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第1章 さぁ冒険を始めよう!

第7話 新たなスキル

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「ね~お姉ちゃん!」

我が妹が僕の事を今だに『お姉ちゃん』と呼んでいます!

いや~夜月、途轍もなくカワイイから許しちゃうんだけどね……

……僕って実はシスコンだったのかな

「何かな?我がカワイイカワイイ妹よ!!」

「お姉ちゃん、そのテンションキモい……」

グハッ

い、妹が反抗期に…………

だ、誰か助けて!

~10分経過~

あ、危ない……

精神的ダメージで死んじゃうところだった。

ふ~

「ね~お姉ちゃん。そろそろ行こー」

「……うん、そうだね(シクシク)」

今から僕達が行くのはEXスキルの修練所だ。EXスキルと言うのはある一定の条件を示さないと取得できないスキルで未だに何個存在するかはわかってないらしい。

で今から取得しに行くのは、【斬撃強化】と言うスキルだ。主に切れ味の強化、アーツの強化が効果らしい。

僕の『狂喜の大剣ヴァーサーク•ディアベル』の『狂鬼乱演舞クロノ•クロニカ』は斬る事によって半連続的に攻撃する『武技』だ。
切れ味が良い状態な連続的に攻撃をすることができる。




「汝らには、この竹の全てこの古びた包丁で2分間以内に斬ってもらう。」

「…………マジですか」

スキンヘッドのお坊さんM  P  Cに渡されたのは『古びた包丁なまくら』。初期装備よりも攻撃力がないと言われる武器で5ぐらいしか攻撃力なかった気がする。

それに比べて竹は50本以上あり、耐久性がかなり高く打撃属性が効きにくいが、クリティカルが入りやすいらしい。

「じゃ、僕からやるよ」

古びた包丁を受け取り、位置につく。

合図と共に走り出し最初の一本を武技でぶった斬る。

「セイバー!」

クリティカル特有のエフェクトを煌めかせながら、光となって一本の竹が消滅する。

向かう刃で踏み込みながら、周りの竹を二連斬りし、纏めて5本を斬る。

ふと見れば視線の横に残りの竹数が表示されている。


   ____________

『特殊クエスト:修行①竹を時間内に斬りまくれ!!』

残り:44本 残り時間 1:52 秒

   ____________

50本がノルマらしい。

通常攻撃で2回、武技で1回で壊れるから初心者向けのクエストっぽ………

………………ん?

強くなってる?

通常攻撃がどんどん効きにくくなっているっぽい。

20本当たりから弾くようになってきたんだけど…………

「…………ッラ!!」

気合を入れて叩きつけるとザクッと鈍い音がして、真っ二つに折れた。
もうほぼ“割る”なんだけど…………

クリティカルを出すのにもコツコツが要るらしい。
どうやら45℃、90℃、ぐらいの間がクリティカルが出やすい。
そんな事を考えながら竹を壊し続けた。











「あ、危なかった……」

最後の竹は真面目に危なかった。

というかなんで切れないのって感じがしたんだけど……

「流石だね~お姉ちゃん!次は私がやるよ!」

「あ、あぁ……うん…頑張って夜月!」

「うん!」


合図と共に消える夜月。


見えない • • • • 


いつの間にか10本以上の竹のオブジェクトが閃きながら宙を舞っていた。

「速すぎでしょ……」

速さで言えば夜月はイズキを超えている。
それでもここまでとは思っていなかった。

1分も掛からずに全てを消してしまうとは………恐るべし妹様だ。

ま、無事に終わったし、スキルも手に入れたからいいかな?




   ___________

ルナ
Lv17
持ち金:219070コル
HP:259/259
MP:295/295
筋力:285
速度:339
頑丈:225
魔力:287
器用:362
体力:251

スキル:【千里眼Lv15】【投擲Lv17】【剣術Lv15】【魔力Lv12】【水魔法Lv12】【ペンまわしLv17】【軽業Lv11】【限界突破Lv11】【祈りLv2】【手品Lv3】

EXスキル:【斬撃強化Lv1】New!

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