【R18】溺愛×悪役令嬢 reboot

月極まろん

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◆悪役令嬢の処罰◆

2 ※

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 ズボンの前をくつろげたエドアルドが、ローザの上にのしかかってきた。
「エドアルドさま……」
 彼の指がローザの陰唇をくつろげる。ぬちゃぬちゃと粘った音がした。
「もう、準備はできているようだね」
「は、はい」
 頬を熱くしてうなずく。
 早く来てほしい……。
 その気持ちを込めてもっと強くしがみつく。制服のままの彼の堅いジャケットが薄布越しに肌に当たる。
 彼は軽い吐息を漏らしてローザの中にたくましい牡をねじ込んできた。狭い柔襞の隙間を貫かれて、ローザは嬌声をあげた。ずっと待ち望んでいた瞬間だった。

「……あっ、エドアルドさま……」
 ぐちゅりぐちゅりとかき混ぜられて、ざらりとした善いところを牡のくびれが擦っていくたび、ローザは喜びの悲鳴をあげる。
「あっ、いい、いいです、あっ、ふぁっ」
 足の指先までもが快感にしびれる。
 お腹の奥からさらに熱い雫があふれてくる。
 ぐちゅっ
 ぐちゅぐちゅっ
「くそっ」
 エドアルドは荒い息をついて、舌打ちをした。
「……本当に、ひどいひとだ……。っあっ、柔らかい……」
 より激しく腰をふりながら、ローザの大きな胸へとむしゃぶりついた。薄布越しに突起を舐め、軽くかじる。
 いつもよりも乱暴に、両手で強く揉みしだく。
 薄いシルクのネグリジェが唾液で透けて、よりいっそう淫靡に、ミルク色の肌と果実のような先端を見せつけた。
 ローザは背中を反らして、電気のような快楽に喘いだ。
 室内の暗がりからもいくつも荒い呼吸が聞こえる。
「ああんっ、あ、……本当に、あ、ごめんなさい……、ごめんなさい……」
 こんなひどい女なんて、めちゃくちゃにして欲しい……。
「奥まで、奥までください! ああっ」
 お腹の中いっぱいにたくましいエドアルドを感じて、子宮までかきまぜられて、ローザは何度も達した。
 自分で慰めるよりもずっとずっと気持ちよかった。



  ◆ ◆ ◆



「次は俺ですね」
 ちからを失った杭をエドアルドが抜くかどうかのうちに、チェリオが明かりの中に進み出てきた。
 制服は色っぽく着崩れていて、ズボンの隙間から出された牡は天をあおぎ、すでに先端が濡れている。
「……我慢できずに自分の手でやってしまいました。ローザ様、どうかカルミネにしたようにしてくれますか?」
 ねばつく液体に汚れた手で頬を撫でられる。男の匂いがした。

「はい……」
 ベッドに乗り出してきた彼の陰茎を、乳房のあいだに挟み込む。
 前世からコンプレックスだったおっぱいだけど、好きな人たちを喜ばせられるなら嬉しい。
 両手で大きなふくらみを支えながら、強弱をつけて竿をこねまわす。
「っ」
 目元を染めたチェリオは、快楽の吐息を漏らした。それが嬉しくて、荒れ狂う先端をぺろりと舐める。爆発するかのように、白濁した液が飛び散った。
「うっ……その顔は、反則でしょう……」
 射精して照れる彼が愛おしい。
 オレンジの長い癖っ毛。夜の森のような双眸の、大好きな大好きな騎士。
 ローザがそのまま柔らかな陰茎をしゃぶると、太い牡はあっというまに勢いを取り戻した。乳房で挟みながら、懸命に奉仕する。
 彼は珍しくローザにされるがままだった。ローザを気持ちよくさせようとはしない。
 それも仕方ないだろう。ローザは彼らを裏切ったのだから……。
「ごめんなさい、チェリオさま……」
 せめて、気持ちよくなってもらいたい。彼の怒張を、苦しくなるほど唇に飲み込む。彼に習ったように、歯を立てないように――。
 ちゅぱっ
 ちゅぱっ
 くびれをしごきながら、前後に頭を動かす。
「くっ、また出……」
 切ない喘ぎ声とともに、牡が抜かれた。
 そのまま、引きずるように乱暴に押し倒されて、性急に挿入される。
「きゃっ」
 ふくらみきった男根が、無理矢理にねじ込まれる。それだけでローザは達した。
 彼はもう、二度と抱いてくれないと思っていた。喜びで涙がこぼれてきた。
「チェリオさま……」
 ムスクのような甘い香りの肌に包まれる。
「……っ、貴女は、いつも……俺たちを振り回す!」
 膣の奥までぐちゃぐちゃにかき混ぜられる。あふれる愛液が恥ずかしい音をたてて室内に響きわたる。荒い呼吸と嬌声。
「あっ、……あんっ、ふぁんっ、ごめんなさい、……ごめんなさい!」
 嵐のように翻弄されながら、ローザは何度も快感のてっぺんに達した。



  ◆ ◆ ◆



「ねぇ、ローザ」
 ベッドの端に座ったエドアルドは、ちからなく横たわったローザの頬を優しく撫でた。
「この国の高貴な女性は、婚約者を五人まで持てる。……そのかわり、それ以外の男とセックスすることは許されてはいない」
「……ええ、そうですわ」
 どこまでが性行為と呼ぶのか。という問題はあるが。
 貴族令嬢であっても、浮気をすれば婚約者から鞭を打たれたり、一族の恥曝しとして父親の手で髪を切り落とされて、女性だけの修道院に送り込まれたりもする。
 それは、この世界の元となったゲームでのローザ・ロゼの最期エンディングでもあった。
 そして、浮気相手の男もそれなりに罰せられるルールとなっているが、そちらは、すでに婚約している男たちによって処罰の内容が決められるしきたりとなっている。


「ねぇ、ローザ。ということは――」
 そのままエドアルドの手が耳元をくすぐり、指先がローザの耳の穴を嬲る。
「……あっ」
「カルミネ・カモミールを君の新しい婚約者にすれば、可愛い君を罰しなくていいということだ」

 なにを言われたのか、理解できなかった。
「……え」
 つい先日に第二婚約者がついたばかりなのに、三番目を入れろと?
「君はどうしたい? このままふたりとも厳しく処罰されるか、それともあいつを新しい婚約者として受け入れるか?」
 隣に横たわったチェリオが、苦笑する。
「そうですね、殿下。……残念ながら今の俺たちは忙しくて、ローザ様のことを毎日は慰めてさしあげられませんし」
「可愛いローザ、淫乱なローザ。君の欲を満足させるには、もっとたくさん婚約者がいないと駄目なようだね。信頼できる、君がセックスしても構わないちゃんとした婚約者が」

 彼らの視線の先――。
 ようやく室内の暗さに慣れたローザにも見えてくる。
 暗がりの椅子に座ったしどけないリリィと、その隣には……。
「……カルミネさま?」
 一週間ぶりに姿を見た、生徒会の会計。
 鮮やかな緑色の、癖のないサラサラの髪。チェリオよりも長く伸ばした髪を後ろで束ねている。
 私服姿の彼は苦しそうだった。
 図書館の時のように、ローザを見つめる。銀縁の眼鏡の陰から欲望と希望に濡れた濃い灰色の瞳が――。
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