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本編
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「…梓が心配だな。頼りないとは言え、梓の友人だったんだろ、こいつ」
「うん。アズちゃんも結構宗に気を許してた感じだったしね」
二人が溜息を吐くと、瀧元は顔を上げ、「アズがどうかしたんですか?」とやっと声を発した。
「おまえの他に梓にちゃんとした友人はいるのか?」
「……なんで五条先輩がアズの事知ってるんですか…」
「梓は俺の恋人になる予定なんだよ」
「はぁ!? 恋人!?」
「一緒に飯食べる約束もしてた。あいつに邪魔されたけどな」
「断られてたくせに…」
うるさいな!、と五条は獅々田に噛みつくように言った。
「……アズには片想いの人がいるんです。絶対にありえません」
「はいはい、その話は後でね。で、アズちゃんを守ってくれそうな友達いるの?」
獅々田がそういうと瀧元は溜息を吐きながらしゅんと肩を落とした。
「……一応俺のダチ紹介したけど、アズって基本隠すから、何かあったとしても言わないと思います…。制裁受けてたことだって、獅々田先輩に言ってなかったみたいだし」
予想外にジトっとした半目で瀧元に睨まれ、獅々田は目を見開いた。
「制裁?! いつから?! 本当に僕の親衛隊とこ?!」
「はっきりとは知らないですけど、俺は絡んでるの獅々田先輩しか見てないですから」
「うそ…。ちゃんとアズちゃんには制裁禁止って伝えてたのに…。はぁ、その上無視して…。……僕最低だよ。宗の事言ってられないみたい…。――でもリュウのとこの可能性もあるってことだよね」
「おい…。俺は梓に二回しか会えてないんだからな。俺よりもおまえの方が確率高いだろーが」
「…はぁ…、わかった。そっちの件も、ちゃんと調べとくね。アズちゃんを制裁するとか、除名してやるから」
「とにかく、今、梓を守れる奴がいないってことだな。しかたない、都賀に頼むか…」
「無理じゃない? 風紀委員を無視して、生徒会に宗を入れたから、大和怒ってるだろうし、聞いてもらえないんじゃないかなぁ」
「……なんで先輩もアズの好きな人が大和先輩って知ってるんですか?」
キョトンとした瀧元の疑問に、「え?」「は?」と獅々田と五条が同時に返した。そして、そんな二人の様子に瀧元が「え?」と発した。
「どういうことだ?」
「大和先輩に頼むって言ったじゃないですか。俺もそれが一番安心できる方法だと思って……俺、なんかマズった…?」
獅々田と五条は顔を見合わせ、もう一度瀧元に視線を戻した。
「都賀に頼むっていうのは風紀にっていう意味で――」
「ホントにホントなの? アズちゃんが大和の事好きって」
「……え、し、知らなかった、んですか…?」
瀧元はやっばーと頭を抱えて、またそこに蹲った。
「おい、その話聞かせろ、宗」
「ええっ、無理です! これ以上、アズを裏切れません!」
「裏切れないって、もう言っちゃってるし。でも、大和ってアズちゃんのセフレじゃないの?」
「あ?! 都賀がセフレ!? 梓の!? あいつ、くそ、なにしてやがる――」
「ちょっと、リュウは黙ってて。……ね、宗、ちゃーんと話してみようか?」
じりじりと威圧感のある視線に押されるように瀧元は後ずさるが、獅々田がその手を取って、無理やり椅子に座らせる。
「アズちゃん、まだこの学園に来てからまだ三ヶ月ぐらいだよね。それで大和とセフレなんておかしいと思ってたんだ。大和の事狙ってたってこと? 都賀に取り入ろうとしてるんじゃないの、片想いとか言って」
「そんなんじゃない! アズはそんなこと考えてない!」
「なんで宗がそんなはっきり言えるわけ?」
「……アズは大和先輩に助けられたって、ピンチを救ってもらったヒーローだって言ってた。あいつが嘘ついてるなんて俺は思わない。都賀に取り入ろうとかそんなんじゃないから、絶対」
獅々田は熱が冷めたように前のめりになっていた体を戻し、背もたれに身を預ける。
「助けられた…、ね」
「あの恒例行事じゃないのか?」
「恒例行事?」
「宗は知らない? 一時期、大和の片想い騒動があって、『お礼』を言えば大和に近づけるっていう噂が広がって、大和に『お礼』を言いに来る人が後を絶たなくなったんだよね」
「……違う。アズはそんな軽いものじゃないです。もう、三年も想い続けてて、この学校に来て会えたのも偶然でって。その時、アズ、すげぇ幸せそうな顔してたから、大和先輩には敵わないなって思ったし…」
そのまま尻すぼみに言葉を途切れさせた瀧元を二人は静かに見つめた。しかし、獅々田が「あ、」と思い立ったように声を発した。
「あのお礼の元ネタ、確かに三年前のことなんだよね。……兄さんが大和と一緒に出かけてる時に男の子を助けたけど、胸くそ悪い事件だったって言ってた。内容は口外できないって教えてもらえなかったけど、仲間内でかなり大和がイジられてるの見たんだよね。気になる相手だったのに名前も聞かずに帰しちゃったって」
「それ、俺も見たな。確か球技大会の準備で遅くまで残って……そういえば、あれも…三年前の…五月…?」
ちょっと待て、と五条がノートパソコンのスリープ状態を解いた。そこに映った映像を瀧元が覗き込む。
「なんですか、これ」
「ビデオ。槙野から聞いてるだろ。俺たちはこれが梓が槙野を襲わせた現場を撮ったものじゃねーかって考えてる。槙野の復讐はこれが基になってる」
「アズがそんなことするはず――」
「聞けって。これも三年前の五月に撮られた映像、なんだ」
「リュウ、それって、大和が関係してたのがこの事件だって言いたいの?」
「可能性があるっていうだけだ。梓が企てた事件、梓が大和に助けられた事件。梓が関与してるかもしれない事件が同時期にあるなんてあやしいだろ。これ、もう少し大きい画面で見れねーか」
「そのテレビに映せるよ」
獅々田がケーブルを取り出し、テレビとノートパソコンを接続すると、すぐに画面が映し出された。
「う……これ、大画面で見るものじゃないですよ…」
「僕もこういうの苦手。見たくないけど、しょうがないよね」
「……おい、今一瞬外に…。コマ送り無理か?」
「いけるよー。えっと、どう? ここら辺?」
「これだ。これ、斗里さんじゃないか?」
五条がテレビ画面を直に指さす。それを獅々田は目を凝らすように見た。
「この金髪。窓の向こうに一瞬映ってる」
「…なら後ろに大和が乗ってるはず。もう少し進めるよ」
「都賀って、この時もう黒に染めてたか?」
「うん。中一から黒だったよ」
「……? これ、立ってるのか? バイクに」
「ホントだ。人映ってるのわかるね。…あっ、なんか投げ…」
獅々田がそういうと同時に動画は途切れ、のっぺりとした黒い画面へと変わった。
「ここで切れてるのか…。あれが斗里さんなら、都賀にこれを見せて確かめるべきだろ」
獅々田と五条は揃って瀧元を見つめた。
「……なんですか…」
「大和呼んできてよ、宗」
「一番ガード緩いのおまえだろ。俺らが動くと目立つからな」
「…嫌味ですか、それ」
「いいから早く行けって!」
五条が急かすように声を荒げ、瀧元は慌てて立ち上がると、ドアに飛びついた。
「うん。アズちゃんも結構宗に気を許してた感じだったしね」
二人が溜息を吐くと、瀧元は顔を上げ、「アズがどうかしたんですか?」とやっと声を発した。
「おまえの他に梓にちゃんとした友人はいるのか?」
「……なんで五条先輩がアズの事知ってるんですか…」
「梓は俺の恋人になる予定なんだよ」
「はぁ!? 恋人!?」
「一緒に飯食べる約束もしてた。あいつに邪魔されたけどな」
「断られてたくせに…」
うるさいな!、と五条は獅々田に噛みつくように言った。
「……アズには片想いの人がいるんです。絶対にありえません」
「はいはい、その話は後でね。で、アズちゃんを守ってくれそうな友達いるの?」
獅々田がそういうと瀧元は溜息を吐きながらしゅんと肩を落とした。
「……一応俺のダチ紹介したけど、アズって基本隠すから、何かあったとしても言わないと思います…。制裁受けてたことだって、獅々田先輩に言ってなかったみたいだし」
予想外にジトっとした半目で瀧元に睨まれ、獅々田は目を見開いた。
「制裁?! いつから?! 本当に僕の親衛隊とこ?!」
「はっきりとは知らないですけど、俺は絡んでるの獅々田先輩しか見てないですから」
「うそ…。ちゃんとアズちゃんには制裁禁止って伝えてたのに…。はぁ、その上無視して…。……僕最低だよ。宗の事言ってられないみたい…。――でもリュウのとこの可能性もあるってことだよね」
「おい…。俺は梓に二回しか会えてないんだからな。俺よりもおまえの方が確率高いだろーが」
「…はぁ…、わかった。そっちの件も、ちゃんと調べとくね。アズちゃんを制裁するとか、除名してやるから」
「とにかく、今、梓を守れる奴がいないってことだな。しかたない、都賀に頼むか…」
「無理じゃない? 風紀委員を無視して、生徒会に宗を入れたから、大和怒ってるだろうし、聞いてもらえないんじゃないかなぁ」
「……なんで先輩もアズの好きな人が大和先輩って知ってるんですか?」
キョトンとした瀧元の疑問に、「え?」「は?」と獅々田と五条が同時に返した。そして、そんな二人の様子に瀧元が「え?」と発した。
「どういうことだ?」
「大和先輩に頼むって言ったじゃないですか。俺もそれが一番安心できる方法だと思って……俺、なんかマズった…?」
獅々田と五条は顔を見合わせ、もう一度瀧元に視線を戻した。
「都賀に頼むっていうのは風紀にっていう意味で――」
「ホントにホントなの? アズちゃんが大和の事好きって」
「……え、し、知らなかった、んですか…?」
瀧元はやっばーと頭を抱えて、またそこに蹲った。
「おい、その話聞かせろ、宗」
「ええっ、無理です! これ以上、アズを裏切れません!」
「裏切れないって、もう言っちゃってるし。でも、大和ってアズちゃんのセフレじゃないの?」
「あ?! 都賀がセフレ!? 梓の!? あいつ、くそ、なにしてやがる――」
「ちょっと、リュウは黙ってて。……ね、宗、ちゃーんと話してみようか?」
じりじりと威圧感のある視線に押されるように瀧元は後ずさるが、獅々田がその手を取って、無理やり椅子に座らせる。
「アズちゃん、まだこの学園に来てからまだ三ヶ月ぐらいだよね。それで大和とセフレなんておかしいと思ってたんだ。大和の事狙ってたってこと? 都賀に取り入ろうとしてるんじゃないの、片想いとか言って」
「そんなんじゃない! アズはそんなこと考えてない!」
「なんで宗がそんなはっきり言えるわけ?」
「……アズは大和先輩に助けられたって、ピンチを救ってもらったヒーローだって言ってた。あいつが嘘ついてるなんて俺は思わない。都賀に取り入ろうとかそんなんじゃないから、絶対」
獅々田は熱が冷めたように前のめりになっていた体を戻し、背もたれに身を預ける。
「助けられた…、ね」
「あの恒例行事じゃないのか?」
「恒例行事?」
「宗は知らない? 一時期、大和の片想い騒動があって、『お礼』を言えば大和に近づけるっていう噂が広がって、大和に『お礼』を言いに来る人が後を絶たなくなったんだよね」
「……違う。アズはそんな軽いものじゃないです。もう、三年も想い続けてて、この学校に来て会えたのも偶然でって。その時、アズ、すげぇ幸せそうな顔してたから、大和先輩には敵わないなって思ったし…」
そのまま尻すぼみに言葉を途切れさせた瀧元を二人は静かに見つめた。しかし、獅々田が「あ、」と思い立ったように声を発した。
「あのお礼の元ネタ、確かに三年前のことなんだよね。……兄さんが大和と一緒に出かけてる時に男の子を助けたけど、胸くそ悪い事件だったって言ってた。内容は口外できないって教えてもらえなかったけど、仲間内でかなり大和がイジられてるの見たんだよね。気になる相手だったのに名前も聞かずに帰しちゃったって」
「それ、俺も見たな。確か球技大会の準備で遅くまで残って……そういえば、あれも…三年前の…五月…?」
ちょっと待て、と五条がノートパソコンのスリープ状態を解いた。そこに映った映像を瀧元が覗き込む。
「なんですか、これ」
「ビデオ。槙野から聞いてるだろ。俺たちはこれが梓が槙野を襲わせた現場を撮ったものじゃねーかって考えてる。槙野の復讐はこれが基になってる」
「アズがそんなことするはず――」
「聞けって。これも三年前の五月に撮られた映像、なんだ」
「リュウ、それって、大和が関係してたのがこの事件だって言いたいの?」
「可能性があるっていうだけだ。梓が企てた事件、梓が大和に助けられた事件。梓が関与してるかもしれない事件が同時期にあるなんてあやしいだろ。これ、もう少し大きい画面で見れねーか」
「そのテレビに映せるよ」
獅々田がケーブルを取り出し、テレビとノートパソコンを接続すると、すぐに画面が映し出された。
「う……これ、大画面で見るものじゃないですよ…」
「僕もこういうの苦手。見たくないけど、しょうがないよね」
「……おい、今一瞬外に…。コマ送り無理か?」
「いけるよー。えっと、どう? ここら辺?」
「これだ。これ、斗里さんじゃないか?」
五条がテレビ画面を直に指さす。それを獅々田は目を凝らすように見た。
「この金髪。窓の向こうに一瞬映ってる」
「…なら後ろに大和が乗ってるはず。もう少し進めるよ」
「都賀って、この時もう黒に染めてたか?」
「うん。中一から黒だったよ」
「……? これ、立ってるのか? バイクに」
「ホントだ。人映ってるのわかるね。…あっ、なんか投げ…」
獅々田がそういうと同時に動画は途切れ、のっぺりとした黒い画面へと変わった。
「ここで切れてるのか…。あれが斗里さんなら、都賀にこれを見せて確かめるべきだろ」
獅々田と五条は揃って瀧元を見つめた。
「……なんですか…」
「大和呼んできてよ、宗」
「一番ガード緩いのおまえだろ。俺らが動くと目立つからな」
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