11 / 94
第9章 御前試合
しおりを挟む
甲府浜屋敷は、現代の都立浜離宮恩賜庭園である。甲府藩から将軍家、さらに皇室へと受け継がれ、太平洋戦争後、東京都に下賜された。旧築地市場や地下鉄汐留駅のすぐ近く、東京湾の入り口という場所にある。
最初、甲府藩の先代藩主・松平綱重が江戸湾を埋め立て、別邸として建てた。敷地は、東京ドーム約五個分と極めて広い。
現代では、園内の建物は、茶室と小さな休憩所程度しかない。しかし、この物語の時代、敷地の半ば以上が豪壮華麗な御殿によって占められていた。
御殿は、概ね三区画から成る。藩主の執務や藩政の事務が行われる表、藩主の生活の場である中奥、正室や側室を含む藩主の家族が住む奥である。各区画は回廊が結ぶ。
そして、御殿の周囲には防御施設も兼ねた三棟の侍長屋が配置されていた。吉之助と志乃が入ったのは、その一番西側の棟である。
吉之助は、八つ(ほぼ午後二時)の鐘が鳴る少し前から、江戸家老・安藤美作の部屋の前で待っていた。
旅装のままでもよいと言われたが、さすがに着替えた。顔を洗い、月代も剃り直した。腰には脇差一本。大刀は持たず、得物である杖だけを携えている。紋付は、志乃が風呂敷に包んでくれた。
腕を見たいということだが、何をさせられるやら。
少なからず緊張してきたところで、安藤が出て来た。彼に連れられて御殿の奥に向かう。大きな書院らしき部屋の前まで来たところで、庭に下りるように言われた。
そこは、庭というより広場である。ただ、一面、美しい白砂が敷き詰められ、足を踏み入れるのが憚られる程、綺麗な砂紋が施されていた。
見ると、濡れ縁と庭を繋ぐ階段の脇に一人の若者が、片膝を付いて控えていた。二十代半ばだろうか。吉之助と同じく軽装である。吉之助は自然と、階段を挟んだ反対側に、同じ様に控えた。
「殿。狩野吉之助を召し連れました」
「よろしい。帯刀、始めよ」
「はっ」
すると、五十過ぎと思われる白髪交じりの武士が庭に下りてきた。
「わしは、番頭・鳴海帯刀である。御命により試合の審判を仕る。両名とも、構えぃ!」
待て、待て。いきなり試合をするのか。安藤様め、説明不足にも程があるぞ。
相手の若者は、素早くたすき掛けとなると、木剣を持って立ち上がった。そして、すっと正眼に構える。
こうなれば、吉之助も立たざるを得ない。懐からたすきを出し、袖をまとめる。両手で杖を持ち、中段に構えた。
吉之助は、剣術については素人同然である。しかし、向き合った若者が、真っ当な筋のいい剣士であるということはすぐに分かった。
次の瞬間、「やっ」と短く発し、若者が正面から打ち込んできた。吉之助は冷静に、杖の先端で相手の木剣を弾く。しかし、若者は、それを予想していたかのように、自然な流れで切っ先を返し、胴を払う。
対して、吉之助は体を半回転させると、杖の尻側で受け、そのまま、若者の木剣に全体重を伝えるようにして押し弾いた。
吉之助は巨漢であり、力が強い。衝撃で相手が態勢を崩してくれれば、追い打って勝負あり、となるはずだ。実際、若者も横に飛ばされた。しかし、彼は、態勢を崩すことなく、たん、と地面をひと蹴りすると、大きく跳び退いて構え直した。
砂紋の乱れが痛々しい。いや、それどころではないぞ。この若者、この身のこなし、強いな。
吉之助も対人戦の経験は多くない。特に武士相手となると、数年前、村で狼藉を働いた食い詰め浪人を捕えたとき以来だ。目の前の若者は、あの時の浪人とは、剣士としての洗練度が明らかに違う。となれば、受けてばかりはいられない。いっそ、攻めに出るか。
吉之助は、ひとつ息を吐いた。そして、自分から間合いを詰めるべく、わずかに膝を曲げ、腰を落とす。相手の呼吸を見極め、前方に体重を移動しようしたところで部屋の奥から声がした。
「帯刀、もうよい。止めよ。怪我でもしたら元も子もあるまい」
「はっ。両名とも、それまで!」
吉之助と若者は、鳴海帯刀の両脇に分かれて片膝を付き、見えない相手に頭を下げた。その後、前もって決められていたかのように、若者が鳴海に伴われて下がって行く。吉之助は一人残された。
すると、部屋の中らから別の声が。
「狩野殿、お召しです。御前まで進むように」
吉之助が、どうしたものか、と廊下の端に座って試合を見物していた安藤家老に目を向けると、彼は、庭から階段を上がったところの廊下の床板を指さした。
しまった。紋付を庭に下りる前に向こうに置いてしまったぞ。
仕方ないので、たすきを外し、軽く衣装の乱れを直しただけで廊下に上がった。そのまま平伏。それと入れ替わりで安藤が室内へ。芝居を見ているような流れである。
吉之助は、わずかに顔を上げた。部屋の奥には上段之間がある。その中央に藩主がいるはずだが、角度的に上段と下段を分ける横木しか見えない。
上段から下がって、左側に安藤。そして、右側にもう一人。その端然と座っている男が、先程入室を促した声の主だろう。横目でちらりとその顔を見て、吉之助は、あっ、と思った。
その整った顔立ち、一度見れば忘れない。去る四月、笛吹川で出会った自称御家人・西田春之丞ではないか。
最初、甲府藩の先代藩主・松平綱重が江戸湾を埋め立て、別邸として建てた。敷地は、東京ドーム約五個分と極めて広い。
現代では、園内の建物は、茶室と小さな休憩所程度しかない。しかし、この物語の時代、敷地の半ば以上が豪壮華麗な御殿によって占められていた。
御殿は、概ね三区画から成る。藩主の執務や藩政の事務が行われる表、藩主の生活の場である中奥、正室や側室を含む藩主の家族が住む奥である。各区画は回廊が結ぶ。
そして、御殿の周囲には防御施設も兼ねた三棟の侍長屋が配置されていた。吉之助と志乃が入ったのは、その一番西側の棟である。
吉之助は、八つ(ほぼ午後二時)の鐘が鳴る少し前から、江戸家老・安藤美作の部屋の前で待っていた。
旅装のままでもよいと言われたが、さすがに着替えた。顔を洗い、月代も剃り直した。腰には脇差一本。大刀は持たず、得物である杖だけを携えている。紋付は、志乃が風呂敷に包んでくれた。
腕を見たいということだが、何をさせられるやら。
少なからず緊張してきたところで、安藤が出て来た。彼に連れられて御殿の奥に向かう。大きな書院らしき部屋の前まで来たところで、庭に下りるように言われた。
そこは、庭というより広場である。ただ、一面、美しい白砂が敷き詰められ、足を踏み入れるのが憚られる程、綺麗な砂紋が施されていた。
見ると、濡れ縁と庭を繋ぐ階段の脇に一人の若者が、片膝を付いて控えていた。二十代半ばだろうか。吉之助と同じく軽装である。吉之助は自然と、階段を挟んだ反対側に、同じ様に控えた。
「殿。狩野吉之助を召し連れました」
「よろしい。帯刀、始めよ」
「はっ」
すると、五十過ぎと思われる白髪交じりの武士が庭に下りてきた。
「わしは、番頭・鳴海帯刀である。御命により試合の審判を仕る。両名とも、構えぃ!」
待て、待て。いきなり試合をするのか。安藤様め、説明不足にも程があるぞ。
相手の若者は、素早くたすき掛けとなると、木剣を持って立ち上がった。そして、すっと正眼に構える。
こうなれば、吉之助も立たざるを得ない。懐からたすきを出し、袖をまとめる。両手で杖を持ち、中段に構えた。
吉之助は、剣術については素人同然である。しかし、向き合った若者が、真っ当な筋のいい剣士であるということはすぐに分かった。
次の瞬間、「やっ」と短く発し、若者が正面から打ち込んできた。吉之助は冷静に、杖の先端で相手の木剣を弾く。しかし、若者は、それを予想していたかのように、自然な流れで切っ先を返し、胴を払う。
対して、吉之助は体を半回転させると、杖の尻側で受け、そのまま、若者の木剣に全体重を伝えるようにして押し弾いた。
吉之助は巨漢であり、力が強い。衝撃で相手が態勢を崩してくれれば、追い打って勝負あり、となるはずだ。実際、若者も横に飛ばされた。しかし、彼は、態勢を崩すことなく、たん、と地面をひと蹴りすると、大きく跳び退いて構え直した。
砂紋の乱れが痛々しい。いや、それどころではないぞ。この若者、この身のこなし、強いな。
吉之助も対人戦の経験は多くない。特に武士相手となると、数年前、村で狼藉を働いた食い詰め浪人を捕えたとき以来だ。目の前の若者は、あの時の浪人とは、剣士としての洗練度が明らかに違う。となれば、受けてばかりはいられない。いっそ、攻めに出るか。
吉之助は、ひとつ息を吐いた。そして、自分から間合いを詰めるべく、わずかに膝を曲げ、腰を落とす。相手の呼吸を見極め、前方に体重を移動しようしたところで部屋の奥から声がした。
「帯刀、もうよい。止めよ。怪我でもしたら元も子もあるまい」
「はっ。両名とも、それまで!」
吉之助と若者は、鳴海帯刀の両脇に分かれて片膝を付き、見えない相手に頭を下げた。その後、前もって決められていたかのように、若者が鳴海に伴われて下がって行く。吉之助は一人残された。
すると、部屋の中らから別の声が。
「狩野殿、お召しです。御前まで進むように」
吉之助が、どうしたものか、と廊下の端に座って試合を見物していた安藤家老に目を向けると、彼は、庭から階段を上がったところの廊下の床板を指さした。
しまった。紋付を庭に下りる前に向こうに置いてしまったぞ。
仕方ないので、たすきを外し、軽く衣装の乱れを直しただけで廊下に上がった。そのまま平伏。それと入れ替わりで安藤が室内へ。芝居を見ているような流れである。
吉之助は、わずかに顔を上げた。部屋の奥には上段之間がある。その中央に藩主がいるはずだが、角度的に上段と下段を分ける横木しか見えない。
上段から下がって、左側に安藤。そして、右側にもう一人。その端然と座っている男が、先程入室を促した声の主だろう。横目でちらりとその顔を見て、吉之助は、あっ、と思った。
その整った顔立ち、一度見れば忘れない。去る四月、笛吹川で出会った自称御家人・西田春之丞ではないか。
1
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
融女寛好 腹切り融川の後始末
仁獅寺永雪
歴史・時代
江戸後期の文化八年(一八一一年)、幕府奥絵師が急死する。悲報を受けた若き天才女絵師が、根結いの垂髪を揺らして江戸の町を駆け抜ける。彼女は、事件の謎を解き、恩師の名誉と一門の将来を守ることが出来るのか。
「良工の手段、俗目の知るところにあらず」
師が遺したこの言葉の真の意味は?
これは、男社会の江戸画壇にあって、百人を超す門弟を持ち、今にも残る堂々たる足跡を残した実在の女絵師の若き日の物語。最後までお楽しみいただければ幸いです。
南町奉行所お耳役貞永正太郎の捕物帳
勇内一人
歴史・時代
第9回歴史・時代小説大賞奨励賞受賞作品に2024年6月1日より新章「材木商桧木屋お七の訴え」を追加しています(続きではなく途中からなので、わかりづらいかもしれません)
南町奉行所吟味方与力の貞永平一郎の一人息子、正太郎はお多福風邪にかかり両耳の聴覚を失ってしまう。父の跡目を継げない彼は吟味方書物役見習いとして南町奉行所に勤めている。ある時から聞こえない正太郎の耳が死者の声を拾うようになる。それは犯人や証言に不服がある場合、殺された本人が異議を唱える声だった。声を頼りに事件を再捜査すると、思わぬ真実が発覚していく。やがて、平一郎が喧嘩の巻き添えで殺され、正太郎の耳に亡き父の声が届く。
表紙はパブリックドメインQ 著作権フリー絵画:小原古邨 「月と蝙蝠」を使用しております。
2024年10月17日〜エブリスタにも公開を始めました。

【完結】風天の虎 ――車丹波、北の関ヶ原
糸冬
歴史・時代
車丹波守斯忠。「猛虎」の諱で知られる戦国武将である。
慶長五年(一六〇〇年)二月、徳川家康が上杉征伐に向けて策動する中、斯忠は反徳川派の急先鋒として、主君・佐竹義宣から追放の憂き目に遭う。
しかし一念発起した斯忠は、異母弟にして養子の車善七郎と共に数百の手勢を集めて会津に乗り込み、上杉家の筆頭家老・直江兼続が指揮する「組外衆」に加わり働くことになる。
目指すは徳川家康の首級ただ一つ。
しかし、その思いとは裏腹に、最初に与えられた役目は神指城の普請場での土運びであった……。
その名と生き様から、「国民的映画の主人公のモデル」とも噂される男が身を投じた、「もう一つの関ヶ原」の物語。

キャサリンのマーマレード
空原海
歴史・時代
ヘンリーはその日、初めてマーマレードなるデザートを食べた。
それは兄アーサーの妃キャサリンが、彼女の生国スペインから、イングランドへと持ち込んだレシピだった。
のちに6人の妻を娶り、そのうち2人の妻を処刑し、己によく仕えた忠臣も邪魔になれば処刑しまくったイングランド王ヘンリー8世が、まだ第2王子に過ぎず、兄嫁キャサリンに憧憬を抱いていた頃のお話です。
猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~
橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。
記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。
これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語
※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
三国志 群像譚 ~瞳の奥の天地~ 家族愛の三国志大河
墨笑
歴史・時代
『家族愛と人の心』『個性と社会性』をテーマにした三国志の大河小説です。
三国志を知らない方も楽しんでいただけるよう意識して書きました。
全体の文量はかなり多いのですが、半分以上は様々な人物を中心にした短編・中編の集まりです。
本編がちょっと長いので、お試しで読まれる方は後ろの方の短編・中編から読んでいただいても良いと思います。
おすすめは『小覇王の暗殺者(ep.216)』『呂布の娘の嫁入り噺(ep.239)』『段煨(ep.285)』あたりです。
本編では蜀において諸葛亮孔明に次ぐ官職を務めた許靖という人物を取り上げています。
戦乱に翻弄され、中国各地を放浪する波乱万丈の人生を送りました。
歴史ものとはいえ軽めに書いていますので、歴史が苦手、三国志を知らないという方でもぜひお気軽にお読みください。
※人名が分かりづらくなるのを避けるため、アザナは一切使わないことにしました。ご了承ください。
※切りのいい時には完結設定になっていますが、三国志小説の執筆は私のライフワークです。生きている限り話を追加し続けていくつもりですので、ブックマークしておいていただけると幸いです。

江戸情話 てる吉の女観音道
藤原 てるてる
歴史・時代
この物語の主人公は、越後の百姓の倅である。
本当は跡を継いで百姓をするところ、父の後釜に邪険にされ家を出たのであった。
江戸に出て、深川で飛脚をして渡世を送っている。
歳は十九、取り柄はすけべ魂である。女体道から女観音道へ至る物語である。
慶応元年五月、あと何年かしたら明治という激動期である。
その頃は、奇妙な踊りが流行るは、辻斬りがあるはで庶民はてんやわんや。
これは、次に来る、新しい世を感じていたのではないのか。
日本の性文化が、最も乱れ咲きしていたと思われるころの話。
このてる吉は、飛脚であちこち街中をまわって、女を見ては喜んでいる。
生来の女好きではあるが、遊び狂っているうちに、ある思いに至ったのである。
女は観音様なのに、救われていない女衆が多すぎるのではないのか。
遊女たちの流した涙、流せなかった涙、声に出せない叫びを知った。
これは、なんとかならないものか。何か、出来ないかと。
……(オラが、遊女屋をやればええでねえか)
てる吉は、そう思ったのである。
生きるのに、本当に困窮しとる女から来てもらう。
歳、容姿、人となり、借金の過多、子連れなど、なんちゃない。
いつまでも、居てくれていい。みんなが付いているから。
女衆が、安寧に過ごせる場を作ろうと思った。
そこで置屋で知り合った土佐の女衒に弟子入りし、女体道のイロハを教わる。
あてがって来る闇の女らに、研がれまくられるという、ありがた修行を重ねる。
相模の国に女仕入れに行かされ、三人連れ帰り、褒美に小判を頂き元手を得る。
四ツ谷の岡場所の外れに、掘っ立て小屋みたいな置屋を作る。
なんとか四人集めて来て、さあ、これからだという時に……
てる吉は、闇に消えたのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる