不思議なハートの力

ひろの助

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第Ⅲ章。「決戦の放課後」

1、新たな謎①-試合後の結果-

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---新たななぞ①試合後の結果---

試合は、終わった。勝ったのは、「宮の城」。
天地は、骨を折って救急車に、なぜか、付きものが落ちたように、
安らかな顔をしていた。
「なんか やさしくない?」
比呂は、天地を見て言った。
「確かに! でも、勝ちの意識は、半端じゃなかった」
裕也は、天地をたたえる。
「うちらもなぁ。
 真菜美。起きたらしいぞ。
 り起きたって 看護婦さん びびってたらしい。
 見舞いに行くかぁ 凱旋がいせん報告」
比呂は、真菜美の様子を話した。
「いきますか」
裕也は、真菜美ちゃんが内心で心配だった。
声や気持ちが聞こえていた気がする。
「裕也 足!」
比呂は、裕也の歩き方を見て不自然なので気に成っていた。
「ねじった」
裕也は、答えた。
「だよなぁ 無事で済むわけないか あははは」
2人で笑った。勝利の安堵感だった。

真菜美は、ベッドを飛び起きた。すごい音がしたので、看護婦さんが飛んできた。
ごまかすのに
「夢見てました。 ごめなさい」(そのままじゃん)(*^^)v
その後、比呂と裕也が凱旋報告しに見舞いに来た。
真菜美は(安心した)現実と夢が重なった。
裕也と真菜美には、不思議と一体感が生まれていた。
「心配かけてすいません」
だが、真菜美は、他人行儀に裕也に謝った。
「あははは 元気でなにより」
裕也と比呂は、真菜美の神妙しんみょうとした態度に笑いが出た。
「真菜美ちゃんのおかげ」
裕也は、改めて礼を言う。
真菜美と裕也は、「あはは タッチ」2人で笑う。
病院の先生も見に来た。
「一応、後、一週間、様子見ますね」
とのことで、逃がしてくれない。

「残念 病院食あきたょ」
真菜美は、愚痴ぐちる。

一週間後、宮の城に次の試合があった。
真菜美は研究材料か、病院で検査づめである。
裕也は、足の怪我けがを押して出たが、みんな、終わっていた。
結果、「3:0」で負けてしまった。でも、満足まんぞくげな部員である。
「あああ!負けちゃった」
朋子は、残念である。
(先週。あんだけいい試合をしたのに)(^_^メ)(からむぞ!)
「そうだね」
王妙は、相槌あいづちをうつ。
王妙は、試合の前、横に座った男の子、成昇付属小学校で、
宮の城が勝った高校の付属小学校。
朋子は、なんか悪い気がして、一緒に応援することにした。
目がすてき
(青いようなぁ かがやきがある 魅力みりょくてき うふ)
 :
れ安い朋子である。

病院では思い出したように
(あ!のろいの主! 誰だったんだろ?レイナさん…)
真菜美は、慌てる。(まあ良いか。退院してから聞こう)
次の日、検査地獄も終わり退院した。
(ほぉっと また、毎日、学校かぁ いやだなぁ)
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