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キミのおともだち
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あるひのあさ。
わたしは、ようちえんにいくために、じゅんびをしていました。
「はなちゃーん!もう、ようちえんバスきちゃうわよー!」
「はーい!おかあさん!」
たいへん!いそがなきゃ!
わたしは、ちいさなバッグにもっていくものをぎゅうぎゅうにつめました。
「これで、へいきかな?よし!おかあさん!いってきまーす!」
「はい、いってらっしゃい。きをつけるのよ。」
「うん!」
きょうも、ようちえん、たのしみだな!
あ、そうだ。
きょうも、みかちゃんいるかな?
みかちゃんっていうのは、わたしのおともだちで、さいきんこっちのほうにひっこしてきて、いっしょのバスていから、のれるようになったんだ!
「あ!みかちゃーん!」
「あ!はなちゃん!おはよう!」
「おはよう!」
みかちゃん、きょうもげんきそう!
うふふ!ようちえん、たのしみだなー!
わたしたちは、ようちえんバスにのって、ようちえんにいきました。
「ふー!やっとついたね。」
「うん!ながかった~。」
ようちえんバスにゆられて、2人ともヘトヘト…。
でも、ようちえんについて、せんせいにごあいさつすると、
「2人とも、おはようございます。」
「「おはようございます!」」
と、げんきもりもり!
「それじゃあ、あさのじかんは、じゆうじかんです!みんな、おともだちとなかよくあそんでくださいね。」
「はーい!!」
みんなげんきに、ごあいさつ!
よーい!じゆうじかん、たくさんあそぶぞー!
「ねぇねぇ、はなちゃん。」
「なぁに?」
「これね…こっそりもってきたんだ…。」
「これって……。スーパーボール?」
「そう。かわいいでしょ?このボール、とってもはねるんだよ!あそんでたら、たのしくなっちゃって、もってきちゃった!」
「えー!もってきていいの?」
「だいじょうぶだよ!バレなきゃ!」
みかちゃんって、そんなわるいことするんだ…。
でも、スーパーボールたのしそう!
「ねぇ、みかちゃん!そのスーパーボール、わたしにかーして!」
「え!ダメだよ!だって、あそんだらバレちゃうよ!」
「だって、あそぶためにもってきたんじゃないの?」
「ううん!はなちゃんに、みせようとおもってもってきたの。」
「ちょっとくらい、へいきだよ!!」
「だーめ!!」
わたしは、みかちゃんのスーパーボールをギュッとにぎって、ひっぱりました。
「あ!はなちゃん!いたいよー!やーめーてー!」
「かして!かしてー!」
わたしがつよくひっぱると、はなちゃんはなきだしてしまいました。
「えーーん!うぅ……。はなちゃん、ひどい!!」
「だって、みかちゃんがかしてくれないんじゃん!みかちゃんのほうがひどいよ!」
「もう、はなちゃんなんてしらない!」
そういって、けんかしていると、せんせいがきてしまいました。
「こらこら。けんかはいけませんよ?」
「だって………!はなちゃんがね!……」
というと、みかちゃんは、すべて、せんせいにおはなししてしまいました。
「まぁ、はなちゃん。ひっぱるのはダメよ。それに、みかちゃんも。こっそりスーパーボールなんて、もってきてはいけません。2人とも、おかあさんにおでんわします。」
えー!そんな…!おかあさんにおこられちゃうよ…。
「ふん!はなちゃんなんて、だいっきらい!」
「わ、わたしも、みかちゃんなんてだいっきらい!」
「はぁ…まったく…。」
せんせいはあきれていました。
みかちゃんとけんかなんて、いやだな…。
わたし、そんなにわるいことしてないのに…。
みかちゃんがスーパーボールをもってきたのがわるいんだよ。
でも、そのひは、もうみかちゃんとはおはなししませんでした。
おうちにかえると、かおをまっかっかにしたおかあさんがまっていました。
「こら!なんで、あんなことしたの!?」
そのまま、おかあさんからのおせっきょうは、なんじかんもつづきました。
「はなちゃんは、みかちゃんのことすきなんでしょ?たいせつなおともだちでしょ?」
「ううん!ちがうもん!みかちゃん、わたしにひどいことしたんだよ!だって、スーパーボールかしてくれないんだもん!」
「みせたかっただけなんでしょ?」
「じゃあ、なんで、もってきちゃいけないのにもってくるの…?」
「それは、だいじなおともだちのはなちゃんに、みせたかったのよ。わるいことだけど、どうしても。」
「でも…。わるいことなんでしょ?」
「それだけ、はなちゃんをたいせつにしてくれているのよ。」
みかちゃん…。
わたしは、とってもかなしくなりました。
あんなこといってごめんね。
そう、あしたあやまろう。
そしてつぎのひ。
「お、おはよう…みかちゃん。」
「……」
「あの…昨日はあんなこといってごめんね!なかなおりしてくれる?」
「…!わたしもごめんなさい!きらいなんていっちゃって…。でもほんとは、はなちゃんのこと、きらいなんかじゃないよ!」
「わぁ!みかちゃん…!ありがとう!」
「わたしも!ありがとう!」
おともだちって、とってもたいせつ!
それが、こんなみじかいけんかで、よーくわかったよ!
みんなも、おともだちはたいせつにね!
わたしは、ようちえんにいくために、じゅんびをしていました。
「はなちゃーん!もう、ようちえんバスきちゃうわよー!」
「はーい!おかあさん!」
たいへん!いそがなきゃ!
わたしは、ちいさなバッグにもっていくものをぎゅうぎゅうにつめました。
「これで、へいきかな?よし!おかあさん!いってきまーす!」
「はい、いってらっしゃい。きをつけるのよ。」
「うん!」
きょうも、ようちえん、たのしみだな!
あ、そうだ。
きょうも、みかちゃんいるかな?
みかちゃんっていうのは、わたしのおともだちで、さいきんこっちのほうにひっこしてきて、いっしょのバスていから、のれるようになったんだ!
「あ!みかちゃーん!」
「あ!はなちゃん!おはよう!」
「おはよう!」
みかちゃん、きょうもげんきそう!
うふふ!ようちえん、たのしみだなー!
わたしたちは、ようちえんバスにのって、ようちえんにいきました。
「ふー!やっとついたね。」
「うん!ながかった~。」
ようちえんバスにゆられて、2人ともヘトヘト…。
でも、ようちえんについて、せんせいにごあいさつすると、
「2人とも、おはようございます。」
「「おはようございます!」」
と、げんきもりもり!
「それじゃあ、あさのじかんは、じゆうじかんです!みんな、おともだちとなかよくあそんでくださいね。」
「はーい!!」
みんなげんきに、ごあいさつ!
よーい!じゆうじかん、たくさんあそぶぞー!
「ねぇねぇ、はなちゃん。」
「なぁに?」
「これね…こっそりもってきたんだ…。」
「これって……。スーパーボール?」
「そう。かわいいでしょ?このボール、とってもはねるんだよ!あそんでたら、たのしくなっちゃって、もってきちゃった!」
「えー!もってきていいの?」
「だいじょうぶだよ!バレなきゃ!」
みかちゃんって、そんなわるいことするんだ…。
でも、スーパーボールたのしそう!
「ねぇ、みかちゃん!そのスーパーボール、わたしにかーして!」
「え!ダメだよ!だって、あそんだらバレちゃうよ!」
「だって、あそぶためにもってきたんじゃないの?」
「ううん!はなちゃんに、みせようとおもってもってきたの。」
「ちょっとくらい、へいきだよ!!」
「だーめ!!」
わたしは、みかちゃんのスーパーボールをギュッとにぎって、ひっぱりました。
「あ!はなちゃん!いたいよー!やーめーてー!」
「かして!かしてー!」
わたしがつよくひっぱると、はなちゃんはなきだしてしまいました。
「えーーん!うぅ……。はなちゃん、ひどい!!」
「だって、みかちゃんがかしてくれないんじゃん!みかちゃんのほうがひどいよ!」
「もう、はなちゃんなんてしらない!」
そういって、けんかしていると、せんせいがきてしまいました。
「こらこら。けんかはいけませんよ?」
「だって………!はなちゃんがね!……」
というと、みかちゃんは、すべて、せんせいにおはなししてしまいました。
「まぁ、はなちゃん。ひっぱるのはダメよ。それに、みかちゃんも。こっそりスーパーボールなんて、もってきてはいけません。2人とも、おかあさんにおでんわします。」
えー!そんな…!おかあさんにおこられちゃうよ…。
「ふん!はなちゃんなんて、だいっきらい!」
「わ、わたしも、みかちゃんなんてだいっきらい!」
「はぁ…まったく…。」
せんせいはあきれていました。
みかちゃんとけんかなんて、いやだな…。
わたし、そんなにわるいことしてないのに…。
みかちゃんがスーパーボールをもってきたのがわるいんだよ。
でも、そのひは、もうみかちゃんとはおはなししませんでした。
おうちにかえると、かおをまっかっかにしたおかあさんがまっていました。
「こら!なんで、あんなことしたの!?」
そのまま、おかあさんからのおせっきょうは、なんじかんもつづきました。
「はなちゃんは、みかちゃんのことすきなんでしょ?たいせつなおともだちでしょ?」
「ううん!ちがうもん!みかちゃん、わたしにひどいことしたんだよ!だって、スーパーボールかしてくれないんだもん!」
「みせたかっただけなんでしょ?」
「じゃあ、なんで、もってきちゃいけないのにもってくるの…?」
「それは、だいじなおともだちのはなちゃんに、みせたかったのよ。わるいことだけど、どうしても。」
「でも…。わるいことなんでしょ?」
「それだけ、はなちゃんをたいせつにしてくれているのよ。」
みかちゃん…。
わたしは、とってもかなしくなりました。
あんなこといってごめんね。
そう、あしたあやまろう。
そしてつぎのひ。
「お、おはよう…みかちゃん。」
「……」
「あの…昨日はあんなこといってごめんね!なかなおりしてくれる?」
「…!わたしもごめんなさい!きらいなんていっちゃって…。でもほんとは、はなちゃんのこと、きらいなんかじゃないよ!」
「わぁ!みかちゃん…!ありがとう!」
「わたしも!ありがとう!」
おともだちって、とってもたいせつ!
それが、こんなみじかいけんかで、よーくわかったよ!
みんなも、おともだちはたいせつにね!
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