6 / 8
ある世界に伝わる昔話 水晶の盾の勇者
第1話 勇者の盾
しおりを挟む
魔王様を封印したお話をしましょう。
このお話は怠け者たちと魔王様と悪魔たちに出てくる魔王様を封印するときのお話。
原初のエルフ達と立ち上がった人々が追い詰めた魔王様を元居た世界に送り返そうとしたのだけれどそれは残念ながら叶わなかった。
魔王様はあまりにも大きくなり過ぎていたためでした。
送り返すための異界への門よりもはるかに大きくなっていて通れなかったのです。
魔王様は怠け者たちから吸い盗った魔力の量で大きくなっていたので、それはそれはたくさんの怠け者たちを食べたのだろうと恐ろしくて考えたくないほどでした。
魔王様も弱っているとはいえそれだけの魔力を持っているのでこのまま送り返されてなるものかと大暴れしました。
魔王様が力の限り暴れると山は砕け山崩れを起こし周りを押し潰しさらには火山になり炎と煙を吐き出し、湖は煮え立ちボコボコと泡を立て蒸発していき干からび、森は枯れてしまい木々は塵となり死の荒野になり、海は大荒れに荒れて津波が海岸を襲い近寄ることすらできなくなりました。
魔王様の力は凄まじく原初のエルフ達でさえも身を守るのに精一杯でした。
ある魔法使いはこのようなことになるかもしれないと考えていました。
その魔法使いは魔王様を倒す勇者を作り出そうと、魔王様との戦いの最中にもどうすれば魔王様を倒せるかを考え続けていました。
その魔法使いは原初のエルフ達にも相談しに行きました。
原初のエルフ達は人々に呆れていたため普通なら人と会うことすらしてくれませんでしたが、その魔法使いは根気よく何度も何度もお願いしに原初のエルフ達を訪ねました。
直向きなその魔法使いの姿についに原初のエルフ達もこの魔法使いならと話しを聞いてくれたのでした。
そして魔王様が持つ莫大な魔力を無くせることができればきっと倒せるだろうということでした。
それならば魔王様から魔力を奪い魔王様が簡単には使えない形に変えてしまえば最後には魔王様を倒せるかもしれないと考えました。
そして魔法使いはある盾を作りました。
水晶で出来た盾です。
魔法使い自らの血と魔力を基に作り上げたその水晶の盾は、受けた魔法をすべて水晶の結晶に変えてしまうという魔法の盾でした。
魔力を含まない攻撃も相手に跳ね返らせる魔法で勇者を守り魔王様たちの攻撃をそのまま返すことで勇者だけでも魔王様たちと戦えるように作られていました。
このお話は怠け者たちと魔王様と悪魔たちに出てくる魔王様を封印するときのお話。
原初のエルフ達と立ち上がった人々が追い詰めた魔王様を元居た世界に送り返そうとしたのだけれどそれは残念ながら叶わなかった。
魔王様はあまりにも大きくなり過ぎていたためでした。
送り返すための異界への門よりもはるかに大きくなっていて通れなかったのです。
魔王様は怠け者たちから吸い盗った魔力の量で大きくなっていたので、それはそれはたくさんの怠け者たちを食べたのだろうと恐ろしくて考えたくないほどでした。
魔王様も弱っているとはいえそれだけの魔力を持っているのでこのまま送り返されてなるものかと大暴れしました。
魔王様が力の限り暴れると山は砕け山崩れを起こし周りを押し潰しさらには火山になり炎と煙を吐き出し、湖は煮え立ちボコボコと泡を立て蒸発していき干からび、森は枯れてしまい木々は塵となり死の荒野になり、海は大荒れに荒れて津波が海岸を襲い近寄ることすらできなくなりました。
魔王様の力は凄まじく原初のエルフ達でさえも身を守るのに精一杯でした。
ある魔法使いはこのようなことになるかもしれないと考えていました。
その魔法使いは魔王様を倒す勇者を作り出そうと、魔王様との戦いの最中にもどうすれば魔王様を倒せるかを考え続けていました。
その魔法使いは原初のエルフ達にも相談しに行きました。
原初のエルフ達は人々に呆れていたため普通なら人と会うことすらしてくれませんでしたが、その魔法使いは根気よく何度も何度もお願いしに原初のエルフ達を訪ねました。
直向きなその魔法使いの姿についに原初のエルフ達もこの魔法使いならと話しを聞いてくれたのでした。
そして魔王様が持つ莫大な魔力を無くせることができればきっと倒せるだろうということでした。
それならば魔王様から魔力を奪い魔王様が簡単には使えない形に変えてしまえば最後には魔王様を倒せるかもしれないと考えました。
そして魔法使いはある盾を作りました。
水晶で出来た盾です。
魔法使い自らの血と魔力を基に作り上げたその水晶の盾は、受けた魔法をすべて水晶の結晶に変えてしまうという魔法の盾でした。
魔力を含まない攻撃も相手に跳ね返らせる魔法で勇者を守り魔王様たちの攻撃をそのまま返すことで勇者だけでも魔王様たちと戦えるように作られていました。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
魔王の飼い方説明書
ASOBIVA
児童書・童話
恋愛小説を書く予定でしたが
魔界では魔王様と恐れられていたが
ひょんな事から地球に異世界転生して女子高生に拾われてしまうお話を書いています。
短めのクスッと笑えるドタバタこめでぃ。
実際にあるサービスをもじった名称や、魔法なども滑り倒す覚悟でふざけていますがお許しを。
是非空き時間にどうぞ(*^_^*)
あなたも魔王を飼ってみませんか?
魔王様と女子高生の365日後もお楽しみに。
オハギとオモチ ~夏編~
水無月あん
児童書・童話
(きずな児童書大賞エントリー)子どもっぽい見た目を気にしている、小さな魔女オハギ。そんなオハギが、大嫌いな夏の気配を感じて、暑さ対策にのりだします!
魔女らしくあろうと、変な方向につきすすんでいたオハギが、どう変わっていくのか……。ゆるゆるとしたお話なので、気楽に読んでいただけたら幸いです。
あさはんのゆげ
深水千世
児童書・童話
【映画化】私を笑顔にするのも泣かせるのも『あさはん』と彼でした。
7月2日公開オムニバス映画『全員、片想い』の中の一遍『あさはんのゆげ』原案作品。
千葉雄大さん・清水富美加さんW主演、監督・脚本は山岸聖太さん。
彼は夏時雨の日にやって来た。
猫と画材と糠床を抱え、かつて暮らした群馬県の祖母の家に。
食べることがないとわかっていても朝食を用意する彼。
彼が救いたかったものは。この家に戻ってきた理由は。少女の心の行方は。
彼と過ごしたひと夏の日々が輝きだす。
FMヨコハマ『アナタの恋、映画化します。』受賞作品。
エブリスタにて公開していた作品です。
つぼみ姫
ねこうさぎしゃ
児童書・童話
世界の西の西の果て、ある城の庭園に、つぼみのままの美しい花がありました。どうしても花を開かせたい国王は、腕の良い元庭師のドニに世話を命じます。年老いて、森で静かに飼い猫のシュシュと暮らしていたドニは最初は気が進みませんでしたが、その不思議に光る美しいつぼみを一目見て、世話をすることに決めました。おまけに、ドニにはそのつぼみの言葉が聞こえるのです。その日から、ドニとつぼみの間には、不思議な絆が芽生えていくのでした……。
※第15回「絵本・児童書大賞」奨励賞受賞作。
パンの国の王様
野松 彦秋
児童書・童話
ホットケーキ1世は、美味しい物が大好きで、面倒くさい事が大嫌いな怠け者の王様でした。ある日、病気になり何を食べても、全然美味しくなくなってしまいました。
王様の病気を治す為、王様の家来達や、パフェ大臣は国中のお医者さん達を集めますが、何も効きません。パフェ大臣が最後に頼ったのが、150歳のどら焼き仙人。魔法の契約書に書かれた内容にも目を通さず、焦って直ぐにサインしてしまった王様の運命は!!病気は治るのか?
おばあちゃん、お話をして
矢野 零時
児童書・童話
お父さんはいないので、お母さんは夕食の後も働きにでていきました。でも、マイは寂しくありません。おばあちゃんが、側にいてくれるからです。マイは、パジャマに着替えると、おばあちゃんといっしょにベッドにいきます。そこで、マイは、いつもおばあちゃんにおねだりをします。
「おばあちゃん、お話をして」
すると、おばあちゃんは「まだ眠くないのかい。それなら、なんのお話をしてあげようかね」と言って、おはなしをしてくれるのです。その話は……。
子猫マムの冒険
杉 孝子
児童書・童話
ある小さな町に住む元気な子猫、マムは、家族や友達と幸せに暮らしていました。
しかしある日、偶然見つけた不思議な地図がマムの冒険心をかきたてます。地図には「星の谷」と呼ばれる場所が描かれており、そこには願いをかなえる「星のしずく」があると言われていました。
マムは友達のフクロウのグリムと一緒に、星の谷を目指す旅に出ることを決意します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる