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月を狩る者狩られる者
~対面~
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「っ⁉」
私は息を呑み、そのまま呼吸を忘れた。
その男自身がほのかに光りでもしているかのようで……朔の夜の暗闇ですら、彼の美しさを隠す事は出来ない。
吸血鬼……。
瞬時に分かった。
吸血鬼は皆美しい顔立ちをしているが、この男の美しさは尋常ではなかったから。
まさに人外の美しさ。
神や悪魔に連なる者にしか持てないと言われるような、絶対的な美しさ。
普通の娘だったら魂も奪われそうなほどに見惚れるか、その前に気絶してしまうだろう。
でも、私は恐怖を感じた。
絶対的な美しさは、絶対的な力にも繋がるから……。
「一通り見せてもらったが、なかなか強いじゃないか。ハンターを名乗るだけはある」
言いながら近づいてくる男に対して、私は思わず後退った。
男はそれに気付いた様で、少し表情を変える。
そして、面白いものを見つけたように微笑んだ。
ゾクリとした。
不敵な笑みとも言える表情が、男の美貌を更に引き立てたから。
「怖がっているのか?」
表情はそのまま、歩みも止めずに男は聞いてきた。
私は答えられず、後退るばかり。
「今まで色んな女を相手にしてきたが、お前のような反応を見せたのは初めてだ」
そう言って笑う彼は明らかに楽しんでいる。
そこで私は背後の木にぶつかった。
逃げ場が無い。
歩幅の広い男は、すぐに私の目の前に来る。
「何か言えよ」
恐怖で僅かに震える私の顎を捉えて、男が冷たいほどの声で言った。
「あっ……」
上向かされ、男に私の今の表情を見られてしまう。
先ほどまでの強気な私と違い、恐怖に怯える弱い私の表情。
男と目が合い、私は奥底にある記憶を揺さぶられた。
思い出したくない記憶。
でも、絶対に忘れる事が出来ない記憶を。
私の怯えた様子に男は目を細めて笑う。
「知っているか? 男はな、怯えられるほど追い詰めたくなるもんなんだぞ?」
「あ……ぅんっ!」
男は言い終えると、自分の唇と私の唇を重ねた。
乱暴な、それでいてどこか優しいキス……。
男の舌が、私の怯えた舌を絡めとる。
その男の慣れた仕草に、私は目を閉じて眉間に少しシワを寄せた。
段々……男の唇から、舌から、顎を掴む指先から伝わる熱に、侵されていく。
背筋をピリピリと小さな電撃が走っているよう……。
頭の芯を甘い霧で溶かされるよう……。
そうして、怯えで強ばっていた私の体が少しほぐされていった。
そして男の手が腰に触れ、徐々に上へと上がる。
その手が胸に到達した途端、私は正気を取り戻した。
「っ……やっ!」
男の肩を押し、何とか唇は離した。
でも、すぐに顎以外に腰も掴まれ、また唇が重なる。
「ふぅんっ……!」
でも、私だってそう何度もされっぱなしでいるわけにはいかない。
少し酷いかもしれないとは思ったけど、このまま犯されるのは絶対にイヤだ。
だから私は、男の舌を力を込めて噛んだ。
「くぅっ……⁉」
小さな痛みの呻き声をあげ、男は私を離す。
ついでに一歩分距離をとった。
「……俺は、自分の血を飲む趣味はないんだがな」
男はそう言いながら自分の血がついた口元を片手で拭う。
「わ、私だって血を飲む趣味も、見ず知らずの男にキスされる趣味もないわ!」
まだ恐怖心は残っていたけど、強がって言い放つ。
「ふん……まだ反抗する気力があるのか」
呟き、男は見下す様な目で私を見た。
いや、むしろ観察と言った方が近かったかもしれない。
私はそんな男に怒りを感じ、睨み付ける。
先程までの怯えた自分など嘘のように。
どのくらい時間がたっただろう。
多分実際の時間は1、2分だ。
でも、私は何十分も睨みあっていた気がした。
きっとそれは、男の力自体が威圧となっていたから。
証拠に、男の顔には余裕があった。
何よ! 私は嫌な汗かきそうなくらいなのに!
このインケン野郎!
睨みを利かせたまま、心の中で悪態をついた。
そのすぐ後、まるではかったかのように男が笑う。
「ククッ……強くもあり弱くもあり、俺になびかない女か……面白い」
ゾクリ、とイヤな予感がした。
自分にとって良くないことを男は企んでいる。
そうはっきり分かった。
「お前の名前は?」
警戒する私の頬に手を添え、顔を覗き込むように見ながら男が聞いてくる。
一瞬クラリときた。
男は、自分の美しさを最大限に発揮出来る行動を知り尽くしているのだろうか。
私が男に魅せられて何も言わないでいると、男はどう思ったのか言い直した。
「俺の名は朔夜。お前の名は?」
朔夜……。
心の中で男の名を繰り返す。
とても似合う名前だと思いながら、私も名乗った。
「私の名前は望。波多 望よ」
「ふん……共に月の名か……それも面白い」
目を細めて妖艶に微笑み、頬に添えてあった手の親指が私の唇をなぞった。
愛撫するようなその指先に、私の心臓が跳ねた気がした。
「望、ゲームをしよう」
「え……?」
突拍子の無い朔夜の言葉に、私は最初何を言われたのか分からなかった。
「ゲームだよ。お前の心も体も俺のものにしてやる。そして、お前の全ての血もな。全ての血を吸われたくなければ抵抗してみせろ」
「なっ……⁉」
あまりに自分勝手な提案に私はまた怒りのゲージが上がる。
「何よそれ! 私には何の利益もないじゃない! そんな命をかけたゲームするわけないでしょう⁉」
叫び終わると、今度は顎を痛いほど強く掴まれた。
「うくぅっ……!」
「お前の意思なんか関係無い。今すぐに犯して血を残らず吸いとってもいいところなのに、猶予と逃げるチャンスをやろうと言ってるんだ。それ以上何を望む?」
そして朔夜は口調を少し和らげ、続けた。
「それに、弱い者が強い者に逆らえるわけがない」
耳元で囁かれた言葉は毒のように私の心を犯していく。
でも私はその言葉を受け入れたくなかった。
「弱いからって逆らえないなんてことは無いわ。窮鼠猫を咬むって言葉、知らないの?」
挑発的に言ってみる。
「知っているさ。でもそれは、最後の力を振り絞ってやっと出来ることだろう?」
……挑発も虚しく、簡単にあしらわれた。
やっぱりコイツムカつく……。
「……ぐだぐだと理屈を並べても仕方ないな。何にせよ、俺がやると決めた時点でゲームは始まっているんだ」
そう言うと同時に、朔夜は後ろを振り返った。
それにつられるように、朔夜をはさんで向こう側を見て気付く。
そこにはさっき倒してロープでぐるぐる巻きにした吸血鬼が、イモムシよろしくウネウネと這って逃げようとしている姿があった。
あっ! あいついつの間に⁉
「まったく……往生際の悪い奴だな」
朔夜は悪態をつくように言うと、這って逃げようとしている吸血鬼に近づきその背を踏みつけた。
「ぐぎぁ!」
「吸血鬼の恥さらしが……本来なら今すぐこの世から抹消してやりたいところだが……」
そこで一旦言葉を止め、朔夜が私の方を見た。
言葉の通り殺されては困る私は叫ぶ。
「そいつは協会に連行しなきゃないの! 殺されちゃ困るわ!」
私の言い分を聞いて、朔夜は足元の吸血鬼に向き直った。
「というわけだ。俺の愛しい望月の願いは叶えてやらないとな」
――愛しい望月――。
私は思わず眉を寄せる。
いや、もっと変な顔をしていたかもしれない。
愛しいと言っておきながら、まったく心が込もってない。
とってつけたようなそのセリフは、明らかに私の心を奪うための作戦だった。
しかもあからさまな言い方は、ソレが作戦であることが知られてもまったく構わないと言っているようなものだ。
イヤミな奴……。
「とにかくしばらく動けない様にはしてやらないとな……」
そう言った朔夜の声はとても愉しそうで、ゾクリと寒気がした。
きっと、顔を見ていたら寒気どころではなかっただろう。
証拠に、踏まれている吸血鬼は首を捻って朔夜の顔を見ていたため、「ひぃっ!」と悲鳴を抑える事すら出来ていない。
「さて……」
と呟き、朔夜は吸血鬼の頭を掴んだ。
すると吸血鬼はろくな言葉も発さずに、その場でのたうつ。
異常な光景に私は目を見開き一歩も動けなかった。
暫くして吸血鬼の頭を離した朔夜はその場で私の方を振り向く。
「少し血流を狂わせてやった。これで暫く動けないだろう」
血流を狂わせた?
そんなことをしたら、人間だったら死にかねない。
でも朔夜は嘘を言っている様には見えないし、そんな必要も無い。
吸血鬼なら大丈夫だということかもしれない。
それにしたって、何の道具もなく他人の血流を狂わせるなんて普通の吸血鬼にだって出来ない。
出来るということは普通ではないという事だ。
やっぱり、タダ者じゃないんだ……。
警戒心を更に強めた私に、朔夜は無駄だと言わんばかりに美しく微笑む。
「それじゃあ今のところは帰ってやる。また会おう……望」
最後に睦言の様に私の名を呼び、朔夜は木々の闇に消えた。
気配も感じなくなると、私は地面にへたり込んだ。
自分で思っていた以上に気を張っていたらしい。
こうして、私の意思など関係なく、私の命をかけたゲームが始まったのだった。
私は息を呑み、そのまま呼吸を忘れた。
その男自身がほのかに光りでもしているかのようで……朔の夜の暗闇ですら、彼の美しさを隠す事は出来ない。
吸血鬼……。
瞬時に分かった。
吸血鬼は皆美しい顔立ちをしているが、この男の美しさは尋常ではなかったから。
まさに人外の美しさ。
神や悪魔に連なる者にしか持てないと言われるような、絶対的な美しさ。
普通の娘だったら魂も奪われそうなほどに見惚れるか、その前に気絶してしまうだろう。
でも、私は恐怖を感じた。
絶対的な美しさは、絶対的な力にも繋がるから……。
「一通り見せてもらったが、なかなか強いじゃないか。ハンターを名乗るだけはある」
言いながら近づいてくる男に対して、私は思わず後退った。
男はそれに気付いた様で、少し表情を変える。
そして、面白いものを見つけたように微笑んだ。
ゾクリとした。
不敵な笑みとも言える表情が、男の美貌を更に引き立てたから。
「怖がっているのか?」
表情はそのまま、歩みも止めずに男は聞いてきた。
私は答えられず、後退るばかり。
「今まで色んな女を相手にしてきたが、お前のような反応を見せたのは初めてだ」
そう言って笑う彼は明らかに楽しんでいる。
そこで私は背後の木にぶつかった。
逃げ場が無い。
歩幅の広い男は、すぐに私の目の前に来る。
「何か言えよ」
恐怖で僅かに震える私の顎を捉えて、男が冷たいほどの声で言った。
「あっ……」
上向かされ、男に私の今の表情を見られてしまう。
先ほどまでの強気な私と違い、恐怖に怯える弱い私の表情。
男と目が合い、私は奥底にある記憶を揺さぶられた。
思い出したくない記憶。
でも、絶対に忘れる事が出来ない記憶を。
私の怯えた様子に男は目を細めて笑う。
「知っているか? 男はな、怯えられるほど追い詰めたくなるもんなんだぞ?」
「あ……ぅんっ!」
男は言い終えると、自分の唇と私の唇を重ねた。
乱暴な、それでいてどこか優しいキス……。
男の舌が、私の怯えた舌を絡めとる。
その男の慣れた仕草に、私は目を閉じて眉間に少しシワを寄せた。
段々……男の唇から、舌から、顎を掴む指先から伝わる熱に、侵されていく。
背筋をピリピリと小さな電撃が走っているよう……。
頭の芯を甘い霧で溶かされるよう……。
そうして、怯えで強ばっていた私の体が少しほぐされていった。
そして男の手が腰に触れ、徐々に上へと上がる。
その手が胸に到達した途端、私は正気を取り戻した。
「っ……やっ!」
男の肩を押し、何とか唇は離した。
でも、すぐに顎以外に腰も掴まれ、また唇が重なる。
「ふぅんっ……!」
でも、私だってそう何度もされっぱなしでいるわけにはいかない。
少し酷いかもしれないとは思ったけど、このまま犯されるのは絶対にイヤだ。
だから私は、男の舌を力を込めて噛んだ。
「くぅっ……⁉」
小さな痛みの呻き声をあげ、男は私を離す。
ついでに一歩分距離をとった。
「……俺は、自分の血を飲む趣味はないんだがな」
男はそう言いながら自分の血がついた口元を片手で拭う。
「わ、私だって血を飲む趣味も、見ず知らずの男にキスされる趣味もないわ!」
まだ恐怖心は残っていたけど、強がって言い放つ。
「ふん……まだ反抗する気力があるのか」
呟き、男は見下す様な目で私を見た。
いや、むしろ観察と言った方が近かったかもしれない。
私はそんな男に怒りを感じ、睨み付ける。
先程までの怯えた自分など嘘のように。
どのくらい時間がたっただろう。
多分実際の時間は1、2分だ。
でも、私は何十分も睨みあっていた気がした。
きっとそれは、男の力自体が威圧となっていたから。
証拠に、男の顔には余裕があった。
何よ! 私は嫌な汗かきそうなくらいなのに!
このインケン野郎!
睨みを利かせたまま、心の中で悪態をついた。
そのすぐ後、まるではかったかのように男が笑う。
「ククッ……強くもあり弱くもあり、俺になびかない女か……面白い」
ゾクリ、とイヤな予感がした。
自分にとって良くないことを男は企んでいる。
そうはっきり分かった。
「お前の名前は?」
警戒する私の頬に手を添え、顔を覗き込むように見ながら男が聞いてくる。
一瞬クラリときた。
男は、自分の美しさを最大限に発揮出来る行動を知り尽くしているのだろうか。
私が男に魅せられて何も言わないでいると、男はどう思ったのか言い直した。
「俺の名は朔夜。お前の名は?」
朔夜……。
心の中で男の名を繰り返す。
とても似合う名前だと思いながら、私も名乗った。
「私の名前は望。波多 望よ」
「ふん……共に月の名か……それも面白い」
目を細めて妖艶に微笑み、頬に添えてあった手の親指が私の唇をなぞった。
愛撫するようなその指先に、私の心臓が跳ねた気がした。
「望、ゲームをしよう」
「え……?」
突拍子の無い朔夜の言葉に、私は最初何を言われたのか分からなかった。
「ゲームだよ。お前の心も体も俺のものにしてやる。そして、お前の全ての血もな。全ての血を吸われたくなければ抵抗してみせろ」
「なっ……⁉」
あまりに自分勝手な提案に私はまた怒りのゲージが上がる。
「何よそれ! 私には何の利益もないじゃない! そんな命をかけたゲームするわけないでしょう⁉」
叫び終わると、今度は顎を痛いほど強く掴まれた。
「うくぅっ……!」
「お前の意思なんか関係無い。今すぐに犯して血を残らず吸いとってもいいところなのに、猶予と逃げるチャンスをやろうと言ってるんだ。それ以上何を望む?」
そして朔夜は口調を少し和らげ、続けた。
「それに、弱い者が強い者に逆らえるわけがない」
耳元で囁かれた言葉は毒のように私の心を犯していく。
でも私はその言葉を受け入れたくなかった。
「弱いからって逆らえないなんてことは無いわ。窮鼠猫を咬むって言葉、知らないの?」
挑発的に言ってみる。
「知っているさ。でもそれは、最後の力を振り絞ってやっと出来ることだろう?」
……挑発も虚しく、簡単にあしらわれた。
やっぱりコイツムカつく……。
「……ぐだぐだと理屈を並べても仕方ないな。何にせよ、俺がやると決めた時点でゲームは始まっているんだ」
そう言うと同時に、朔夜は後ろを振り返った。
それにつられるように、朔夜をはさんで向こう側を見て気付く。
そこにはさっき倒してロープでぐるぐる巻きにした吸血鬼が、イモムシよろしくウネウネと這って逃げようとしている姿があった。
あっ! あいついつの間に⁉
「まったく……往生際の悪い奴だな」
朔夜は悪態をつくように言うと、這って逃げようとしている吸血鬼に近づきその背を踏みつけた。
「ぐぎぁ!」
「吸血鬼の恥さらしが……本来なら今すぐこの世から抹消してやりたいところだが……」
そこで一旦言葉を止め、朔夜が私の方を見た。
言葉の通り殺されては困る私は叫ぶ。
「そいつは協会に連行しなきゃないの! 殺されちゃ困るわ!」
私の言い分を聞いて、朔夜は足元の吸血鬼に向き直った。
「というわけだ。俺の愛しい望月の願いは叶えてやらないとな」
――愛しい望月――。
私は思わず眉を寄せる。
いや、もっと変な顔をしていたかもしれない。
愛しいと言っておきながら、まったく心が込もってない。
とってつけたようなそのセリフは、明らかに私の心を奪うための作戦だった。
しかもあからさまな言い方は、ソレが作戦であることが知られてもまったく構わないと言っているようなものだ。
イヤミな奴……。
「とにかくしばらく動けない様にはしてやらないとな……」
そう言った朔夜の声はとても愉しそうで、ゾクリと寒気がした。
きっと、顔を見ていたら寒気どころではなかっただろう。
証拠に、踏まれている吸血鬼は首を捻って朔夜の顔を見ていたため、「ひぃっ!」と悲鳴を抑える事すら出来ていない。
「さて……」
と呟き、朔夜は吸血鬼の頭を掴んだ。
すると吸血鬼はろくな言葉も発さずに、その場でのたうつ。
異常な光景に私は目を見開き一歩も動けなかった。
暫くして吸血鬼の頭を離した朔夜はその場で私の方を振り向く。
「少し血流を狂わせてやった。これで暫く動けないだろう」
血流を狂わせた?
そんなことをしたら、人間だったら死にかねない。
でも朔夜は嘘を言っている様には見えないし、そんな必要も無い。
吸血鬼なら大丈夫だということかもしれない。
それにしたって、何の道具もなく他人の血流を狂わせるなんて普通の吸血鬼にだって出来ない。
出来るということは普通ではないという事だ。
やっぱり、タダ者じゃないんだ……。
警戒心を更に強めた私に、朔夜は無駄だと言わんばかりに美しく微笑む。
「それじゃあ今のところは帰ってやる。また会おう……望」
最後に睦言の様に私の名を呼び、朔夜は木々の闇に消えた。
気配も感じなくなると、私は地面にへたり込んだ。
自分で思っていた以上に気を張っていたらしい。
こうして、私の意思など関係なく、私の命をかけたゲームが始まったのだった。
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