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悪役令息編
バッドエンドループ sideキア ※冒頭微エロ
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今日、着いたばかりの海辺にあるフィラデルの街の宿屋で、僕は愛するリオンと裸で抱き合っていた。
もちろん、部屋には抜かりなくサイレンスもロックも掛けてあるから、どれだけ声を出しても誰にも気付かれる事はない。
あのうるさい聖剣の精霊セイにも、絶対に邪魔するな、と言い含めてあるし、結界を張ってやったからこっそり覗く事も出来ない。
「あっ、ああっ、そこばっか、だめっ!い、いくぅ!」
「はぁ、はぁ、んっ、いいよリオン、僕もいくからっ・・・!」
ああんっ!と一際甘い声を上げて、リオンが僕の下でビクビクと体を震わせるのを見ながら、僕もリオンの中に熱を放った。
とろん、と蕩けてしまったリオンがたまらなく愛おしくて、僕は中に入ったまま、リオンの体中にキスした。
「リオン、可愛い・・・愛してるよ」
「ん・・・キア、おれも・・・」
はぁはぁ、と荒い息をつきながらも、リオンはふにゃ、と笑ってそう言ってくれて、疲れたんだろう、そのまま寝息を立て始めた。
その可愛い寝顔を見ていると、僕は全身が甘く痺れるようだった。
ああ、なんて幸せなんだろう。
あの頃には妄想の中でしかリオンを組み敷く事なんて出来なかったのに、今ではこんな風に本物のリオンをこの手に抱いて、愛してるって伝えて、リオンにも愛してるよ、って言って貰える。
あまりにも幸せ過ぎて時々、これは本当に現実なんだろうかと、ふいに怖くなってしまう事すらある。
だって僕は、ずっとずっと長い間、独りきりで深い闇の中に生きていて、人を愛する事も愛される事も知らなかった。
初めて愛したシオンとも、結局は結ばれなかった。だけど絶望の中、転生した先でまたシオンの魂に出会って・・・
だけどシオンであってシオンじゃない、『リオン』だから、僕は二度目の恋をしたんだ。
能天気で物事を深く考えなくて、単細胞でお調子者で、もう大人になるっていうのにいまだに技名を叫んでポーズを取ってしまうリオン。
だけどシオンでさえ最後には諦めてしまった、僕が魔王であるという厳しい現実にも、リオンは果敢に立ち向かってくれた。
絶対に諦めなかった。僕の事を見捨てないでいてくれた。僕を、昏い昏い闇の底から光の下へ連れ出してくれた。
「・・・そんなリオンだから、僕は心の底から愛してるんだ・・・これからもずっと、永遠に」
もう、眠ってしまって聞いてはいないと分かっているけど、僕はリオンにそう呟くと、もう一度頬にキスして、そして幸せな気持ちのままリオンの隣で眠りについた。
♢♢♢
どれだけ眠っていたんだろう。気が付くと精神世界で誰かと対峙していた。
常に魔力で障壁を張っているし、魔王であるこの僕に干渉出来るような者などいない筈なのに。
一体誰だ!?
驚きと同時に一気に警戒心が高まる。
だけど、目の前にいる誰かの波長が僕と同じなのに気付いて、訝しく思った。
「お前・・・僕、か?」
「ふふ、さすがに僕だね。まあ分かってくれなくちゃ困るよ」
ぼんやりしていた輪郭がはっきりと形を取り始め、それは僕そっくりな姿に変わった。
「いいよね。お前は。愛する者を、リオンを得て、幸せそうで。だけど、忘れてない?お前があちこちに撒き散らかした闇の波動もお前自身だって事を。そんな闇が色んな世界で形を持って、誰にも愛されない、バッドエンドばかりの人生を送ってるって事を?何度やり直してもいつも必ずバッドエンドにしかならない、僕達の存在を忘れていたとは言わせないよ」
「・・・・・・」
憎悪に満ちた瞳で闇の波動をぶつけて来る『僕』自身に、思わず黙り込む。
何となく、分かっていた。
僕がこれまでに放出した闇の波動は消えない事。いつかどこかでそれらが形を取って、元々の闇の性質そのままに、それらの存在する世界で悪の象徴として討伐の対象になるだろう事を。
僕が絶望から生み出したエンシェントドラゴン、フィンリーのように。
だけど、フィンリーはリオンの光と愛の波動で、僕達の可愛い子供になった。
あんな風にリオンに協力して貰えれば、ひょっとしたら他の闇の波動も・・・
すると、僕のその思考がそのまま伝わったように、目の前の『僕』は満足そうに笑った。
「そう。それだよ。僕達は同じ存在なのに、お前だけが救われるなんて許さない。『光』を得たなら僕達全てを救って見せてよ。リオンなら出来るでしょ?だって『僕』の事、本当に愛してくれてるんだものね」
そう言って口の端を引き上げて笑う『僕』に、僕は即答出来なかった。
リオンが僕を愛してくれている事は、疑う気持ちは一切ない。だけど、こんな面倒な事を頼んで、本当にいいんだろうか。
いくら僕の事を愛してくれていても、最後にはうんざりして、僕の存在そのものが鬱陶しくなってしまうんじゃないだろうか。
そんな事あり得ない、なんて馬鹿らしい考えなんだ、と思う一方で、心のどこかでそんな風に恐れている自分がいる。
今、幸せの絶頂だからこそ、それが何かのきっかけで壊れてしまう事が僕は怖かった。
「・・・リオンになるべく負担は掛けたくない」
「ふうん?だけど、僕達の事を放置していたら結局は負担をかける事になるって、分かってるよね?」
痛い所を突かれて黙り込むと、『僕』は言った。
「とにかく、僕達を放置は出来ないよ。まずは、一番大きな部分を占めている『僕』の事を救って。何度やり直してうまくやろうとしても強制力が働いて、同じバッドエンドを迎えるんだ。だけどリオンと、リオンの愛を得たお前なら、そのループを変えられるだろう。・・・頼むよ。もう僕だって一人で苦しむのは嫌なんだ」
最後に弱々しくそう呟くのを聞いた僕は、言葉に詰まった。
その苦しさ、辛さは、よく分かっているから。
「・・・分かった。詳しい話を聞かせて」
「酷い話だよ」
『僕』がそう言い置いて話し始めたストーリーは、確かに酷いバッドエンドループだった。まさか、その世界の僕はリオンと結ばれないばかりか、そんな事になってしまうなんて・・・それは確かに放置は出来ないと思った。
「それじゃあ僕の世界に呼ぶけど、あっちに来たら僕とお前は同化して、強制力も働く。正直、どうなるかは分からない。いくらお前がリオンの愛を得ていて、今の僕とは違うといっても重々気を付けてね」
「分かってる」
僕が頷くと目の前の僕が魔力を高めるのを感じた。
「あ、待て―――リオンに説明を――――」
そう言い終わる前に、もう世界は暗転していた。ああ、もう全く。
きっと、何度も何度もループして、絶望していたんだろう。『僕』の気持ちも分かるけど、少しは準備をさせて欲しかった。
まだ、そっちの世界で僕やリオンがどういう状況に置かれるのか、確かじゃないのに。
僕はいいとして、リオンもちゃんと、弾かれずにそっちの世界のリオンと同化できるのか、確かめたかったのに。
もし、うまく行かずにリオンと離れ離れになってしまったら―――――
そんな焦りを覚えたのも柄の間、僕の意識はそこで途切れた。
*****
ちょっと短かったので、あとでもう一話アップロードします。久々の更新なのに読んで下さった方々、ありがとうございます!
もちろん、部屋には抜かりなくサイレンスもロックも掛けてあるから、どれだけ声を出しても誰にも気付かれる事はない。
あのうるさい聖剣の精霊セイにも、絶対に邪魔するな、と言い含めてあるし、結界を張ってやったからこっそり覗く事も出来ない。
「あっ、ああっ、そこばっか、だめっ!い、いくぅ!」
「はぁ、はぁ、んっ、いいよリオン、僕もいくからっ・・・!」
ああんっ!と一際甘い声を上げて、リオンが僕の下でビクビクと体を震わせるのを見ながら、僕もリオンの中に熱を放った。
とろん、と蕩けてしまったリオンがたまらなく愛おしくて、僕は中に入ったまま、リオンの体中にキスした。
「リオン、可愛い・・・愛してるよ」
「ん・・・キア、おれも・・・」
はぁはぁ、と荒い息をつきながらも、リオンはふにゃ、と笑ってそう言ってくれて、疲れたんだろう、そのまま寝息を立て始めた。
その可愛い寝顔を見ていると、僕は全身が甘く痺れるようだった。
ああ、なんて幸せなんだろう。
あの頃には妄想の中でしかリオンを組み敷く事なんて出来なかったのに、今ではこんな風に本物のリオンをこの手に抱いて、愛してるって伝えて、リオンにも愛してるよ、って言って貰える。
あまりにも幸せ過ぎて時々、これは本当に現実なんだろうかと、ふいに怖くなってしまう事すらある。
だって僕は、ずっとずっと長い間、独りきりで深い闇の中に生きていて、人を愛する事も愛される事も知らなかった。
初めて愛したシオンとも、結局は結ばれなかった。だけど絶望の中、転生した先でまたシオンの魂に出会って・・・
だけどシオンであってシオンじゃない、『リオン』だから、僕は二度目の恋をしたんだ。
能天気で物事を深く考えなくて、単細胞でお調子者で、もう大人になるっていうのにいまだに技名を叫んでポーズを取ってしまうリオン。
だけどシオンでさえ最後には諦めてしまった、僕が魔王であるという厳しい現実にも、リオンは果敢に立ち向かってくれた。
絶対に諦めなかった。僕の事を見捨てないでいてくれた。僕を、昏い昏い闇の底から光の下へ連れ出してくれた。
「・・・そんなリオンだから、僕は心の底から愛してるんだ・・・これからもずっと、永遠に」
もう、眠ってしまって聞いてはいないと分かっているけど、僕はリオンにそう呟くと、もう一度頬にキスして、そして幸せな気持ちのままリオンの隣で眠りについた。
♢♢♢
どれだけ眠っていたんだろう。気が付くと精神世界で誰かと対峙していた。
常に魔力で障壁を張っているし、魔王であるこの僕に干渉出来るような者などいない筈なのに。
一体誰だ!?
驚きと同時に一気に警戒心が高まる。
だけど、目の前にいる誰かの波長が僕と同じなのに気付いて、訝しく思った。
「お前・・・僕、か?」
「ふふ、さすがに僕だね。まあ分かってくれなくちゃ困るよ」
ぼんやりしていた輪郭がはっきりと形を取り始め、それは僕そっくりな姿に変わった。
「いいよね。お前は。愛する者を、リオンを得て、幸せそうで。だけど、忘れてない?お前があちこちに撒き散らかした闇の波動もお前自身だって事を。そんな闇が色んな世界で形を持って、誰にも愛されない、バッドエンドばかりの人生を送ってるって事を?何度やり直してもいつも必ずバッドエンドにしかならない、僕達の存在を忘れていたとは言わせないよ」
「・・・・・・」
憎悪に満ちた瞳で闇の波動をぶつけて来る『僕』自身に、思わず黙り込む。
何となく、分かっていた。
僕がこれまでに放出した闇の波動は消えない事。いつかどこかでそれらが形を取って、元々の闇の性質そのままに、それらの存在する世界で悪の象徴として討伐の対象になるだろう事を。
僕が絶望から生み出したエンシェントドラゴン、フィンリーのように。
だけど、フィンリーはリオンの光と愛の波動で、僕達の可愛い子供になった。
あんな風にリオンに協力して貰えれば、ひょっとしたら他の闇の波動も・・・
すると、僕のその思考がそのまま伝わったように、目の前の『僕』は満足そうに笑った。
「そう。それだよ。僕達は同じ存在なのに、お前だけが救われるなんて許さない。『光』を得たなら僕達全てを救って見せてよ。リオンなら出来るでしょ?だって『僕』の事、本当に愛してくれてるんだものね」
そう言って口の端を引き上げて笑う『僕』に、僕は即答出来なかった。
リオンが僕を愛してくれている事は、疑う気持ちは一切ない。だけど、こんな面倒な事を頼んで、本当にいいんだろうか。
いくら僕の事を愛してくれていても、最後にはうんざりして、僕の存在そのものが鬱陶しくなってしまうんじゃないだろうか。
そんな事あり得ない、なんて馬鹿らしい考えなんだ、と思う一方で、心のどこかでそんな風に恐れている自分がいる。
今、幸せの絶頂だからこそ、それが何かのきっかけで壊れてしまう事が僕は怖かった。
「・・・リオンになるべく負担は掛けたくない」
「ふうん?だけど、僕達の事を放置していたら結局は負担をかける事になるって、分かってるよね?」
痛い所を突かれて黙り込むと、『僕』は言った。
「とにかく、僕達を放置は出来ないよ。まずは、一番大きな部分を占めている『僕』の事を救って。何度やり直してうまくやろうとしても強制力が働いて、同じバッドエンドを迎えるんだ。だけどリオンと、リオンの愛を得たお前なら、そのループを変えられるだろう。・・・頼むよ。もう僕だって一人で苦しむのは嫌なんだ」
最後に弱々しくそう呟くのを聞いた僕は、言葉に詰まった。
その苦しさ、辛さは、よく分かっているから。
「・・・分かった。詳しい話を聞かせて」
「酷い話だよ」
『僕』がそう言い置いて話し始めたストーリーは、確かに酷いバッドエンドループだった。まさか、その世界の僕はリオンと結ばれないばかりか、そんな事になってしまうなんて・・・それは確かに放置は出来ないと思った。
「それじゃあ僕の世界に呼ぶけど、あっちに来たら僕とお前は同化して、強制力も働く。正直、どうなるかは分からない。いくらお前がリオンの愛を得ていて、今の僕とは違うといっても重々気を付けてね」
「分かってる」
僕が頷くと目の前の僕が魔力を高めるのを感じた。
「あ、待て―――リオンに説明を――――」
そう言い終わる前に、もう世界は暗転していた。ああ、もう全く。
きっと、何度も何度もループして、絶望していたんだろう。『僕』の気持ちも分かるけど、少しは準備をさせて欲しかった。
まだ、そっちの世界で僕やリオンがどういう状況に置かれるのか、確かじゃないのに。
僕はいいとして、リオンもちゃんと、弾かれずにそっちの世界のリオンと同化できるのか、確かめたかったのに。
もし、うまく行かずにリオンと離れ離れになってしまったら―――――
そんな焦りを覚えたのも柄の間、僕の意識はそこで途切れた。
*****
ちょっと短かったので、あとでもう一話アップロードします。久々の更新なのに読んで下さった方々、ありがとうございます!
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