どこまでも醜い私は、ある日黒髪の少年を手に入れた

布施鉱平

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第一章

争奪戦:ミゼル

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「はぁっ♡ れろっ♡ れろっ♡」

 ミゼルは、仰向けになった少年に四つん這いでにじり寄ると、真っ直ぐ天を向くチンポに夢中で舌を這わせた。
 竿を根元から上に向かって舐め上げ、カリの溝を舌先でほじり、滲み出た先走りを舐めとる。

 少年のチンポの匂いと味は、すぐにミゼルを昂ぶらせた。

 少年との初めてのセックスも凄かったが、ミゼルの脳裏に最も強く焼き付いているのは、風呂場で少年のチンポをしゃぶった時の感覚だった。

 あの時ミゼルは、少年のチンポに舌先が触れただけで絶頂した。

 しかもそのあと、喉の奥に精液を受けたときには、風呂場の床に潮を撒き散らすほど深くイってしまった。

 あれからずっと、ミゼルの舌と口は少年のチンポを求めていた。
 少年の精液を求めていた。

 昨日セックスをしたときは全ての精液を子宮に流し込んでもらったので、口には出してもらっていない。

「ちゅっ♡ ちゅっ♡ はむっ♡ ずずずずずっ♡」 
「□%△○……っ」

 亀頭に上からキスをし、そのまま咥えこんで吸い込みながら飲み込んでいくと、少年が快楽の声を漏らした。

 ミゼルは嬉しくなって、少年のチンポを喉の奥まで飲み込むと、大きなストロークでしゃぶり始めた。

「じゅっぽっ♡ じゅっぽっ♡ じゅっぽっ♡ じゅっぽっ♡」

 喉奥を抉る少年の亀頭が、たまらなく気持ちいい。
 少年のチンポなら、いつまでだってしゃぶっていられる。 

「じゅっぽっ♡ じゅっぽっ♡ じゅっぽっ♡ ……ぬぽっ」

 だが、ミゼルは数回ストロークしただけで、少年のチンポを口から出してしまった。

「……△□#」

 快楽を中断された少年が、切なげに訴える。

「うふっ」

 そんな少年の可愛らしい姿に笑みを漏らしたミゼルは、一度体を起こすと着ていたシャツを捲り上げた。
 たぷんっという効果音が似合いそうなミゼルの巨乳が、シャツの裾から飛び出してきて揺れる。

 本当はミゼルだって少年のチンポを口から離したくなかった
 だが今は、少年を射精させることを優先させなければならない。

 上半身裸になったミゼルは、そのまま少年に被さっていった。

 そして、自分の唾液にまみれた少年のチンポを、巨大な二つの肉塊で挟み込む。

「あれは……」
「……むぅ」
 
 ミゼルが繰り出した技に、観戦していた二人が声を上げた。

 リディアは驚きの、ルナは無念の声だ。

「ちゅっ♡ ちゅっ♡ れろっ♡ れろっ♡」

 ミゼルは胸を左右から両手で押しつぶし、その間から飛び出した亀頭の先に口づけをして舌を這わせた。
 二人の声に反応している暇は、ミゼルにはない。

 そのままずりずりと胸を上下させていくと、少年がくぐもった呻きを漏らした。
 
 効果は抜群のようだ。

 以前、男女の性行為に関する指南書を読みふけっていた時に見つけた『パイズリ』という技術なのだが、その本にはこうも書かれていた。
『男性の陰茎は細く短いので、経験と技術が必要になる高等性技である』と。

 だが、少年のチンポが相手ならばそれは当てはまらない。
 太く、長く、そしてガチガチに硬い少年のチンポは、ミゼルがどれだけ激しく胸を上下させたところで外れてしまうことなどなく、その柔らかい谷間に収まったままだった。

「はむっ♡ ちゅぽっ♡ ちゅぽっ♡ ちゅぽっ♡ れるれるれるれるっ♡」

 胸で擦り上げながらカリ部分を浅くフェラし、同時に舌先で鈴口をくすぐる。

 ミゼルにできる限りの全てを注ぎ込んだ奉仕だった。

 ただ少年とセックスしたいからだけではなく、口の中に精液を出して欲しかった。
 あの味を、あの匂いを、今すぐ喉の奥で受け止めたい。
 その思いが、吸い込みと舌の動きを激しくさせ、胸の締めつけを強くさせた。

「△×○#っ!」

 ミゼルの全力に、少年が感極まった声を上げる。
 このまま続ければ、すぐに少年を射精させることができるだろう。

 しかし────

「残念、時間切れだ」 
「あぁんっ……」

 制限時間以内にそれを成し遂げることはできなかった。
 リディアに抱えられてチンポから引き離されながらも、ミゼルの舌が未練気にちろちろと動き続ける。
 
「うぅっ、もうちょっとだったのにぃ……」
「惜しかったな。本当に、もう少しだった」

 嘆くミゼルを慰めながら、リディアは素直に感心していた。
 以前のミゼルからは考えられないほどの積極性に対してもだが、あえて胸で挟むという難度の高い技術に挑戦するその向上心に対しても、賛辞を贈らずにはいられない。

「私には思いつきもしなかったな、胸で挟むなんて」
「ふふっ、あれはパイズリっていうのよ。本で学べるのは歴史や魔術だけじゃないんだから」

 少年を射精させることこそ出来なかったが、やれるだけのことをやりきったミゼルは、笑みを浮かべながらパイズリのことをリディアに教えた。
 
 ミゼルらしい学習方法に、リディアも笑みを返す。
 リディアの性に関する知識は、主に酒場で盛り上がる冒険者たちのワイ談に聞き耳を立てて学んだものだった。

「さて、それじゃあ三十秒のインターバルを置いて次はルナの番だが……」

 気持ちを切り替えて、リディアは次の挑戦者であるルナに視線を向けた。

「……んっ……ふぅっ……ふっ……ふっ」

 そのルナは、自分の股間に手を当てて、鼻息も荒く弄り回していた。

「おいおい……セックスは禁止だぞ?」
「……んっ、分かってる……ん、ふ……これは、奉仕するための、準備、だから……」
「ふむ……」
  
 ルナが一体何をするつもりなのかは分からない。

 だが、きっとミゼルと同じように、予想を超えた何かを見せてくれるだろう。

 懸命に股間を弄り続けるルナを眺めながら、リディアは自分も負けていられないな、と決意を新たにするのだった。















 …………ちなみに、激しい快感から急に解放されてしまった少年は、息を荒げながらチンポをビクビクとさせて悶えていた。
 
 紛う事なき、焦らしプレイであった。
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