「先日などは教導役の武官との組手で、教導役相手に一発入れていた。まだ七歳なのにだぞ?」
「それは…………すごいねぇ」
教導役の武官というのは、いわば武術の師範のようなものだ。
現役として働いている人がその役を務めているため、強さに個人差はあれど弱い人など一人もいない。
「すごいなどというものではない。奇跡のようなものだ。
その奇跡を起こした少年を連れてきたのが、神官長の娘であるお前だということもあって、武官の中に噂が広まってきている」
「…………どんな?」
父はまたため息をつくと、呟くように言った。
「あの子が────ウィルが、勇者様なのではないかという噂だ」
うん、そうだよ?
心の中で頷く。
「そして、その勇者様を見つけてきたお前は聖女様なのではないか、という噂も同時に流れている」
「うぇっ!?」
それは違う!
本物の聖女は、【ファリアの翼】のタイトルにもなっている【ファリア】という名前の少女なのだ。
「ボ、ボクは聖女様なんかじゃないよ!」
ボクは必死に否定した。
だって、聖女というのは勇者と共に物語の片翼をなすメインヒロインだ。
メインヒロインということは、当然最もイベントやスチルが多いわけで…………
それはつまり、寝取られフラグもリースとは比べ物にならないくらい多いということだった。
具体的に言うと、リースのCG鑑賞画面が2ページ半なのに対し、ファリアはまるまる5ページが埋め尽くされるくらいエロ絵が用意されている。
「当たり前だ。一人でスラムに乗り込むようなお転婆のお前が、聖女様であるわけがないだろう」
「でも、ウィル君が勇者様で、リースが聖女様だったら素敵ね。まるでおとぎ話みたいだわ」
母さんが無邪気に微笑みながら言う。
…………ヒロインが寝取られまくるおとぎ話なんて、一部の大きなお友達にしか需要が無いよ母さん。
「リースはまだいい、問題はウィルだ」
「…………ウィルが勇者様かもしれないって噂が流れると、なにかまずいの?」
父さんは一瞬言い辛そうに口をつぐむが、軽く息を吐くと続きを話してくれた。
「神殿も一枚岩ではないということだ。特に、ゲイツ司教の御子息であるハインツ殿が勇者候補として有力視されている今、ウィルの人気が高まるのは危険かもしれん」
言ったあと、「子供に話すようなことではなかった」と頭を掻き、父さんは食事を切り上げると仕事に戻っていってしまった。
残されたボクは、なんだかはしゃぐ母さんとウィルの話をしていたけど、ほとんど上の空で聞き流していた。
先ほど父さんの話に出てきた『ハインツ』という名前が原因だ。
『ハインツ・カールマン』
神殿の有力者であるゲイツ・カールマン司教の長男で、【ファリアの翼】にも登場していた重要人物だ。
剣と魔法のどちらにも優れた才能を持つ眉目秀麗な男だが、その性格はクズ。
自尊心が強く、傲慢で、自分以外の人間は道具としか考えていないような男だった。
それを表に出さない強かさを兼ね備えているのも、そのクズ度合いを助長していた。
【ファリアの翼】の中で、ハインツは父さんの副官、副武官長として現れる。
その実力は本物であり、勇者パーティにも戦闘要員として参加することになるのだが、ハインツの目的は魔王討伐などではない。
自分が勇者として活躍するため、旅の途中でウィルを抹殺することなのだ。
本来であれば自分が勇者になるはずなのに、という思いを持ち続けていたハインツは、自分から勇者の称号を奪ったウィルと、ウィルを連れてきたボクを深く憎んでいた。
それがウィルに対しては殺意として現れ、ボクに対しては屈服させたい、支配したいという思いの混じった劣情として現れることになるのだ。
…………ぶるっ
ボクの寝取られシーンを思い出してたら鳥肌が立った。
しかし、まずいな。
なにがまずいって、父さんも言ってたけどウィルの人気が高まっているのがまずい。
ハインツが危険なのは本人だけじゃない。
父親のゲイツも危険なのだ。
ハインツの父親であるゲイツは、言ってしまえば権力欲の塊だ。
自分の権力を守るため、そして更なる権力を得るためなら手段を選ばない。
実際、【ファリアの翼】でもウィルから勇者の称号を取り戻そうとハインツと共に色々画策していた。
父さんがウィルの身を案じていたのは、ゲイツ司教の性格を知っているからだろう。
ボクが原作よりも早くウィルを連れてきてしまったせいで、今後どういう流れになるのか予想がつかなくなってしまった。
最悪の場合、ウィルが暗殺されてしまうような事態になるかもしれない。
それを防ぐためには────
ガタッ
と勢いよく椅子を引いて、ボクは立ち上がった。
母さんが驚いた顔をしているけど、今はそれどころじゃない。
ウィルに会いに行かなければならない。
もうこうなったら、ウィルを守るためにイベントを進めるしかないだろう。
ボクが知っているウィルの幼少期のイベントは二つ。
ボクがウィルをスラムから連れ出すイベントと、ウィルに勇者の証である聖剣を抜かせるイベントだ。
一つ目はクリア済み。
そしてもう一つの聖剣を抜かせるイベント。
これをクリアすれば、ウィルは名実ともに勇者として認められることになる。
勇者として認められさえしてしまえば、ゲイツやハインツもそうそう手出しはできなくなるはずだ。
ボクは拳を握り締めると、ウィルが訓練しているであろう教導場へと走っていった。
神殿で武官見習いとして預かることになったウィルは、十分な食事によって健康を取り戻し、今では元気に武官としての修行に励んでいる。
「お父さん、ウィルはどう?」
ある日、食事の席でボクは父さんにウィルのことを尋ねてみた。
すると父は苦虫を噛み潰したような顔をしながらも、
「…………非常に優秀だ」
とウィルのことを褒めた。
基本自分にも他人にも厳しい父が、人のことを素直に褒めるのは非常に珍しい。
「あら、あなたが人のことを褒めるなんて珍しいですね」
母も同意見だったようで、驚いたような声を上げる。
そして「でもそれにしては浮かないお顔ですわ」と付け加えた。
「…………優秀すぎるのだ。武官としての基礎教練だけでも、本来であれば二年ほどかけてじっくり教え込んでいくもの。
それを、あの子はほんのひと月ほどでマスターしてしまった」
「すごいじゃない」
声を上げた僕の方をちらっと見たあと、ひとつため息をついて父は続けた。
「先日などは教導役の武官との組手で、教導役相手に一発入れていた。まだ七歳なのにだぞ?」
「それは…………すごいねぇ」
教導役の武官というのは、いわば武術の師範のようなものだ。
現役として働いている人がその役を務めているため、強さに個人差はあれど弱い人など一人もいない。
「すごいなどというものではない。奇跡のようなものだ。
その奇跡を起こした少年を連れてきたのが、神官長の娘であるお前だということもあって、武官の中に噂が広まってきている」
「…………どんな?」
父はまたため息をつくと、呟くように言った。
「あの子が────ウィルが、勇者様なのではないかという噂だ」
うん、そうだよ?
心の中で頷く。
「そして、その勇者様を見つけてきたお前は聖女様なのではないか、という噂も同時に流れている」
「うぇっ!?」
それは違う!
本物の聖女は、【ファリアの翼】のタイトルにもなっている【ファリア】という名前の少女なのだ。
「ボ、ボクは聖女様なんかじゃないよ!」
ボクは必死に否定した。
だって、聖女というのは勇者と共に物語の片翼をなすメインヒロインだ。
メインヒロインということは、当然最もイベントやスチルが多いわけで…………
それはつまり、寝取られフラグもリースとは比べ物にならないくらい多いということだった。
具体的に言うと、リースのCG鑑賞画面が2ページ半なのに対し、ファリアはまるまる5ページが埋め尽くされるくらいエロ絵が用意されている。
「当たり前だ。一人でスラムに乗り込むようなお転婆のお前が、聖女様であるわけがないだろう」
「でも、ウィル君が勇者様で、リースが聖女様だったら素敵ね。まるでおとぎ話みたいだわ」
母さんが無邪気に微笑みながら言う。
…………ヒロインが寝取られまくるおとぎ話なんて、一部の大きなお友達にしか需要が無いよ母さん。
「リースはまだいい、問題はウィルだ」
「…………ウィルが勇者様かもしれないって噂が流れると、なにかまずいの?」
父さんは一瞬言い辛そうに口をつぐむが、軽く息を吐くと続きを話してくれた。
「神殿も一枚岩ではないということだ。特に、ゲイツ司教の御子息であるハインツ殿が勇者候補として有力視されている今、ウィルの人気が高まるのは危険かもしれん」
言ったあと、「子供に話すようなことではなかった」と頭を掻き、父さんは食事を切り上げると仕事に戻っていってしまった。
残されたボクは、なんだかはしゃぐ母さんとウィルの話をしていたけど、ほとんど上の空で聞き流していた。
先ほど父さんの話に出てきた『ハインツ』という名前が原因だ。
『ハインツ・カールマン』
神殿の有力者であるゲイツ・カールマン司教の長男で、【ファリアの翼】にも登場していた重要人物だ。
剣と魔法のどちらにも優れた才能を持つ眉目秀麗な男だが、その性格はクズ。
自尊心が強く、傲慢で、自分以外の人間は道具としか考えていないような男だった。
それを表に出さない強かさを兼ね備えているのも、そのクズ度合いを助長していた。
【ファリアの翼】の中で、ハインツは父さんの副官、副武官長として現れる。
その実力は本物であり、勇者パーティにも戦闘要員として参加することになるのだが、ハインツの目的は魔王討伐などではない。
自分が勇者として活躍するため、旅の途中でウィルを抹殺することなのだ。
本来であれば自分が勇者になるはずなのに、という思いを持ち続けていたハインツは、自分から勇者の称号を奪ったウィルと、ウィルを連れてきたボクを深く憎んでいた。
それがウィルに対しては殺意として現れ、ボクに対しては屈服させたい、支配したいという思いの混じった劣情として現れることになるのだ。
…………ぶるっ
ボクの寝取られシーンを思い出してたら鳥肌が立った。
しかし、まずいな。
なにがまずいって、父さんも言ってたけどウィルの人気が高まっているのがまずい。
ハインツが危険なのは本人だけじゃない。
父親のゲイツも危険なのだ。
ハインツの父親であるゲイツは、言ってしまえば権力欲の塊だ。
自分の権力を守るため、そして更なる権力を得るためなら手段を選ばない。
実際、【ファリアの翼】でもウィルから勇者の称号を取り戻そうとハインツと共に色々画策していた。
父さんがウィルの身を案じていたのは、ゲイツ司教の性格を知っているからだろう。
ボクが原作よりも早くウィルを連れてきてしまったせいで、今後どういう流れになるのか予想がつかなくなってしまった。
最悪の場合、ウィルが暗殺されてしまうような事態になるかもしれない。
それを防ぐためには────
ガタッ
と勢いよく椅子を引いて、ボクは立ち上がった。
母さんが驚いた顔をしているけど、今はそれどころじゃない。
ウィルに会いに行かなければならない。
もうこうなったら、ウィルを守るためにイベントを進めるしかないだろう。
ボクが知っているウィルの幼少期のイベントは二つ。
ボクがウィルをスラムから連れ出すイベントと、ウィルに勇者の証である聖剣を抜かせるイベントだ。
一つ目はクリア済み。
そしてもう一つの聖剣を抜かせるイベント。
これをクリアすれば、ウィルは名実ともに勇者として認められることになる。
勇者として認められさえしてしまえば、ゲイツやハインツもそうそう手出しはできなくなるはずだ。
ボクは拳を握り締めると、ウィルが訓練しているであろう教導場へと走っていった。
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