先生、おねがい。

あん

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番外編 風邪ひきさん②

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 「んっ……んぅ」

 ちゅぽっちゅぽっと、口いっぱいに俺のを頬張る姿はまるで可愛い可愛い小動物のよう。

 (相変わらず、美味そうにしゃぶってくれるよなぁ……)

 黒い瞳をとろーんとさせながら、まだ拙いながらも懸命に俺のことを気持ちよくさせようとしてる姿が、本当に唆る。
 一回りも年下の子に真っ裸でこんな不埒なことをさせてる罪悪感はもちろんあるが、それと同時に、素直に興奮してる自分もいて、背徳感が一層それを際立たせていた。

 「しーん……そろそろ……」
 「んーう」

 今の体力的に何度も出すのは控えた方がいい。
 頭を撫でて次へ進みたい意思を伝えるも、緩く首を振って拒否されてしまう。心はいったんモノから口を離したかと思えば、今度は竿にスリ、と頬ずりをして、そしてチラリと俺のことを上目遣いで見つめてきた。

 「せんせぇの、あつくておっきぃ……」
 「っ!」

 心臓がドキッと跳ねた瞬間、先からビュッと白い欲が吐き出された。その汚い白濁は、幼く愛らしい顔を汚し、当の本人はキョトンと目を瞬かせた。

 (うああ……)

 不意打ちだったとはいえ、いい歳こいて我慢できなかったことに絶望する。
 熱のせいかな?いや、きっとそうに違いない。今日の俺は本調子じゃないんだ。だから、そう、そういうこと。いやマジでそういうことにしないと、軽く死にたくなる。

 「あ……とにかく拭いて」

 ティッシュ箱から数枚取り出して顔を拭おうとすると、イッたせいなのか、急に目眩がして、俺は後ろに倒れて込んでしまった。
 とは言え、そこまでおおごとでもなく、意識はすぐにハッキリと持ち直したのだけど。

 「え、ちょ、心?」

 顔に精液をつけながら、心が馬乗りになってくる。そんな大胆な行動に出ているにも関わらず、表情はいつも通り恥ずかしそうに赤らめていて、そのギャップがこれまた俺の心と身体に支障をきたす。

 「先生の風邪は俺が治します……」

 (もうほんとこの可愛い生き物なんなの……)

 もう完全に熱で脳がイッてしまったのか、俺は頭をボーッとさせながら、ひたすらに心のことを「可愛い」「愛しい」と思うことしか出来なくなった。

 「少しだけ、待っててくださいね……」

 今日は全部自分がリードするつもりなのか、心は顔についた精液を細い指で拭い取って、そのまま自分の後孔へと持っていった。

 「あ……」

 (えろ……)

 切なそうに顔を歪める心。対して俺は、心の顔に近づくように上体を起こす。

 「しん……」
 「あ……せん、せ……」

 初めは風邪をうつさないようにと躊躇ったキスも、今や自分から仕掛ける始末。心は俺の舌に翻弄されたような甘い声を出しながらも、後ろを解そうと必死に指を動かしていた。

 「んぁ、まっ、て……後ろ、集中できなっ」

 そんな心の抗議は聞き入れずに、俺は赤く腫れた頂にかぶりついた。そのときにはもう、頭痛も何処かへ行っていて、俺は欲望のままに、赤い実に吸い付いたり、舌でコロコロと転がしたりして、弄んだ。

 「あ、だ、だめっ……だめっ、きちゃう、からっ」

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