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本編
さんじゅーご
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体がぎしぎし言ってるー。
めちゃくちゃ激しかったもん。僕も途中から理性失ってたし、テーブルの上だったし…。
「…っ…たぁ…」
体を起こすと腰あたりがズクズク痛む。
腰を擦ってるのを大和先輩に目撃され、「大丈夫か」って、ベッドまで駆けつけた先輩に支えられる。
そして、先輩は盛大な溜息を吐いた。
「本当に悪かった…」
あぁ、先輩はそうなっちゃうんだろうなぁ…。僕はぜーんぜん気にしてないし、あの求められてる感にキュンってなるし、心も満たされるんだけど。
それよりも、なんであんなエッチしたくなったのか、の方が気になる。
「センパイ、謝んないでよ。僕だって、気持ちよくて、嬉しかったんだから」
「…アズサ…」
「ね、やっぱり何かあった?」
「………いや」
うーん。何もなかったわけないよねー。顔には「何かあった」って完全に書いてあるし。
「セーンパイ?」
僕が先輩の顔を覗きこむと、先輩はまた溜息を吐いてから、頭を抱えた。しばらくそのまま固まってたけど、何かを決めたように「言っとくべきだな」と小さく呟いて、僕の顔を見た。
でもその後、何かを口にするのを躊躇してる様子で目をウロウロ。
……えっとぉ…、なにこの先輩。
超可愛いんですけど。
最後には額に手を当てて目元を隠した。
「……ちょっとした、……嫉妬だ」
……。
………。
…………。
え、え、え、なに?
しっと、シット、shit?
じゃないよね…。
ま、まさかの嫉妬――っ!?
ええええええええ!?
どこに嫉妬要素があったの!?
ってか、誰に対して? え? 僕?
僕が一人で百面相してると、先輩がまた溜息を吐いた。
「自覚がないから困る…」
「えー、っと、……いつ?」
「昨日。談話室で矢神と引っ付いてただろ…」
引っ付いて…たっけ?
矢神って放送委員長の事だよね? あの心臓撃ち抜かれそうな写真見せてくれた人の方。
「アズサは気づいてないだろ。あいつらの下心に」
「え?」
「それに最近打ち解けてきて…」
えええ…。
「俺が変な態度を取れば、またおまえが余計な事を考えるからな…、一応言っておく…」
ぼ、僕が昨日矢神委員長とかと距離が近くて、打ち解け始めてるのに嫉妬したってこと?!
それって…、巣から飛び立とうとしてる子に対して持つモノだったりするんじゃ…。
「親心とは違うからな」
「ハ、ハイ…」
ホントに嫉妬してる…ってことだよね?
うっそぉ…。せ、先輩が嫉妬とか信じられないんだけど…。
先輩のこんな表情なかなかないし……、ホントなんだ…。
はぅ……、超可愛いんですけど…。こんなこと本人に言ったら、またSっ気満載のエッチされるかも…。ま、僕にとってはご褒美だけどねー。
そっか…。
…そう、なんだ…。
嫉妬するぐらい、僕の事好きでいてくれてるんだ…。
何か、すごく心がホコホコする。先輩には申し訳ないけど。
それに僕だって一緒だもんね。
毎日先輩を部屋から見送った後、先輩がイイ子にばったり出逢っちゃったらどうしようとか、考えちゃうし。
「センパイ、僕も毎日、嫉妬してるからお互い様ね」
「……毎日?」
「だって…戸塚君とか、他の風紀委員の人とか…仲いいし…。昔の先輩の話とか聞かされると、やっぱり焼いちゃう」
理不尽だってわかるけど、嫉妬しちゃうんだからしょうがないよね。
先輩は呆けたような顔をして僕の顔をまじまじ見てから、ふっと自嘲するみたいに笑った。
「……アズサは俺が思ってる以上に強いんだな」
ん? 強い?
引きこもってる時点で弱いとは思うけど…。
「守ってやらないと、支えてやらないとすぐに崩れてしまうほど脆いと勝手に思い込んでいた」
はぁ、って溜息を吐きながら、ちょっと感傷に浸ってる先輩。どうしちゃったんだろ…。
「おまえには俺だけだ、なんてな…。でも、アズサはもう自分で立っていた。周りとも関係が築けてきている…」
僕には先輩だけだと思うんだけど…。全部、先輩のおかげだし…。それにまだまだ先輩におんぶに抱っこなのに。
「もし、俺が要らなくなった時ははっきりと言って欲しい」
え?
なに、それ…。
「養子縁組も選択肢のない中で選ばせた。アズサが恩を感じて、俺に遠慮するようなことになって欲しくない。……おまえを縛りたくはないんだ」
もしかして、助けられたから、先輩を好きになったって思ってるの? 恩があるから好きになったと思ってるの?
「………バカ」
「…アズサ…?」
きっかけは確かにあの事件で助けられたことだし、先輩がヒーローであることに変わりない。でも、そんなので恋に落ちたりしないよ。あの場にいた全員に恋しちゃうってことでしょ?
先輩の優しさとか、世話焼きなとことか、僕を真っ直ぐに見てくれる目とか、がっしりした大きな手とか、凛々しい眉とか、ホント数えきれないぐらい好きな所があるんだから。
最近はたまにSな面とか、こうやって一人で深く考えちゃうとことか。全部ぜーんぶ好きなのに。
僕こそ先輩の傍にいさせてもらっていいのかって、こんなにラッキーなことないって思ってるのに。
「…先輩のバカ。……僕には先輩だけなのに」
「だからそれは――」
「バカ…。違うもん…。恩はこの上なく感じてる。でもその前に先輩を好きなんだから。好きな人にこんなにいっぱいしてもらって、一緒にいられて、罪悪感湧くぐらい本当に幸せで…」
何て言ったらいいのか分からない。
どうやったら自分の想いを正確に伝えられるんだろう。
悔しくて、悲しくて、涙がこぼれた。
先輩にそんな風に思わせてしまってたって。
先輩ならわかってくれてるって、先輩はすごい人で何でもわかってるって勝手に思い込んでた。
「…っ…ちゃんと、……ちゃんと好きだから……そんなこと言わないで…」
先輩がメソメソしてる僕を引き寄せて、ひっしと抱きしめてくれる。その力強さに安心する。
こんなに安心できるのは先輩だから。
「アズサ、すまない。もう言わない。おまえの心が変わった時に受け入れられるように予防線を張っていたんだ。おまえが自由に動けるようになった後、俺じゃない奴を選んだ時に自分が傷つかないように…。弱いのは俺の方だな…」
「先輩…」
「すまない…。アズサの気持ちを疑ってるわけじゃないんだ」
先輩も不安になるんだ。
先輩も一緒なんだ。
だから、ちゃんと伝えなきゃいけないんだ。ずっと僕は誤魔化してきたから…、先輩が不安になっちゃったんだ。
……そっか、先輩も宗ちゃんも僕の言う事信じてくれないのって、ずっと僕が本心を誤魔化してきたから。肝心な時に本心を伝えずに逃げてきたから。
「…ごめんなさい」
「アズサ?」
「……もう、誤魔化したりしないから…、ちゃんと向き合うから…」
今までごめんなさい、と先輩の目を見上げてもう一度謝った。
「本当におまえは…」
察しが良すぎて困る。
そういった先輩は穏やかに息を吐いて、目を細めると、僕の顔を肩口に押し付けるみたいにギューッと僕を包み込んだ。
◇ ◇ ◇
「行けそうか?」
「…う、ん」
何回目のチャレンジになるのかな…。
今週末には閑さんとエレナさんが迎えに来て、先輩の実家にお邪魔する。…僕の新しい実家にもなるんだけど。信じられないよね。
それまでには何とか一歩でも外に出たいね、ってことで頑張ってはいるんだけど…。
今日こそは、って意気込んでると、先輩が僕の髪を撫で梳いた。
「気張るなよ」
「で、でも…また…」
「また発作が起これば、次また挑戦すればいい。それにいつでも発作を起こしていいんだからな。そのために俺がいるんだろ」
先輩がトントンと僕の背中を励ますように叩く。
…先輩って、ホントいつまでも僕のヒーローだよ。どうしてこんなに嬉しい言葉をくれるの?
先輩が一歩前に出ると、エントランスの自動ドアが開く。
境界線の向こうに行った先輩がドアが開きっぱなしになる距離で留まると振り返って、目を細めた。
後光が差すような先輩の姿。
ああ、やっぱり僕には先輩だけ。
先輩が離れろって言っても、もう離れてやらないんだから。ずっとずっと一途に思い続けてやるんだから。
僕は一つ歩を進めた。
「アズサ」
ほら、と先輩が僕に手を差し出す。
目の前にある先輩の大きな手。
僕は先輩のその手に手を延ばした。
延ばした手はどうしてか震えなかった。
――なんだか、今日は向こう側に行ける気がした。
めちゃくちゃ激しかったもん。僕も途中から理性失ってたし、テーブルの上だったし…。
「…っ…たぁ…」
体を起こすと腰あたりがズクズク痛む。
腰を擦ってるのを大和先輩に目撃され、「大丈夫か」って、ベッドまで駆けつけた先輩に支えられる。
そして、先輩は盛大な溜息を吐いた。
「本当に悪かった…」
あぁ、先輩はそうなっちゃうんだろうなぁ…。僕はぜーんぜん気にしてないし、あの求められてる感にキュンってなるし、心も満たされるんだけど。
それよりも、なんであんなエッチしたくなったのか、の方が気になる。
「センパイ、謝んないでよ。僕だって、気持ちよくて、嬉しかったんだから」
「…アズサ…」
「ね、やっぱり何かあった?」
「………いや」
うーん。何もなかったわけないよねー。顔には「何かあった」って完全に書いてあるし。
「セーンパイ?」
僕が先輩の顔を覗きこむと、先輩はまた溜息を吐いてから、頭を抱えた。しばらくそのまま固まってたけど、何かを決めたように「言っとくべきだな」と小さく呟いて、僕の顔を見た。
でもその後、何かを口にするのを躊躇してる様子で目をウロウロ。
……えっとぉ…、なにこの先輩。
超可愛いんですけど。
最後には額に手を当てて目元を隠した。
「……ちょっとした、……嫉妬だ」
……。
………。
…………。
え、え、え、なに?
しっと、シット、shit?
じゃないよね…。
ま、まさかの嫉妬――っ!?
ええええええええ!?
どこに嫉妬要素があったの!?
ってか、誰に対して? え? 僕?
僕が一人で百面相してると、先輩がまた溜息を吐いた。
「自覚がないから困る…」
「えー、っと、……いつ?」
「昨日。談話室で矢神と引っ付いてただろ…」
引っ付いて…たっけ?
矢神って放送委員長の事だよね? あの心臓撃ち抜かれそうな写真見せてくれた人の方。
「アズサは気づいてないだろ。あいつらの下心に」
「え?」
「それに最近打ち解けてきて…」
えええ…。
「俺が変な態度を取れば、またおまえが余計な事を考えるからな…、一応言っておく…」
ぼ、僕が昨日矢神委員長とかと距離が近くて、打ち解け始めてるのに嫉妬したってこと?!
それって…、巣から飛び立とうとしてる子に対して持つモノだったりするんじゃ…。
「親心とは違うからな」
「ハ、ハイ…」
ホントに嫉妬してる…ってことだよね?
うっそぉ…。せ、先輩が嫉妬とか信じられないんだけど…。
先輩のこんな表情なかなかないし……、ホントなんだ…。
はぅ……、超可愛いんですけど…。こんなこと本人に言ったら、またSっ気満載のエッチされるかも…。ま、僕にとってはご褒美だけどねー。
そっか…。
…そう、なんだ…。
嫉妬するぐらい、僕の事好きでいてくれてるんだ…。
何か、すごく心がホコホコする。先輩には申し訳ないけど。
それに僕だって一緒だもんね。
毎日先輩を部屋から見送った後、先輩がイイ子にばったり出逢っちゃったらどうしようとか、考えちゃうし。
「センパイ、僕も毎日、嫉妬してるからお互い様ね」
「……毎日?」
「だって…戸塚君とか、他の風紀委員の人とか…仲いいし…。昔の先輩の話とか聞かされると、やっぱり焼いちゃう」
理不尽だってわかるけど、嫉妬しちゃうんだからしょうがないよね。
先輩は呆けたような顔をして僕の顔をまじまじ見てから、ふっと自嘲するみたいに笑った。
「……アズサは俺が思ってる以上に強いんだな」
ん? 強い?
引きこもってる時点で弱いとは思うけど…。
「守ってやらないと、支えてやらないとすぐに崩れてしまうほど脆いと勝手に思い込んでいた」
はぁ、って溜息を吐きながら、ちょっと感傷に浸ってる先輩。どうしちゃったんだろ…。
「おまえには俺だけだ、なんてな…。でも、アズサはもう自分で立っていた。周りとも関係が築けてきている…」
僕には先輩だけだと思うんだけど…。全部、先輩のおかげだし…。それにまだまだ先輩におんぶに抱っこなのに。
「もし、俺が要らなくなった時ははっきりと言って欲しい」
え?
なに、それ…。
「養子縁組も選択肢のない中で選ばせた。アズサが恩を感じて、俺に遠慮するようなことになって欲しくない。……おまえを縛りたくはないんだ」
もしかして、助けられたから、先輩を好きになったって思ってるの? 恩があるから好きになったと思ってるの?
「………バカ」
「…アズサ…?」
きっかけは確かにあの事件で助けられたことだし、先輩がヒーローであることに変わりない。でも、そんなので恋に落ちたりしないよ。あの場にいた全員に恋しちゃうってことでしょ?
先輩の優しさとか、世話焼きなとことか、僕を真っ直ぐに見てくれる目とか、がっしりした大きな手とか、凛々しい眉とか、ホント数えきれないぐらい好きな所があるんだから。
最近はたまにSな面とか、こうやって一人で深く考えちゃうとことか。全部ぜーんぶ好きなのに。
僕こそ先輩の傍にいさせてもらっていいのかって、こんなにラッキーなことないって思ってるのに。
「…先輩のバカ。……僕には先輩だけなのに」
「だからそれは――」
「バカ…。違うもん…。恩はこの上なく感じてる。でもその前に先輩を好きなんだから。好きな人にこんなにいっぱいしてもらって、一緒にいられて、罪悪感湧くぐらい本当に幸せで…」
何て言ったらいいのか分からない。
どうやったら自分の想いを正確に伝えられるんだろう。
悔しくて、悲しくて、涙がこぼれた。
先輩にそんな風に思わせてしまってたって。
先輩ならわかってくれてるって、先輩はすごい人で何でもわかってるって勝手に思い込んでた。
「…っ…ちゃんと、……ちゃんと好きだから……そんなこと言わないで…」
先輩がメソメソしてる僕を引き寄せて、ひっしと抱きしめてくれる。その力強さに安心する。
こんなに安心できるのは先輩だから。
「アズサ、すまない。もう言わない。おまえの心が変わった時に受け入れられるように予防線を張っていたんだ。おまえが自由に動けるようになった後、俺じゃない奴を選んだ時に自分が傷つかないように…。弱いのは俺の方だな…」
「先輩…」
「すまない…。アズサの気持ちを疑ってるわけじゃないんだ」
先輩も不安になるんだ。
先輩も一緒なんだ。
だから、ちゃんと伝えなきゃいけないんだ。ずっと僕は誤魔化してきたから…、先輩が不安になっちゃったんだ。
……そっか、先輩も宗ちゃんも僕の言う事信じてくれないのって、ずっと僕が本心を誤魔化してきたから。肝心な時に本心を伝えずに逃げてきたから。
「…ごめんなさい」
「アズサ?」
「……もう、誤魔化したりしないから…、ちゃんと向き合うから…」
今までごめんなさい、と先輩の目を見上げてもう一度謝った。
「本当におまえは…」
察しが良すぎて困る。
そういった先輩は穏やかに息を吐いて、目を細めると、僕の顔を肩口に押し付けるみたいにギューッと僕を包み込んだ。
◇ ◇ ◇
「行けそうか?」
「…う、ん」
何回目のチャレンジになるのかな…。
今週末には閑さんとエレナさんが迎えに来て、先輩の実家にお邪魔する。…僕の新しい実家にもなるんだけど。信じられないよね。
それまでには何とか一歩でも外に出たいね、ってことで頑張ってはいるんだけど…。
今日こそは、って意気込んでると、先輩が僕の髪を撫で梳いた。
「気張るなよ」
「で、でも…また…」
「また発作が起これば、次また挑戦すればいい。それにいつでも発作を起こしていいんだからな。そのために俺がいるんだろ」
先輩がトントンと僕の背中を励ますように叩く。
…先輩って、ホントいつまでも僕のヒーローだよ。どうしてこんなに嬉しい言葉をくれるの?
先輩が一歩前に出ると、エントランスの自動ドアが開く。
境界線の向こうに行った先輩がドアが開きっぱなしになる距離で留まると振り返って、目を細めた。
後光が差すような先輩の姿。
ああ、やっぱり僕には先輩だけ。
先輩が離れろって言っても、もう離れてやらないんだから。ずっとずっと一途に思い続けてやるんだから。
僕は一つ歩を進めた。
「アズサ」
ほら、と先輩が僕に手を差し出す。
目の前にある先輩の大きな手。
僕は先輩のその手に手を延ばした。
延ばした手はどうしてか震えなかった。
――なんだか、今日は向こう側に行ける気がした。
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