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三章 最後の一人 日本からの転移者アキラ
スキル合成進化
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散々求めあって、愛し合って、抱き合って眠って、ふと目が覚めたらすっかり部屋は暗くなっていた。
波の音が響き、潮の香りが漂う。
隣に眠る秋良の顔をじっと見つめると、胸が甘く痺れて愛おしい、という思いが湧いて来た。
「好きだよ……」
小さく呟いて、唇に触れるか触れないかのキスをした。
目を覚ます気配のない秋良にふっと笑って、俺も眠ろうと目を閉じると、かすかにアラームのような音が頭の中に響いている気がした。
そこに意識を向けると、スキルの羅列が脳裏に浮かんで、俺だけにしかないスキル『スキルコピー』の文字が金色になっていた。
ああ、上限突破したからな。秋良からコピーしたスキル『ウィンドブレイク』が進化したんだろう。
そう思ってさらに詳細を知ろうとすると、以前文字化けして読めなかった文字が読めるようになっているのに気付いた。
『スキル合成進化3/3』
とある。
なんだ?これ……
文字をタップする気持ちで意識を向けると、詳細が表示された。
『火・氷・風3つの属性スキルが進化しました。全てを合成し、新たな属性スキルを生成しますか?→YES →NO』
こんな表示、初めて出て来たぞ。
今までこんな選択肢みたいなものは出た事がなかった。スキル合成なんて出来るのか?YESを選ぼうとした俺は、そこで少し躊躇った。
待てよ……もし、これでうまく行かなくて元に戻したいと思っても、戻らない可能性もある。それに生成するスキルに関しての説明もない。せっかく秋良の『ウィンドブレイク』も進化したのに、とんでもない外れスキルが生成されてしまう可能性もある。
それなら、秋良の『ウィンドブレイク』も含めた全ての攻撃スキルで、魔王を倒せるか試してみてからの方がいいような気がした。
意識を向けるのを止めると、ふっと全ての文字が脳裏から消える。
……俺はもう自分の為には魔王と戦う必要はない。
死ぬ事がなく、俺は進化した絶対防御でダメージも受けない。
でも、すぐに治るとは言っても、毎回何かしらの傷を負うヒューゴとロシュを見るのは、やっぱり辛かった。
狂乱状態になった魔王が最後に放つダークレイの乱射で、二人が消し飛ぶのを見たくなくて、いつもその前に転移して逃げていた。
横で眠る秋良を見て思う。
秋良は俺と同じで平和な日本から来て、しかもまだ一度も戦った事がない。今度魔王に挑む時には待っていて貰った方がいいかもしれない。
前回戦った時に、それまで変化のなかった魔王が属性攻撃に対する耐性を付けていた。悪戯に何度も挑むと、魔王に学習されてますます倒しにくくなる気がする。
それにしても、それまで何の変化もなかった魔王が、なぜ急に?
何となく、また『だれか』の思惑が絡んでいるような気がして、落ち着かない。
……嫌な予感がする。
俺の嫌な予感、これまで当たった事しかない気がするんだよな……
だとしても、最悪、ダメージを受けない俺一人ででも戦って、ここで魔王を倒し切ってやる。そして3人をこのくだらないエオルの遊戯から解放してやる。
「ん……幸人……?」
ふと秋良が身動ぎして、薄目を開けて俺を見た。
ふにゃ、と笑うと手を伸ばして俺の頬を撫でる。その手の温もりに、知らず知らず強張っていた体からふっと力が抜けた。
「……もう、夜ですよ。このまま寝ましょう」
俺の頬を撫でる秋良の手に自分の手を重ねる。
「……うん」
またとろんと目を閉じる秋良が可愛くて、すべらかな頬にキスすると俺も目を閉じた。
全ては明日、ヒューゴとロシュにも相談してからだ。
柔らかな眠りに誘われ、耳に響く潮騒の音は、いつしか聴こえなくなっていた。
♢♢♢
「スキルコピーってなんかすげえな。最初知った時は何だこのスキルって思ったけど、どんどん新しい能力、生まれてねえか?」
ヒューゴが目を丸くする。
翌朝、俺は秋良に『スキルコピー』の詳細に『スキル合成進化』という能力が増えていた事と、慎重に考えたいのでまだ進化させる選択をしなかった事、対魔王戦に備えて皆で話をしたい事を伝えて、一緒にレグルスの宿に戻って来た。
そして宿で待っていたヒューゴとロシュにも、同じ事を伝えたところだ。
「ユキトの言う通り、どんなスキルになるのか分からない以上、おいそれと進化させる事は出来ないね。試してから……と言いたいところだけど、確かに僕もこの前の事は気になっていた。あいつ等自称神達の誰かが、また何か干渉している可能性もあると思う。これで終わらせるつもりで戦いに挑んで、もし、アキラのスキルにも耐性が生まれるようならその場で進化させた方がいいかもしれない」
ロシュの言葉に俺も頷く。
「俺もそう思ってた。それに今度はダークレイの乱射が始まった時は、俺が一人で残るから皆には転移して影響のない所まで逃げていて欲しいんだ。俺だけはダメージを受けないし、無理そうなら俺も転移で逃げるから」
そう言うとヒューゴは微妙な顔をしたけど、
「ユキトを置いて俺達だけ逃げるっていうのもなあ。でも確かに居てもユキトの邪魔にしかならねえし、仕方ないか」
はあ、と溜息を付いてしぶしぶ納得すると、ロシュも頷いた。
「僕も同感だけど、そうするしかないね」
「あの、俺はどうしたらいいの?」
おずおずと、秋良が言葉を挟む。
「秋良さんはここで待機していてください。その方が俺も安心して魔王に挑めます」
俺が微笑んでそう言うと、秋良は目を丸くしていた。
「え、ええ?俺一人何もしないの?えー……なんか、いいのかな、それって。まあ、確かに幸人達と違って戦った事もないしさ、絶対足手まといになる気はするんだけど」
「アキラ、ユキトが何も気にせず思いきり戦えるようにしてあげる事が、僕達のやるべき事だと思うよ。だから心苦しく思う必要はないよ」
ロシュが諭すように言うと、秋良は納得したようだった。
「そう、ですね。分かりました。俺は俺の出来る事をします。幸人、俺、祈る事しか出来ないけど頑張れ。死ぬことはないって分かってるし、そこは安心なんだけど、でもやっぱり心配だな……いや!俺は信じて待ってる!」
パンパンと頬を叩いて、よし、と気合を入れる秋良に俺は笑った。
「それじゃ、行こうか。今度こそ魔王を倒して、この馬鹿げたエオルの奴のゲームを終わらせて、自由になろう。二人とも準備はいいか?」
俺が言うと、ヒューゴもロシュも頷いた。
「よし、じゃあ行くぞ『転移』」
固唾を飲んで見守っている秋良の姿が一瞬で見えなくなり、俺達3人は既に見慣れた、真っ白な世界に居た。
波の音が響き、潮の香りが漂う。
隣に眠る秋良の顔をじっと見つめると、胸が甘く痺れて愛おしい、という思いが湧いて来た。
「好きだよ……」
小さく呟いて、唇に触れるか触れないかのキスをした。
目を覚ます気配のない秋良にふっと笑って、俺も眠ろうと目を閉じると、かすかにアラームのような音が頭の中に響いている気がした。
そこに意識を向けると、スキルの羅列が脳裏に浮かんで、俺だけにしかないスキル『スキルコピー』の文字が金色になっていた。
ああ、上限突破したからな。秋良からコピーしたスキル『ウィンドブレイク』が進化したんだろう。
そう思ってさらに詳細を知ろうとすると、以前文字化けして読めなかった文字が読めるようになっているのに気付いた。
『スキル合成進化3/3』
とある。
なんだ?これ……
文字をタップする気持ちで意識を向けると、詳細が表示された。
『火・氷・風3つの属性スキルが進化しました。全てを合成し、新たな属性スキルを生成しますか?→YES →NO』
こんな表示、初めて出て来たぞ。
今までこんな選択肢みたいなものは出た事がなかった。スキル合成なんて出来るのか?YESを選ぼうとした俺は、そこで少し躊躇った。
待てよ……もし、これでうまく行かなくて元に戻したいと思っても、戻らない可能性もある。それに生成するスキルに関しての説明もない。せっかく秋良の『ウィンドブレイク』も進化したのに、とんでもない外れスキルが生成されてしまう可能性もある。
それなら、秋良の『ウィンドブレイク』も含めた全ての攻撃スキルで、魔王を倒せるか試してみてからの方がいいような気がした。
意識を向けるのを止めると、ふっと全ての文字が脳裏から消える。
……俺はもう自分の為には魔王と戦う必要はない。
死ぬ事がなく、俺は進化した絶対防御でダメージも受けない。
でも、すぐに治るとは言っても、毎回何かしらの傷を負うヒューゴとロシュを見るのは、やっぱり辛かった。
狂乱状態になった魔王が最後に放つダークレイの乱射で、二人が消し飛ぶのを見たくなくて、いつもその前に転移して逃げていた。
横で眠る秋良を見て思う。
秋良は俺と同じで平和な日本から来て、しかもまだ一度も戦った事がない。今度魔王に挑む時には待っていて貰った方がいいかもしれない。
前回戦った時に、それまで変化のなかった魔王が属性攻撃に対する耐性を付けていた。悪戯に何度も挑むと、魔王に学習されてますます倒しにくくなる気がする。
それにしても、それまで何の変化もなかった魔王が、なぜ急に?
何となく、また『だれか』の思惑が絡んでいるような気がして、落ち着かない。
……嫌な予感がする。
俺の嫌な予感、これまで当たった事しかない気がするんだよな……
だとしても、最悪、ダメージを受けない俺一人ででも戦って、ここで魔王を倒し切ってやる。そして3人をこのくだらないエオルの遊戯から解放してやる。
「ん……幸人……?」
ふと秋良が身動ぎして、薄目を開けて俺を見た。
ふにゃ、と笑うと手を伸ばして俺の頬を撫でる。その手の温もりに、知らず知らず強張っていた体からふっと力が抜けた。
「……もう、夜ですよ。このまま寝ましょう」
俺の頬を撫でる秋良の手に自分の手を重ねる。
「……うん」
またとろんと目を閉じる秋良が可愛くて、すべらかな頬にキスすると俺も目を閉じた。
全ては明日、ヒューゴとロシュにも相談してからだ。
柔らかな眠りに誘われ、耳に響く潮騒の音は、いつしか聴こえなくなっていた。
♢♢♢
「スキルコピーってなんかすげえな。最初知った時は何だこのスキルって思ったけど、どんどん新しい能力、生まれてねえか?」
ヒューゴが目を丸くする。
翌朝、俺は秋良に『スキルコピー』の詳細に『スキル合成進化』という能力が増えていた事と、慎重に考えたいのでまだ進化させる選択をしなかった事、対魔王戦に備えて皆で話をしたい事を伝えて、一緒にレグルスの宿に戻って来た。
そして宿で待っていたヒューゴとロシュにも、同じ事を伝えたところだ。
「ユキトの言う通り、どんなスキルになるのか分からない以上、おいそれと進化させる事は出来ないね。試してから……と言いたいところだけど、確かに僕もこの前の事は気になっていた。あいつ等自称神達の誰かが、また何か干渉している可能性もあると思う。これで終わらせるつもりで戦いに挑んで、もし、アキラのスキルにも耐性が生まれるようならその場で進化させた方がいいかもしれない」
ロシュの言葉に俺も頷く。
「俺もそう思ってた。それに今度はダークレイの乱射が始まった時は、俺が一人で残るから皆には転移して影響のない所まで逃げていて欲しいんだ。俺だけはダメージを受けないし、無理そうなら俺も転移で逃げるから」
そう言うとヒューゴは微妙な顔をしたけど、
「ユキトを置いて俺達だけ逃げるっていうのもなあ。でも確かに居てもユキトの邪魔にしかならねえし、仕方ないか」
はあ、と溜息を付いてしぶしぶ納得すると、ロシュも頷いた。
「僕も同感だけど、そうするしかないね」
「あの、俺はどうしたらいいの?」
おずおずと、秋良が言葉を挟む。
「秋良さんはここで待機していてください。その方が俺も安心して魔王に挑めます」
俺が微笑んでそう言うと、秋良は目を丸くしていた。
「え、ええ?俺一人何もしないの?えー……なんか、いいのかな、それって。まあ、確かに幸人達と違って戦った事もないしさ、絶対足手まといになる気はするんだけど」
「アキラ、ユキトが何も気にせず思いきり戦えるようにしてあげる事が、僕達のやるべき事だと思うよ。だから心苦しく思う必要はないよ」
ロシュが諭すように言うと、秋良は納得したようだった。
「そう、ですね。分かりました。俺は俺の出来る事をします。幸人、俺、祈る事しか出来ないけど頑張れ。死ぬことはないって分かってるし、そこは安心なんだけど、でもやっぱり心配だな……いや!俺は信じて待ってる!」
パンパンと頬を叩いて、よし、と気合を入れる秋良に俺は笑った。
「それじゃ、行こうか。今度こそ魔王を倒して、この馬鹿げたエオルの奴のゲームを終わらせて、自由になろう。二人とも準備はいいか?」
俺が言うと、ヒューゴもロシュも頷いた。
「よし、じゃあ行くぞ『転移』」
固唾を飲んで見守っている秋良の姿が一瞬で見えなくなり、俺達3人は既に見慣れた、真っ白な世界に居た。
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