41 / 329
40-R18
しおりを挟む先生が俺の手を取って、中心へと持っていく。
「ここを手で覆って、上下にしごくんだ」
「え……」
こんな場所をしごくだなんて。
(こんなとこ、本当にそんな乱暴にして良いの……?)
「こ、こわ……ぃ」
「けど、出さなきゃ辛いだろ?」
「うう……」
目を瞑って唇を噛む俺に、先生はグイッと密着度を高めた。
「せん、せ……?」
背中の違和感につい腰をくねらせてしまう。どんどん熱を溜める俺とは違って、先生は妙に冷静だった。
「……分かった。今日は俺がやるから」
「……え?ひゃっ!」
先生の言葉にびっくりして目を開けると、なんと先生は指で輪っこを作って俺のモノに通していた。驚愕してる間に、輪っこはユルユルと動き始め、その速度は徐々に早まっていく。
「あっ、だ、だめっ......やぁっ」
(なにっ……これっ……!)
先生の指と自分のモノが擦れて、変な感覚に襲われる。自分が自分じゃいような、そんな感覚。
「っあ、んっ......やぁ......あ、せんせっ」
初めての強すぎる刺激に耐えることが出来ず、喉から勝手に声が出てしまい、寝室に中は俺の恥ずかしい声でいっぱいだった。
「……心。声押さえて。このアパート結構壁薄いから」
そう注意されるも、耳元に感じた先生の吐息が余計に快感を際立たせた。
「やっ、あっ、むりぃっ……できなっ」
「……ごめん、心」
そう謝った先生が、もう片方の手で口を覆った。
「ん!?んっ……んんっ」
口を塞がれたことに何故かゾクゾクしてしまった俺は、一気に上り詰めた。
「ん、ん、ん──っ!」
勢いよく熱を吐き出し、身体の力が抜ける。傾いた俺のことを先生がしっかりと受け止めて、乱れた髪を梳いてくれた。
「はぁっ……はぁっ……」
「心、大丈夫?」
「……せん、せい」
横抱きにされたことでしっかりと見えた先生の顔。
先生はいつもの優しい顔じゃなくて、大人の顔をしていて。
(かっこ、いい……)
──そこで意識が途切れた。
0
お気に入りに追加
190
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる