闇と光の慈愛のコントラスト

ひろの助

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第Ⅲ章。「光と闇がまじわるとき」

3、富める土地

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--富める土地--

マイァシは、鏡に向かって、運ぶ船の石碑を呼び出した。
ロイアナの姿が見える。
(待たせたな。原因は分かった。
 明日の早朝、また来るように。
 その時に対処方法を伝える)
マイァシは、鏡に写るロイアナに話しかけた。
(ありがたき幸せです。
 明日の早朝に来ます。
 ありがとうございました)
ロイアナは、うやうやしく礼を言ってお辞儀した。
ロイアナは、安堵して、家に帰っり、ブリンスに使いを出し連絡した。

翌朝、早朝、ロイアナは、運ぶ船の石碑に、いそいそ向かった。
石碑は霧に包まれていた。少し肌寒い。
心で念じる。
(到着しました)
そして、じっと待った。


その暫く前、夜が明けるとマイァシは、起き出し、
闇の種族の村に行った。
昨日枯れていた畑に向かった。

畑の葉は、緑に蘇っていた。
(アクデシアの薬が効いたのか)
(ロイアナに薬を闇の種族の村に取りにいかせるとするか)
そうつぶやいて、マイァシは、光の天空城に戻った。

今、鏡の前。
(待たせたな)
マイァシは、話す。
(いいえとんでもありません)
ロイアナは、恐縮している。
(では 伝える)
(はい)
(山下り、闇の種族の村に行き、
 アクデシアにこの手紙をわたせ。
 すべては、手紙に書いてある)
ロイアナは、それを聞き終わると石碑の下の段を見た。
そこには、手紙が置いてあった。
(ありがとうございます)
(それでは、行くがよい)
マイァシは、交信を切った。

ロィアナは、手紙を持って村に帰り、ブリンスに報告した。
プリンスは、すこし強張こわばった。
闇の村には、近づかないように言われていたからである。
ロィアナも何か起こる気がしたが。しかし、
息子に闇の村に行かせることにした。
「エンビ。お使いを頼む」
「はぃ」息子のエンビは、答えた。
ロイァナは、神から告げられたことを説明し、手紙を渡した。
エンビは、手紙を持ち、山を下りた。
歩きながら、いろんなことを考えた。
闇の種族。我らは神の子。奴らは、土の民。
交わることを禁じられてた村。
そして、目の前に草原が開けた。
(はじめて山を下りた。こんな土地があるのか)
エンビは、驚きを隠せなかった。
 
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