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二章 人気者の先輩たち
火鬼の日宮先輩
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昼休み、三階の廊下をパタパタと走っていた。
廊下は走っちゃダメなのは分かっているけれど、先生に頼まれた用事を済ませていたら結構遅くなっちゃったんだもん。
早くしないとお弁当食べそびれちゃう。
そうして階段のある角を曲がろうとしたとき。
「さっさとこの里から出て行けよ!」
と、男子のイラついたような声が聞こえて思わず足を止める。
ゆっくりのぞいてみると、一人の男子生徒を三人くらいの男子が囲んでいた。
上履きのラインの色を見るとみんな三年生みたい。
何? いじめ!? ど、どうしよう!?
いじめの現場に居合わせてしまったわたしは、突っ込んでいくことも放っておくこともできず彼らの様子をうかがい見ることしかできない。
どうすればいいのか分からなくて、とりあえず彼らの《感情の球》を見た。
色とりどりの球の中、いじめられている人の燃えるように真っ赤な球が一番印象的に見える。
三人に詰め寄られているのに彼は落ち着いているのか、特にモヤも光も見えない。
他の三人の球には、不満を表す赤紫が入った灰色のモヤが少し見えた。
それでも濃い色じゃなかったから、酷いことはしなさそうだと分かってちょっと安心する。
そうしている間にも彼らの会話は続けられていた。
「お前が必要としてるのは霊力の高いあやかしなんだろう? だったら別にこの里じゃなくたっていいじゃないか!?」
「そうだよ、嫁探しなら別でやれ。迷惑なんだよ」
よくわからないけれど、話の内容からいじめられている人は外から嫁探しのためにこの里へ来ているってことらしい。
でも中学生のうちから嫁探しって……。
どんな事情でそんなことをしているんだろうとその人を改めて見て気づいた。
この人確か、日宮先輩……だったよね?
風雅先輩とは正反対の赤みを帯びた黒髪。
その長めの黒髪を後ろで1つに結んでいる髪形は結構目立つし覚えていた。
何より、主に女子の間でよく話題に上がる人だから。
その日宮先輩は冷たく見えるほどの無表情で面倒そうに彼らに答える。
「……別にいいだろ? ここの山の神には許可も得てる」
「それこそおかしいだろ? 山の神はここ十二年眠っているんだ。いつ許可を取ったって言うんだよ!?」
「はぁ……眠っていても対話する方法はあるんだっての」
うんざりした様子で前髪をかき上げる日宮先輩。
同じような説明を何度もしているのかもしれない。
「とにかく出て行けよ。あんまり好き勝手するなら、俺らだって大人しくはしていられないぞ?」
「あん?」
少し険悪な雰囲気になってきてハラハラしてくる。
三人の《感情の球》のモヤが濃くなったと思ったら、日宮先輩の《感情の球》が赤くきらめいた。
「大人しくはしない? それはこっちのセリフだ。あんまりうるさいと、俺だって大人しくしていられるかわからねぇぞ?」
「な、なんだよ……」
三人の《感情の球》のモヤが赤紫から青紫に近くなる。
多分、怯えの色。
日宮先輩は、右手のひらを上に向けて不敵に笑った。
次の瞬間、手のひらの上に火の玉が現れる。
驚いたけれど、そういえば日宮先輩は火鬼って種類の鬼だって聞いた気がする。
鬼にも種類があるんだ、くらいにしか思っていなかったけれど、火を扱うから火鬼って言うのかなって納得した。
「最強の鬼と言われる火鬼の力、少し見せてやろうか?」
「っ!?」
「べ、別に今すぐどうこうしようなんて言ってねぇだろ!?」
「そ、そうだよ。注意しただけじゃんか」
明らかに怯えた様子になった三人は、「行こうぜ」と言って階段を駆け下りて行く。
いじめでは無かったみたいだけれど、何にしても大ごとにならなくて良かった。
わたしはホッとして《感情の球》を見るのをやめる。
でも、その途端声が掛けられた。
「……で? お前はいつまでそこでのぞき見してるわけ?」
「ひぇ!?」
ビックリしてまた角から顔を出すと、日宮先輩は明らかにわたしを見ている。
バッチリ目が合ってしまった。
見てたのバレてたんだ……。
「ご、ごめんなさい。どうしたらいいかわからなくて……」
謝ったけれど、日宮先輩はどうでも良さそうに「ま、別にいいけど」とわたしから視線を外す。
それでわたしへの興味もなくなったみたいだったから、「失礼しました」と告げて小走りで階段に向かった。
そのまま走り去ろうと思っていたのに……。
「ん? おい、ちょっと待て!」
と、日宮先輩の前を通ったときに腕を掴まれ引き止められてしまう。
「な、何ですか?」
「お前、何のあやかしだ? これほどの霊力……そうそうないぞ?」
「え? えっと……サトリ、ですけど」
何を言っているのかよくわからなかったけれど、答えないと多分離してくれないと思って正直に答える。
なのに……。
「サトリ!? ウソつくんじゃねぇ! そんな底辺のあやかしなわけねぇだろ!?」
「ええぇ……?」
ウソなんてついてないのに……。
「なんにしても、今までで一番強い霊力を感じるな……」
困り果てるわたしをよそに、日宮先輩は何やら独り言をつぶやいていた。
「外見は……まあ、可愛い方か。お子様体型だがそれはこれからに期待ってことで……」
「……」
よくわからないけれどお子様体型って何? 初対面の女の子にそれはちょっとひどくないかな?
口には出さなかったけれど、ジトーッと目でうったえた。
でもやっぱり日宮先輩は気にしていないみたいで、「よし!」と一人で何か頷いている。
「決めた。お前、名前は?」
「え? あ、瀬里美沙都ですけど……」
「美沙都、お前今から俺の第一嫁候補な」
「は?」
聞き間違いかな?
わたしが嫁とか聞こえたけれど……。
「だから、俺の嫁」
「何でですか!?」
「俺は火鬼の日宮煉。あ、嫁なんだから煉って呼べよ?」
聞き間違いじゃなかったらしいので理由を聞いてみるとまずは自己紹介された。
「俺は日宮家の当主からこの里で一番霊力の高い娘を嫁にもらって来いって言われて派遣されてきたんだ」
「……はぁ」
それでどうしてわたしが嫁になるんだろう?
「この里に来て今まで出会った中で美沙都が一番霊力高いからな。だから第一嫁候補だ」
「ええ!?」
嫁の意味は理解できたけれど、納得は出来ない。
「霊力が高いとかありえないです。わたし本当にサトリですし、サトリの中でも力が弱いくらいなんですから!」
「はぁ? んなわけねぇだろ。こうして腕掴んでるだけでも分かるくらいなのに」
そう言って日宮先輩はもう片方の手でわたしの頬に触れた。
「ほら、素肌に触れるともっとよくわかる」
「なっ、あの、離してくださいっ」
男の子にこんな風に触られたことがなくて、ちょっと怖くなった。
すると、今までブレザーのポケットの中で大人しくしていたコタちゃんがピョコッと顔を出す。
「キー!」
「うわっ、何だ!?」
わたしを助けようとしてくれているのか、日宮先輩の顔に勢いよく飛び掛かって行った。
驚いた日宮先輩は両手をわたしから離してコタちゃんを振り払おうとする。
「コタちゃん、ありがとう! おいで」
言うと、コタちゃんはピョンピョン跳ねるようにして戻ってくる。
手のひらにコタちゃんが乗ると、わたしはすぐに階段を駆け下りて逃げた。
日宮先輩は追いかけては来なかったけれど、念を押すようにわたしに叫ぶ。
「美沙都! 忘れんなよ!? お前は俺の嫁だからな!」
忘れたいですぅ~~~!
半分泣きそうな気分になりながら、わたしは教室まで全力疾走した。
***
お昼はやっぱり時間が少なくなって、お弁当を食べきるのが精いっぱいだった。
日宮先輩のことを仁菜ちゃんに相談したかったけれど、そんな時間もなく午後の授業が始まってしまう。
放課後にはちゃんと話そうと思っていたけれど、その前に掃除の時間があった。
ゴミを焼却炉に捨てに行かなきゃならなかったわたしは、まさかまた別の意味で衝撃的な出会いをするとは思わなかった。
廊下は走っちゃダメなのは分かっているけれど、先生に頼まれた用事を済ませていたら結構遅くなっちゃったんだもん。
早くしないとお弁当食べそびれちゃう。
そうして階段のある角を曲がろうとしたとき。
「さっさとこの里から出て行けよ!」
と、男子のイラついたような声が聞こえて思わず足を止める。
ゆっくりのぞいてみると、一人の男子生徒を三人くらいの男子が囲んでいた。
上履きのラインの色を見るとみんな三年生みたい。
何? いじめ!? ど、どうしよう!?
いじめの現場に居合わせてしまったわたしは、突っ込んでいくことも放っておくこともできず彼らの様子をうかがい見ることしかできない。
どうすればいいのか分からなくて、とりあえず彼らの《感情の球》を見た。
色とりどりの球の中、いじめられている人の燃えるように真っ赤な球が一番印象的に見える。
三人に詰め寄られているのに彼は落ち着いているのか、特にモヤも光も見えない。
他の三人の球には、不満を表す赤紫が入った灰色のモヤが少し見えた。
それでも濃い色じゃなかったから、酷いことはしなさそうだと分かってちょっと安心する。
そうしている間にも彼らの会話は続けられていた。
「お前が必要としてるのは霊力の高いあやかしなんだろう? だったら別にこの里じゃなくたっていいじゃないか!?」
「そうだよ、嫁探しなら別でやれ。迷惑なんだよ」
よくわからないけれど、話の内容からいじめられている人は外から嫁探しのためにこの里へ来ているってことらしい。
でも中学生のうちから嫁探しって……。
どんな事情でそんなことをしているんだろうとその人を改めて見て気づいた。
この人確か、日宮先輩……だったよね?
風雅先輩とは正反対の赤みを帯びた黒髪。
その長めの黒髪を後ろで1つに結んでいる髪形は結構目立つし覚えていた。
何より、主に女子の間でよく話題に上がる人だから。
その日宮先輩は冷たく見えるほどの無表情で面倒そうに彼らに答える。
「……別にいいだろ? ここの山の神には許可も得てる」
「それこそおかしいだろ? 山の神はここ十二年眠っているんだ。いつ許可を取ったって言うんだよ!?」
「はぁ……眠っていても対話する方法はあるんだっての」
うんざりした様子で前髪をかき上げる日宮先輩。
同じような説明を何度もしているのかもしれない。
「とにかく出て行けよ。あんまり好き勝手するなら、俺らだって大人しくはしていられないぞ?」
「あん?」
少し険悪な雰囲気になってきてハラハラしてくる。
三人の《感情の球》のモヤが濃くなったと思ったら、日宮先輩の《感情の球》が赤くきらめいた。
「大人しくはしない? それはこっちのセリフだ。あんまりうるさいと、俺だって大人しくしていられるかわからねぇぞ?」
「な、なんだよ……」
三人の《感情の球》のモヤが赤紫から青紫に近くなる。
多分、怯えの色。
日宮先輩は、右手のひらを上に向けて不敵に笑った。
次の瞬間、手のひらの上に火の玉が現れる。
驚いたけれど、そういえば日宮先輩は火鬼って種類の鬼だって聞いた気がする。
鬼にも種類があるんだ、くらいにしか思っていなかったけれど、火を扱うから火鬼って言うのかなって納得した。
「最強の鬼と言われる火鬼の力、少し見せてやろうか?」
「っ!?」
「べ、別に今すぐどうこうしようなんて言ってねぇだろ!?」
「そ、そうだよ。注意しただけじゃんか」
明らかに怯えた様子になった三人は、「行こうぜ」と言って階段を駆け下りて行く。
いじめでは無かったみたいだけれど、何にしても大ごとにならなくて良かった。
わたしはホッとして《感情の球》を見るのをやめる。
でも、その途端声が掛けられた。
「……で? お前はいつまでそこでのぞき見してるわけ?」
「ひぇ!?」
ビックリしてまた角から顔を出すと、日宮先輩は明らかにわたしを見ている。
バッチリ目が合ってしまった。
見てたのバレてたんだ……。
「ご、ごめんなさい。どうしたらいいかわからなくて……」
謝ったけれど、日宮先輩はどうでも良さそうに「ま、別にいいけど」とわたしから視線を外す。
それでわたしへの興味もなくなったみたいだったから、「失礼しました」と告げて小走りで階段に向かった。
そのまま走り去ろうと思っていたのに……。
「ん? おい、ちょっと待て!」
と、日宮先輩の前を通ったときに腕を掴まれ引き止められてしまう。
「な、何ですか?」
「お前、何のあやかしだ? これほどの霊力……そうそうないぞ?」
「え? えっと……サトリ、ですけど」
何を言っているのかよくわからなかったけれど、答えないと多分離してくれないと思って正直に答える。
なのに……。
「サトリ!? ウソつくんじゃねぇ! そんな底辺のあやかしなわけねぇだろ!?」
「ええぇ……?」
ウソなんてついてないのに……。
「なんにしても、今までで一番強い霊力を感じるな……」
困り果てるわたしをよそに、日宮先輩は何やら独り言をつぶやいていた。
「外見は……まあ、可愛い方か。お子様体型だがそれはこれからに期待ってことで……」
「……」
よくわからないけれどお子様体型って何? 初対面の女の子にそれはちょっとひどくないかな?
口には出さなかったけれど、ジトーッと目でうったえた。
でもやっぱり日宮先輩は気にしていないみたいで、「よし!」と一人で何か頷いている。
「決めた。お前、名前は?」
「え? あ、瀬里美沙都ですけど……」
「美沙都、お前今から俺の第一嫁候補な」
「は?」
聞き間違いかな?
わたしが嫁とか聞こえたけれど……。
「だから、俺の嫁」
「何でですか!?」
「俺は火鬼の日宮煉。あ、嫁なんだから煉って呼べよ?」
聞き間違いじゃなかったらしいので理由を聞いてみるとまずは自己紹介された。
「俺は日宮家の当主からこの里で一番霊力の高い娘を嫁にもらって来いって言われて派遣されてきたんだ」
「……はぁ」
それでどうしてわたしが嫁になるんだろう?
「この里に来て今まで出会った中で美沙都が一番霊力高いからな。だから第一嫁候補だ」
「ええ!?」
嫁の意味は理解できたけれど、納得は出来ない。
「霊力が高いとかありえないです。わたし本当にサトリですし、サトリの中でも力が弱いくらいなんですから!」
「はぁ? んなわけねぇだろ。こうして腕掴んでるだけでも分かるくらいなのに」
そう言って日宮先輩はもう片方の手でわたしの頬に触れた。
「ほら、素肌に触れるともっとよくわかる」
「なっ、あの、離してくださいっ」
男の子にこんな風に触られたことがなくて、ちょっと怖くなった。
すると、今までブレザーのポケットの中で大人しくしていたコタちゃんがピョコッと顔を出す。
「キー!」
「うわっ、何だ!?」
わたしを助けようとしてくれているのか、日宮先輩の顔に勢いよく飛び掛かって行った。
驚いた日宮先輩は両手をわたしから離してコタちゃんを振り払おうとする。
「コタちゃん、ありがとう! おいで」
言うと、コタちゃんはピョンピョン跳ねるようにして戻ってくる。
手のひらにコタちゃんが乗ると、わたしはすぐに階段を駆け下りて逃げた。
日宮先輩は追いかけては来なかったけれど、念を押すようにわたしに叫ぶ。
「美沙都! 忘れんなよ!? お前は俺の嫁だからな!」
忘れたいですぅ~~~!
半分泣きそうな気分になりながら、わたしは教室まで全力疾走した。
***
お昼はやっぱり時間が少なくなって、お弁当を食べきるのが精いっぱいだった。
日宮先輩のことを仁菜ちゃんに相談したかったけれど、そんな時間もなく午後の授業が始まってしまう。
放課後にはちゃんと話そうと思っていたけれど、その前に掃除の時間があった。
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