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1章
好きって気持ち
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ギルドに戻り、ナギが『ワイバーンロードの上位種』が襲ってきた事を報告すると、マチルダさんがランベルト補佐官を呼んで来た。
ナギや俺の話を聞くと、ランベルトは顎に手を当てて眉をひそめた。
「これほど人里近くに、ワイバーンロードの上位種が現れた事はありませんでした。この件はギルド長にも報告しなければいけませんね。それにしても、皆さんに怪我が無くて良かった」
「ま~、そりゃリオンとキアのおかげでさ。俺らは何もしてないよ。ランベルトさん、この二人には特別報酬出るんだよね~?」
ナギが言うと、ランベルトは頷いた。
「そうですね、用意しますので後程また来て貰えますか?」
「だってさ~。良かったね、リオンもキアも」
振り返って笑うナギに俺も笑った。
「貰えるもんは貰っとくよ!」
そこで一旦解散ということになり、俺はキアを振り返った。
「じゃ、キア!飯食いに行こーぜ!」
「うん、そうだね」
「あ、私もこのあと空いてるから一緒に行っていい?」
出ようとしたところで、ロザリアが追い掛けて来てそう言ったので、俺は「もちろんいいよ!」と一緒に行く事にした。
行先はもちろん、エテルナさんの実家の店の『安らぎのアマトリア』だ。またあの旨い東方料理ってやつが食べたい。
エテルナさんとナギは他のメンバーと打ち合わせがあるとかで、一緒には来なかった。
「君がそんなにうちの料理を気に入ってくれて嬉しいよ」
去り際にエテルナさんはそう言って笑っていた。
お店に着いて席に座ると、20才くらいの男がやって来た。
長めの紫の髪に琥珀色の目で、紺色の服に白い前掛けを着けている。
昨日休みだったっていう給仕の人かな?
足早にこっちに来たそいつはロザリアの姿しか目に入ってないみたいに、キラキラした笑みを浮かべている。
「ロザリアいらっしゃい!」
なんか、俺の目に、幻の犬耳とぶんぶん振られる尻尾が見える気がするんだが。
「ノアさん、こんにちは」
「昨日はロザリアに会えなくて寂しかったよ。ロザリアは?おれがいなくて寂しかった?」
ノアと呼ばれた給仕の男は嬉しそうにロザリアに笑いかけてそんな事を言ったけど、ロザリアに笑顔で「いえ、特には」と言われて、目に見えて分かるほどがっくり項垂れた。
「うう・・・いつもながら辛辣だなあロザリアは。ま、まあいいよ、いつかおれに夢中にさせてみせる・・・今日もいつものでいい?」
途中までしょぼくれていたノアは、後半立ち直ったらしく顔を上げると笑顔になった。
「あ、はい。リオンとキアも、お昼のランチでいい?飲み物も付いてるよ」
何事もなかったかのような顔のロザリアにそう言われて、俺は「あ、う、うん」と頷いた。
「僕もそれで」
キアも言う。
ロザリアは頷いて「じゃ3人前お願いします」と言った。
「分かったよ、じゃあすぐ持ってくるからね!」
そう言うとノアは足早に厨房に消えて行った。
それを見送ってロザリアは「ふう」と溜息を吐いた。
「まったく、ノアさんもいつもあんな風に私のこと揶揄って来るんだよ。ほんとに困りものなんだから」
「え?あれからかってんの?俺、てっきりホントにロザリアのこと好きなんだと思ってた」
「えー、そんなわけないでしょ!ノアさんだって私より年上だし、みんなああいうこと私に軽く言って来るんだよ?どう聞いたって揶揄ってるんだとしか思えないよ」
ぷん、と頬を膨らませるロザリアはリスみたいで可愛くて、俺は思わず笑っちまった。
「あっははは、なんだよその顔リスみてー!」
「ちょ、ちょっとリオン!ひどいよ、もう!」
わちゃわちゃやってる俺達をキアが呆れた目で見ていた。
「まったくもう・・・ロザリアもリオンみたいな子だったなんてさ。だから気が合うのかもね。二人とも人の気持ちに鈍すぎるよ・・・あーあ、さっきの人も可哀想に。これじゃ一生報われないね」
はあ、と目を伏せて溜息をつくキアに俺は「えっ」と声を上げた。
「なんで?やっぱさっきのノアって人の言ったのって本気なの?てかなんでキアはそういうことが本当かどうか分かるんだよ?」
キアは俺の顔をじろりと見上げて来た。
「誰かを好きになったことがある人なら、同じ気持ちでいる人のことは分かるよ。その気持ちが本当かどうかだってね。はあ、僕なんて、リオンにずっと好きって伝えて来たのにいまだに本気にして貰えてないんだもん。さっきの人の気持ちなんて痛いほど分かるよ・・・ねえリオン、何度でも言うけど、僕はリオンのことが本っ当に大好きで愛してるんだからね」
「お、おう・・・」
真っ直ぐに強い瞳で見つめられて、一言一言はっきりと区切って言われたら、さすがに「何言ってんだよ」とは言えず、俺は口ごもりながらそう言うしかなかった。
「わあ・・・すごく真摯で深い愛情・・・それってまさしく、至高神ディアレス様の教えにある『無償の愛』だね!素敵だと思う」
にこにこ笑うロザリアに、キアは微妙な顔をして言った。
「ディアレスのことは別に否定はしないし、確かに僕のリオンへの深い愛は無償の愛もあるけど、恋人に対する愛情でもあるんだからさ。ロザリアももう少し、男女の愛とか恋愛について知った方がいいんじゃないの?それこそ、誰かと付き合ったらどう?」
「え、ええ~、私が誰かと付き合うなんて、考えたこともなかったよ~!」
「好きな人と付き合えばいいんだよ。いないの?」
「え、ええ・・・そんな人・・・」
赤くなったロザリアがちらっと俺の方に助けを求めて視線を寄越したけど、俺に恋愛とかそういうことを聞かれても分からねーぞ。
俺が黙っていると、キアが鋭い目つきでロザリアを見た。
「リオンは僕のだから」
「えっ!?ち、ちがうよ、そんなこと考えてない、から・・・」
ロザリアが慌てて首を振ると、ちょうどノアが料理の盆を、どうやって持ってるんだ?と首を捻るくらいうまい具合に重ねて持って来た。
「ロザリアお待たせ!お腹空いたでしょ?いっぱい食べてね。それとこれ、おれからプレゼントのデザート!杏の実の甘いムースだよ。ロザリアをイメージして作ったんだ」
さすが給仕はプロというか、ノアはテーブルの上に手早く料理を盆から下ろして並べ、ガラスのカップに入った白いぷるぷるしたものを恭しく、ロザリアに差し出した。
「えっ、ノアさんが作ったんですか?それは凄いですね。すごく美味しそう。ありがとうございます」
「ううん、早く食べてみてよ。感想が聞きたいなあ」
ノアにスプーンを手渡されてロザリアは白いぷるぷるをすくって口に運んだ。
「んっ!美味しい!甘くてつるんってしてて、ふんわり杏の香りがして、すっごく美味しいです!」
菫色の目を見開いて、ぱぁっと花が開いたみたいにロザリアのオーラが輝いた。
ほんとに美味しかったんだな。
その様子を見てノアはうっとりしている。
つーか、あれ旨そうだよな。俺も食べてみたい。と思ったら、口に出す前にキアに「いくらリオンでもあれ欲しいなんて言って邪魔しないようにね?」と釘を刺されてしまい、俺は慌てて頷いた。
キアの勘の良さは、ほんとすごいとしか言えない。
「どうやったらこんな美味しいの作れるんですか?」「ああ、これはね、杏の実をすりつぶして・・・」
杏の実の甘いムースの話をしているロザリアとノアを、運んでもらった料理を食べながら見ていたら、俺は何となくさっきキアが言ったことが分かった気がした。
ずっとノアは嬉しそうに頬を染めながら、きらきらした目でロザリアのことを見つめている。確かにこれを見たら、ノアがロザリアを好きなのが分かるよなあ。
ちらっとキアを見ると、いつものように上品に、甘いタレで煮た柔らかい肉を口に運んでいる。伏せた目が俺の視線に気づいたように上げられて、瞬間、その唇にふわっと柔らかく甘い笑みが形作られた。
うちの村にしか咲かないらしい、きれいで珍しい、黒紫の百合の花が開いたような気がした。
う、なんだ、これ・・・胸がなんか、ぎゅっとして苦しい。
俺が胸の辺りを掴んで、眉をひそめていたら、キアが「どうしたの?リオン」と心配そうに声を掛けてきた。
その顔を見たら、なんか、ますます胸がきゅうっとするっつーか。ほんと、何なんだこれ。
「いや、何でもねーよ。なんか急いで食べたからかなー、ちょっと詰まったみたいでさ、はは・・・」
笑ってごまかしたら、キアは呆れた顔で「がっつきすぎだよ。ほら、水飲んだら?」とコップを差し出してくれた。
「さ、さんきゅ!」
俺はそれをひったくるように受け取ると、一気にガブ飲みした。
ああ、なんだこれ、心臓が勝手に走ってるみたいだ。あちい。
ナギや俺の話を聞くと、ランベルトは顎に手を当てて眉をひそめた。
「これほど人里近くに、ワイバーンロードの上位種が現れた事はありませんでした。この件はギルド長にも報告しなければいけませんね。それにしても、皆さんに怪我が無くて良かった」
「ま~、そりゃリオンとキアのおかげでさ。俺らは何もしてないよ。ランベルトさん、この二人には特別報酬出るんだよね~?」
ナギが言うと、ランベルトは頷いた。
「そうですね、用意しますので後程また来て貰えますか?」
「だってさ~。良かったね、リオンもキアも」
振り返って笑うナギに俺も笑った。
「貰えるもんは貰っとくよ!」
そこで一旦解散ということになり、俺はキアを振り返った。
「じゃ、キア!飯食いに行こーぜ!」
「うん、そうだね」
「あ、私もこのあと空いてるから一緒に行っていい?」
出ようとしたところで、ロザリアが追い掛けて来てそう言ったので、俺は「もちろんいいよ!」と一緒に行く事にした。
行先はもちろん、エテルナさんの実家の店の『安らぎのアマトリア』だ。またあの旨い東方料理ってやつが食べたい。
エテルナさんとナギは他のメンバーと打ち合わせがあるとかで、一緒には来なかった。
「君がそんなにうちの料理を気に入ってくれて嬉しいよ」
去り際にエテルナさんはそう言って笑っていた。
お店に着いて席に座ると、20才くらいの男がやって来た。
長めの紫の髪に琥珀色の目で、紺色の服に白い前掛けを着けている。
昨日休みだったっていう給仕の人かな?
足早にこっちに来たそいつはロザリアの姿しか目に入ってないみたいに、キラキラした笑みを浮かべている。
「ロザリアいらっしゃい!」
なんか、俺の目に、幻の犬耳とぶんぶん振られる尻尾が見える気がするんだが。
「ノアさん、こんにちは」
「昨日はロザリアに会えなくて寂しかったよ。ロザリアは?おれがいなくて寂しかった?」
ノアと呼ばれた給仕の男は嬉しそうにロザリアに笑いかけてそんな事を言ったけど、ロザリアに笑顔で「いえ、特には」と言われて、目に見えて分かるほどがっくり項垂れた。
「うう・・・いつもながら辛辣だなあロザリアは。ま、まあいいよ、いつかおれに夢中にさせてみせる・・・今日もいつものでいい?」
途中までしょぼくれていたノアは、後半立ち直ったらしく顔を上げると笑顔になった。
「あ、はい。リオンとキアも、お昼のランチでいい?飲み物も付いてるよ」
何事もなかったかのような顔のロザリアにそう言われて、俺は「あ、う、うん」と頷いた。
「僕もそれで」
キアも言う。
ロザリアは頷いて「じゃ3人前お願いします」と言った。
「分かったよ、じゃあすぐ持ってくるからね!」
そう言うとノアは足早に厨房に消えて行った。
それを見送ってロザリアは「ふう」と溜息を吐いた。
「まったく、ノアさんもいつもあんな風に私のこと揶揄って来るんだよ。ほんとに困りものなんだから」
「え?あれからかってんの?俺、てっきりホントにロザリアのこと好きなんだと思ってた」
「えー、そんなわけないでしょ!ノアさんだって私より年上だし、みんなああいうこと私に軽く言って来るんだよ?どう聞いたって揶揄ってるんだとしか思えないよ」
ぷん、と頬を膨らませるロザリアはリスみたいで可愛くて、俺は思わず笑っちまった。
「あっははは、なんだよその顔リスみてー!」
「ちょ、ちょっとリオン!ひどいよ、もう!」
わちゃわちゃやってる俺達をキアが呆れた目で見ていた。
「まったくもう・・・ロザリアもリオンみたいな子だったなんてさ。だから気が合うのかもね。二人とも人の気持ちに鈍すぎるよ・・・あーあ、さっきの人も可哀想に。これじゃ一生報われないね」
はあ、と目を伏せて溜息をつくキアに俺は「えっ」と声を上げた。
「なんで?やっぱさっきのノアって人の言ったのって本気なの?てかなんでキアはそういうことが本当かどうか分かるんだよ?」
キアは俺の顔をじろりと見上げて来た。
「誰かを好きになったことがある人なら、同じ気持ちでいる人のことは分かるよ。その気持ちが本当かどうかだってね。はあ、僕なんて、リオンにずっと好きって伝えて来たのにいまだに本気にして貰えてないんだもん。さっきの人の気持ちなんて痛いほど分かるよ・・・ねえリオン、何度でも言うけど、僕はリオンのことが本っ当に大好きで愛してるんだからね」
「お、おう・・・」
真っ直ぐに強い瞳で見つめられて、一言一言はっきりと区切って言われたら、さすがに「何言ってんだよ」とは言えず、俺は口ごもりながらそう言うしかなかった。
「わあ・・・すごく真摯で深い愛情・・・それってまさしく、至高神ディアレス様の教えにある『無償の愛』だね!素敵だと思う」
にこにこ笑うロザリアに、キアは微妙な顔をして言った。
「ディアレスのことは別に否定はしないし、確かに僕のリオンへの深い愛は無償の愛もあるけど、恋人に対する愛情でもあるんだからさ。ロザリアももう少し、男女の愛とか恋愛について知った方がいいんじゃないの?それこそ、誰かと付き合ったらどう?」
「え、ええ~、私が誰かと付き合うなんて、考えたこともなかったよ~!」
「好きな人と付き合えばいいんだよ。いないの?」
「え、ええ・・・そんな人・・・」
赤くなったロザリアがちらっと俺の方に助けを求めて視線を寄越したけど、俺に恋愛とかそういうことを聞かれても分からねーぞ。
俺が黙っていると、キアが鋭い目つきでロザリアを見た。
「リオンは僕のだから」
「えっ!?ち、ちがうよ、そんなこと考えてない、から・・・」
ロザリアが慌てて首を振ると、ちょうどノアが料理の盆を、どうやって持ってるんだ?と首を捻るくらいうまい具合に重ねて持って来た。
「ロザリアお待たせ!お腹空いたでしょ?いっぱい食べてね。それとこれ、おれからプレゼントのデザート!杏の実の甘いムースだよ。ロザリアをイメージして作ったんだ」
さすが給仕はプロというか、ノアはテーブルの上に手早く料理を盆から下ろして並べ、ガラスのカップに入った白いぷるぷるしたものを恭しく、ロザリアに差し出した。
「えっ、ノアさんが作ったんですか?それは凄いですね。すごく美味しそう。ありがとうございます」
「ううん、早く食べてみてよ。感想が聞きたいなあ」
ノアにスプーンを手渡されてロザリアは白いぷるぷるをすくって口に運んだ。
「んっ!美味しい!甘くてつるんってしてて、ふんわり杏の香りがして、すっごく美味しいです!」
菫色の目を見開いて、ぱぁっと花が開いたみたいにロザリアのオーラが輝いた。
ほんとに美味しかったんだな。
その様子を見てノアはうっとりしている。
つーか、あれ旨そうだよな。俺も食べてみたい。と思ったら、口に出す前にキアに「いくらリオンでもあれ欲しいなんて言って邪魔しないようにね?」と釘を刺されてしまい、俺は慌てて頷いた。
キアの勘の良さは、ほんとすごいとしか言えない。
「どうやったらこんな美味しいの作れるんですか?」「ああ、これはね、杏の実をすりつぶして・・・」
杏の実の甘いムースの話をしているロザリアとノアを、運んでもらった料理を食べながら見ていたら、俺は何となくさっきキアが言ったことが分かった気がした。
ずっとノアは嬉しそうに頬を染めながら、きらきらした目でロザリアのことを見つめている。確かにこれを見たら、ノアがロザリアを好きなのが分かるよなあ。
ちらっとキアを見ると、いつものように上品に、甘いタレで煮た柔らかい肉を口に運んでいる。伏せた目が俺の視線に気づいたように上げられて、瞬間、その唇にふわっと柔らかく甘い笑みが形作られた。
うちの村にしか咲かないらしい、きれいで珍しい、黒紫の百合の花が開いたような気がした。
う、なんだ、これ・・・胸がなんか、ぎゅっとして苦しい。
俺が胸の辺りを掴んで、眉をひそめていたら、キアが「どうしたの?リオン」と心配そうに声を掛けてきた。
その顔を見たら、なんか、ますます胸がきゅうっとするっつーか。ほんと、何なんだこれ。
「いや、何でもねーよ。なんか急いで食べたからかなー、ちょっと詰まったみたいでさ、はは・・・」
笑ってごまかしたら、キアは呆れた顔で「がっつきすぎだよ。ほら、水飲んだら?」とコップを差し出してくれた。
「さ、さんきゅ!」
俺はそれをひったくるように受け取ると、一気にガブ飲みした。
ああ、なんだこれ、心臓が勝手に走ってるみたいだ。あちい。
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