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3巻【三】
3 来年のパフォーマンス甲子園
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自主練が終わったら一緒に帰ろと言い、朔也は三時前に放送室から外廊下へ出た。炎天下の校庭に陽炎が揺らめいて、一気に汗が噴き出る。ぺたっと額に張りついた前髪を掻き上げ、ケヤキの並ぶ中庭のほうから聞こえる蝉の合唱に気づいた。じりじりと肌を焼く日向から校舎の中へ入り、教室へ向かいながら鞄の中でボディシートを探した。一番量の多いものを買ったのに、青い袋はもう半分ほどに潰れている。
そう言えば制汗剤も少なくなってたな。体育祭の練習が本格的になる前に買わないと。
スマホにメモをしながら自教室へ行くと、既に他の女子たちが集まっていた。慌てて「遅れてごめん」と中に入る。だが今井は「今来たところだよ」と笑顔を見せた。
「あっついな。ちょっと廊下を歩くだけで汗がすごいよ」
まだ止まらない汗をタオルで拭うと女子たちが笑った。
「廊下はクーラーが効いてないもんね」
「教室に入ると爽快感がすごいもん」
朔也が息をついて鞄を机の横にかけると、「じゃあ前回の続きね」と今井が引き締まった顔つきになった。すると真っ先に中村が「はい」と立ち上がる。髪がクーラーの風に揺れてちらりと耳が覗いた。
「どんな作品がいいか考えた。今年の一位の学校は書道が好きだっていう思いをぶつける作品、二位は遊び心が入ったポップな作品。これは今年の私たちの傾向と似てたよね。三位は篆書を使った中国の作品。いろいろあったけど、重要なのは私たちに合ってること、私たちが思いを込められること。そこで思い出したの」
彼女は鞄から国語の教科書を取り出した。
「来年の作品、中島敦の『山月記』はどうかな」
中村が力強い声でそう言った。今年のようなポップな作品でリベンジをと考えていた朔也は驚き、他のメンバーを見た。皆も意外そうな表情を浮かべている。だが、中村は机に手をついて真剣に続けた。
「山月記、前期に授業でやったでしょ。今読み返すと、印象深いところがあって」
山月記は中島敦の作品で、秀才でプライドの高い李徴という人物が主人公となっている。科挙の難しい試験に突破したものの、詩人になる夢を諦めずに退職、詩作にふける。だがそれも挫折し、妻子のために仕事に就く。李徴は狂ってしまい、行方知れずになる。翌年、李徴の友人袁傪が仕事である地を訪れた。人食い虎が出るからと止められるも、宿を出立する。案の定虎に出くわすが、人間の語を解する声に虎の正体が李徴だと気づく。李徴は自分の詩を書き留めてくれと言い、それを聞いた袁傪は「素質は一流だが、一流になるにはなにかが欠けている」と思うのだ。
「これ、私たちに似てない?」
中村が教科書を捲ってそこを見つめ、すぐに顔をあげた。
「私たちだって予選演技は全国で勝負できる作品だって思ってた。だけど、違った。なにかが欠けてた。私、今は李徴のつらさが分かる」
中村の言葉に教室が水を打ったように静まり返った。一瞬蝉の音が遠ざかったように感じ、どこからか「ファイトー!」という部活に励む生徒の声が聞こえてきて我に返る。皆が中村の言葉の続きを待っている。中村は予選落ちしたときのことを思い出したのがちょっと言葉に詰まったが、気持ちを整えるようにふうと息をついた。
「今の私たちなら、李徴の気持ちを理解できる。山月記なら私たちの気持ちも重ねて表すことができる。李徴のなにか欠けた詩のところを入れたいの」
中村はそう言って皆を見回した。
「どうかな? これは私の意見だけど、他になにかいい題材はある?」
「それ、いいよ」
気づいたら朔也はそう口にしていた。
「中村の言うとおりだ。今のおれたちなら李徴の気持ちに共感できる」
「あたしも山月記に賛成」
今井がすかさず口を揃えた。
「正直、授業でやったときはプライドの高い李徴より、その李徴を友人だと思っている袁傪に好感を持った。でも、中村ちゃんに言われて気づいた。あたしたちだって、李徴と同じ挫折を味わった」
「私もそう思う」
「私も!」
皆の言葉に中村がほっとした顔をし、全員が同じ気持ちになったのが分かった。皆が笑顔で顔を見合わせて「これで行こう!」と頷き合う。体が熱くなってきて、皆も頬を赤くさせて興奮している。これが今の自分たちを表現する題材だ。その思いが全員に伝わったのが分かる。中村は目に力を入れた。
「私たち二年生は授業でやったから、見直して読み込もう。あとはどう一年生に伝えるか。難しい言葉が多いし、丁寧に解説しないと。授業みたいに黒板とプリントを使って勉強するの」
「勉強なら今井ちゃんと朔ができるでしょ? 二人なら説明できるんじゃない?」
急に名指しされて朔也は慌てた。学校の先生になると潰れそうと言った山宮の言葉が蘇る。
「理解はできてたと思うけど、一から解説できるかなんて分かんない。今井は?」
すると今井はちょっと考えるように顎に手をやった。すぐに顔をあげ、「あたし、やる」とはっきりと言った。
「あたし、一年生にも配れるノートを作ってみる。先生みたいにできるか分からないけど、努力してみる」
中村はそこで不安そうに眉尻を下げた。
「二年生の教科書にある話だから、一年生たちには難しいはず。それでも、今井ちゃんは一年生に説明できるようにしてもらいたいな。朔はそれを補ってほしい。他の皆ももう一度勉強しよう。質問されても答えられるようにしておかないと」
皆が一斉にこくりと頷く。
「渋い題材だから、カラー墨汁を使う雰囲気じゃないと思うんだけど」
「最後は月と虎の構図で終わるよね? そこをイラストにしたらどう?」
「色は虎の黄色とかオレンジを差し色にするくらいかな」
「藪の描写もなかった? 緑も使えるかも」
次々に意見を出し始める。中村が椅子を引いて座り、今皆が発言したことを紙に書いていく。
「一年生たちは最初は李徴に賛同できないんじゃないかな。私は奥さんと子どもより詩を優先したってところが引っかかったの」
一人の意見に朔也はそれを聞いて授業のことを振り返る。
「おれも袁傪のほうがいいなと思った。友だち思いなところがいいって」
「李徴はすごく頭のいい人物でしょ。かなり勉強をしないと受からない試験をすごい若さで受かったんだから。でも、詩の才能は突き抜けてなかったんだよね」
「一流の一歩手前までは上手いんだよ。デビュー直前の歌手と同じ」
「悔しいよね。上手いし、その自覚はあるわけでしょ。人に認められないってすごくつらいよ」
人に認められないという言葉に思わず目を瞑る。手本に忠実に書くことで褒められてきた書道。それが認められなかったとき、どれだけ苦しく悩んだか。どうあがいてもパフォーマンスに向いた字が書けず、本当につらかった。
「仕事を辞めてまで本気で取り組んだんだよな。それなのに認められない。プライドがズタズタになったんだっていうことはおれも理解できるよ」
「プライドが高いっていうのは、自分に自信があるって意味だよね。言葉を言い換えるだけで、李徴への共感も強まるかも。私たちだってそれなりに書道に自信があって予選に通過するって思ってたんだから」
話し合っているうちに国語のノートが見たくなってきた。うずうずしたのは皆も同じようで、「あたし、ノートを取ってくる!」と今井がすくっと立ち上がって教室を出て行く。別の女子もそれに続く。中村はロッカーへ行き、ノートを持ってきた。朔也は家に持って帰ってしまったので、同じ授業を受けたそれを覗く。
五人のうち、クラスが同じなのは朔也と中村だけだ。確認すると、三人の国語の教師から習っていることが分かった。互いにノートを見せ合うと、教師それぞれが違うプリントを作っていたことが分かる。一人の女子が代表してノートを集め、コピー機のある食堂へ行った。暫くして、五人分のコピーを集めて戻ってくる。
プリントを見ながら意見を交わす。すると授業の最初に読んだときの印象、勉強したときの印象、改めて読んでみた印象と変わっていくのが分かった。
書道はときに文学となる。書いている内容の解釈が重要となるときだ。今がそのとき。
全員が同じように感じたのか、もう一度山月記を勉強し、次回までに自分の考えを言えるようにしておくことに決めた。
そう言えば制汗剤も少なくなってたな。体育祭の練習が本格的になる前に買わないと。
スマホにメモをしながら自教室へ行くと、既に他の女子たちが集まっていた。慌てて「遅れてごめん」と中に入る。だが今井は「今来たところだよ」と笑顔を見せた。
「あっついな。ちょっと廊下を歩くだけで汗がすごいよ」
まだ止まらない汗をタオルで拭うと女子たちが笑った。
「廊下はクーラーが効いてないもんね」
「教室に入ると爽快感がすごいもん」
朔也が息をついて鞄を机の横にかけると、「じゃあ前回の続きね」と今井が引き締まった顔つきになった。すると真っ先に中村が「はい」と立ち上がる。髪がクーラーの風に揺れてちらりと耳が覗いた。
「どんな作品がいいか考えた。今年の一位の学校は書道が好きだっていう思いをぶつける作品、二位は遊び心が入ったポップな作品。これは今年の私たちの傾向と似てたよね。三位は篆書を使った中国の作品。いろいろあったけど、重要なのは私たちに合ってること、私たちが思いを込められること。そこで思い出したの」
彼女は鞄から国語の教科書を取り出した。
「来年の作品、中島敦の『山月記』はどうかな」
中村が力強い声でそう言った。今年のようなポップな作品でリベンジをと考えていた朔也は驚き、他のメンバーを見た。皆も意外そうな表情を浮かべている。だが、中村は机に手をついて真剣に続けた。
「山月記、前期に授業でやったでしょ。今読み返すと、印象深いところがあって」
山月記は中島敦の作品で、秀才でプライドの高い李徴という人物が主人公となっている。科挙の難しい試験に突破したものの、詩人になる夢を諦めずに退職、詩作にふける。だがそれも挫折し、妻子のために仕事に就く。李徴は狂ってしまい、行方知れずになる。翌年、李徴の友人袁傪が仕事である地を訪れた。人食い虎が出るからと止められるも、宿を出立する。案の定虎に出くわすが、人間の語を解する声に虎の正体が李徴だと気づく。李徴は自分の詩を書き留めてくれと言い、それを聞いた袁傪は「素質は一流だが、一流になるにはなにかが欠けている」と思うのだ。
「これ、私たちに似てない?」
中村が教科書を捲ってそこを見つめ、すぐに顔をあげた。
「私たちだって予選演技は全国で勝負できる作品だって思ってた。だけど、違った。なにかが欠けてた。私、今は李徴のつらさが分かる」
中村の言葉に教室が水を打ったように静まり返った。一瞬蝉の音が遠ざかったように感じ、どこからか「ファイトー!」という部活に励む生徒の声が聞こえてきて我に返る。皆が中村の言葉の続きを待っている。中村は予選落ちしたときのことを思い出したのがちょっと言葉に詰まったが、気持ちを整えるようにふうと息をついた。
「今の私たちなら、李徴の気持ちを理解できる。山月記なら私たちの気持ちも重ねて表すことができる。李徴のなにか欠けた詩のところを入れたいの」
中村はそう言って皆を見回した。
「どうかな? これは私の意見だけど、他になにかいい題材はある?」
「それ、いいよ」
気づいたら朔也はそう口にしていた。
「中村の言うとおりだ。今のおれたちなら李徴の気持ちに共感できる」
「あたしも山月記に賛成」
今井がすかさず口を揃えた。
「正直、授業でやったときはプライドの高い李徴より、その李徴を友人だと思っている袁傪に好感を持った。でも、中村ちゃんに言われて気づいた。あたしたちだって、李徴と同じ挫折を味わった」
「私もそう思う」
「私も!」
皆の言葉に中村がほっとした顔をし、全員が同じ気持ちになったのが分かった。皆が笑顔で顔を見合わせて「これで行こう!」と頷き合う。体が熱くなってきて、皆も頬を赤くさせて興奮している。これが今の自分たちを表現する題材だ。その思いが全員に伝わったのが分かる。中村は目に力を入れた。
「私たち二年生は授業でやったから、見直して読み込もう。あとはどう一年生に伝えるか。難しい言葉が多いし、丁寧に解説しないと。授業みたいに黒板とプリントを使って勉強するの」
「勉強なら今井ちゃんと朔ができるでしょ? 二人なら説明できるんじゃない?」
急に名指しされて朔也は慌てた。学校の先生になると潰れそうと言った山宮の言葉が蘇る。
「理解はできてたと思うけど、一から解説できるかなんて分かんない。今井は?」
すると今井はちょっと考えるように顎に手をやった。すぐに顔をあげ、「あたし、やる」とはっきりと言った。
「あたし、一年生にも配れるノートを作ってみる。先生みたいにできるか分からないけど、努力してみる」
中村はそこで不安そうに眉尻を下げた。
「二年生の教科書にある話だから、一年生たちには難しいはず。それでも、今井ちゃんは一年生に説明できるようにしてもらいたいな。朔はそれを補ってほしい。他の皆ももう一度勉強しよう。質問されても答えられるようにしておかないと」
皆が一斉にこくりと頷く。
「渋い題材だから、カラー墨汁を使う雰囲気じゃないと思うんだけど」
「最後は月と虎の構図で終わるよね? そこをイラストにしたらどう?」
「色は虎の黄色とかオレンジを差し色にするくらいかな」
「藪の描写もなかった? 緑も使えるかも」
次々に意見を出し始める。中村が椅子を引いて座り、今皆が発言したことを紙に書いていく。
「一年生たちは最初は李徴に賛同できないんじゃないかな。私は奥さんと子どもより詩を優先したってところが引っかかったの」
一人の意見に朔也はそれを聞いて授業のことを振り返る。
「おれも袁傪のほうがいいなと思った。友だち思いなところがいいって」
「李徴はすごく頭のいい人物でしょ。かなり勉強をしないと受からない試験をすごい若さで受かったんだから。でも、詩の才能は突き抜けてなかったんだよね」
「一流の一歩手前までは上手いんだよ。デビュー直前の歌手と同じ」
「悔しいよね。上手いし、その自覚はあるわけでしょ。人に認められないってすごくつらいよ」
人に認められないという言葉に思わず目を瞑る。手本に忠実に書くことで褒められてきた書道。それが認められなかったとき、どれだけ苦しく悩んだか。どうあがいてもパフォーマンスに向いた字が書けず、本当につらかった。
「仕事を辞めてまで本気で取り組んだんだよな。それなのに認められない。プライドがズタズタになったんだっていうことはおれも理解できるよ」
「プライドが高いっていうのは、自分に自信があるって意味だよね。言葉を言い換えるだけで、李徴への共感も強まるかも。私たちだってそれなりに書道に自信があって予選に通過するって思ってたんだから」
話し合っているうちに国語のノートが見たくなってきた。うずうずしたのは皆も同じようで、「あたし、ノートを取ってくる!」と今井がすくっと立ち上がって教室を出て行く。別の女子もそれに続く。中村はロッカーへ行き、ノートを持ってきた。朔也は家に持って帰ってしまったので、同じ授業を受けたそれを覗く。
五人のうち、クラスが同じなのは朔也と中村だけだ。確認すると、三人の国語の教師から習っていることが分かった。互いにノートを見せ合うと、教師それぞれが違うプリントを作っていたことが分かる。一人の女子が代表してノートを集め、コピー機のある食堂へ行った。暫くして、五人分のコピーを集めて戻ってくる。
プリントを見ながら意見を交わす。すると授業の最初に読んだときの印象、勉強したときの印象、改めて読んでみた印象と変わっていくのが分かった。
書道はときに文学となる。書いている内容の解釈が重要となるときだ。今がそのとき。
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