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新しい旅の仲間と
寝起きドッキリ【視点混合】
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【リュシオン視点】
瀕死のミコト殿がマラクティカの王に連れて行かれた後。我々は今回の戦いの死傷者を確認し、まずは重傷者を手当てした。
俺はミコト殿の神の宝のおかげで、体の傷は癒えていたが
「わたくしも同じ道具で助けられたから分かります。体の傷は癒えても気力はすぐに戻らない。あなたも一度死にかけたのですから、調子が戻るまでは他の兵と同じように休んでいなさい」
アルメリア様はそう命じると「わたくしも少し休みます」と、ご自分の部屋に戻られた。
アルメリア様のおっしゃるとおり、戦いで失った気力はすぐには戻らず本調子ではない。
だが兵舎のベッドに横になったところで、ミコト殿の安否が気になって、疲れているのに眠れなかった。
ミコト殿は、けっきょくあのまま死んでしまったのではないか? 俺たちが全知の大鏡の言いなりになって無理やり巻き込んだせいで。
いっそ「お前たちのせいで」と、彼女が一言でも責めてくれたら。心に苦いものが残るだけで、これほど胸が引き裂かれそうな悲痛は感じなかったかもしれない。
自分が騙されたことを知った後も「友だちだから力を貸す」と当たり前のように言ってくれた彼女の声が。
猛火に身を焼かれ息も絶え絶えになりながら、最後まで誰も死なせまいとしたミコト殿の姿が頭から離れない。
そんな彼女が、もしあのまま死んでしまったら。俺だけがのうのうと生きて行くなんてできない。
竜騎士を志した日から、この命は国のものだと思っていた。その気持ちは今も変わらないが
「……無理だ。このまま何もせず時を待つなんて」
使命感よりも強い何かに突き動かされて、俺は書置き1つを残して、その日の夜に馬でエーデルワールを発った。
マラクティカの周囲には死の砂漠が広がっており、例え軍隊を組んでも突破は不可能だとは知っていた。
灼熱の昼と極寒の夜。激しい寒暖差に加えて、気温が下がる夜はゴールデンスコーピオンやサンドワームをはじめとする魔獣の動きが活発になる。
さらに夜は星で方位が知れるものの、日中は磁場が狂っているせいで方位磁石を使えない。
その死の砂漠を越えてマラクティカに使者を送れたのは、全知の大鏡が同行したから。
大鏡の導きで、大型の魔獣に襲われたり目印の無い砂漠で迷ったりすることなく最短ルートで抜けられた。
だが今回は俺1人。いちおう5日分の水と食料は持ったが、魔獣の襲撃や砂漠で迷わずに済むかは、もはや賭けにもならない無謀。自殺行為であることは自分でも分かっていた。
それでもミコト殿の安否を確認しない限りは、心が先に死んでしまいそうだった。
砂漠をさ迷って3日目。暑さで疲弊したところをサンドワームに襲われて、なんとか勝利したものの、ついに力尽きて倒れた。
情けない。これではただの無駄死にだ。俺が真に為すべきは、身を挺して俺たちを救ってくれたミコト殿を、今度は自分が助けることだったのに。それも叶わずに死ぬなんて。
嫌だと拒否する声も、やがて奈落のような闇に飲まれて消えた。
ところが一度沈んだはずの意識がにわかに浮上する。
回復した意識がまず感じたのは、全身を浸す清らな水の気配。
薄目を開けると、死の砂漠とは違う爽やかな青空が目に入った。
「ここは……?」
ボーッとしながら口にすると
「人間、起きた」
「髪だけじゃなくて目も青い。私たちには無い色。綺麗」
周囲で若い女性たちが何か言っている。声で女性だと分かったが、言葉の意味は不明だ。
反射的に彼女たちに目をやると
「なっ!? なんで裸なんだ!?」
厳密には胸と腰回りは最低限の布で覆っている。しかし胸元は見せても、足や肩は出さないファッションをする我が国と比べれば、やはり裸同然の格好だった。
いわゆる人頭獣人と言う、ほぼ人間の姿をした彼女たちは愛想よく
「あなた、病み上がり。急に起きちゃダメ」
「大人しく治癒の泉浸かる。私たち介抱する」
言葉は分からないが、声や表情は好意的だ。
その代わり。
「この男、人間だけど可愛い。ちょっと味見したい」
「ねっ。サーティカも好きにしていいって言っていた」
「じゃあ、いいよね。もう元気みたいだし」
「イイことしたら、もっと元気になる」
3人の若い女性たちは目配せすると、妖艶な微笑みを浮かべながら自らの服に手をかけて――。
【ミコト視点】
一度はリュシオンを人頭女性たちに任せたものの
「やっぱり心配だな。今からでも様子を見に行こうかな?」
立ち上がろうとする私を、サーティカが引き留めて
「お姉ちゃんの知り合いには女たちがついているから大丈夫ニャ。それよりお姉ちゃんも一時とは言え、死の砂漠に居たんだから、ちゃんと休んだほうがいいニャ。サーティカとジュース飲むニャ~」
「もう十分涼んだし、平気だけどな……」
断り切れずサーティカと木陰でジュースを飲んでいると
「うわぁぁぁっ!?」
突然の悲鳴にビクッとする。
「今のリュシオンの声?」
「ずいぶん早いお目覚めニャ~。人頭美女たちのもてなし、人間様はお気に召さなかったかニャ~?」
声が聞こえたほうを見ながら、サーティカが意地悪に笑う。
私はリュシオンを迎えに行こうと立ち上がると
「私やっぱり様子を見て来るね」
「あっ、お姉ちゃん。こっちから行くと、危ないニャ。向こうから来るまで、ここで待ったほうがいいニャ」
サーティカは止めたけど、すごい悲鳴だったので、リュシオンを迎えに行った。
すると建物の陰から
「うわっ!?」
「ぴゃっ!?」
とつぜん飛び出して来た何かとぶつかって、そのまま押し倒された。
「す、すまない! 大丈夫か!?」
声に目を開けると、マラクティカの青空を背景に、冷たい雫を滴らせる瑠璃色の髪が目に入った。
「リュシオン。良かった。目が覚めたんだ」
治癒の泉から慌てて出て来たのか、リュシオンは腰にタオルを巻いて、剣を持っているだけの姿だった。
でも2週間ほどマラクティカで過ごしたおかげで、男性の露出には少し慣れたし、今は動揺よりも再会の感動が勝った。
ところが私の反応に、リュシオンはなぜか「えっ?」と驚いて
「ミコト殿? 本当にミコト殿なのか?」
なぜか本物か疑われて戸惑う。一時的に伸ばした髪は、すでに元の少年のような長さに戻したのに。前とは服装が違うから分からないのかな?
「前の服は燃えちゃったから、こっちで新しい服を用意してもらったんだ。でも、ちゃんと私だよ」
人違いじゃないよと笑顔で言うと
「わっ!? いきなりどうしたの? リュシオン」
突然ギュッと抱き締められて驚く。
でもすぐに彼の体の震えに気付いた。震えているのは体だけじゃなくて
「良かった、あなたが無事で……。もしかしたら、あのまま死んでしまったんじゃないかって……。もう二度と会えないかと……」
リュシオンの声には涙が混じっていた。
確かに彼が最後に見た私は、普通なら助からないような酷い火傷だった。その火傷が綺麗に治って当たり前の顔で居ることが、彼には信じられなかったのだろう。
すごく心配をかけちゃったんだなと
「ゴメンね、心配かけちゃって。私は大丈夫だから、泣かないで」
自分も泣きそうになりながら、彼の後ろ頭を撫でていると
「お姉ちゃんに! 裸でくっつくニャー!」
駆け付けたサーティカが、リュシオンのむき出しの背中をバリッと引っ掻く。
「うわッ!? なんだ、このケダモノ!」
咄嗟に剣を構えるリュシオンに私は慌てて
「リュシオン! その子は私の友だちだから! サーティカも! 相手は病み上がりだから! お願いだからケンカしないで!?」
瀕死のミコト殿がマラクティカの王に連れて行かれた後。我々は今回の戦いの死傷者を確認し、まずは重傷者を手当てした。
俺はミコト殿の神の宝のおかげで、体の傷は癒えていたが
「わたくしも同じ道具で助けられたから分かります。体の傷は癒えても気力はすぐに戻らない。あなたも一度死にかけたのですから、調子が戻るまでは他の兵と同じように休んでいなさい」
アルメリア様はそう命じると「わたくしも少し休みます」と、ご自分の部屋に戻られた。
アルメリア様のおっしゃるとおり、戦いで失った気力はすぐには戻らず本調子ではない。
だが兵舎のベッドに横になったところで、ミコト殿の安否が気になって、疲れているのに眠れなかった。
ミコト殿は、けっきょくあのまま死んでしまったのではないか? 俺たちが全知の大鏡の言いなりになって無理やり巻き込んだせいで。
いっそ「お前たちのせいで」と、彼女が一言でも責めてくれたら。心に苦いものが残るだけで、これほど胸が引き裂かれそうな悲痛は感じなかったかもしれない。
自分が騙されたことを知った後も「友だちだから力を貸す」と当たり前のように言ってくれた彼女の声が。
猛火に身を焼かれ息も絶え絶えになりながら、最後まで誰も死なせまいとしたミコト殿の姿が頭から離れない。
そんな彼女が、もしあのまま死んでしまったら。俺だけがのうのうと生きて行くなんてできない。
竜騎士を志した日から、この命は国のものだと思っていた。その気持ちは今も変わらないが
「……無理だ。このまま何もせず時を待つなんて」
使命感よりも強い何かに突き動かされて、俺は書置き1つを残して、その日の夜に馬でエーデルワールを発った。
マラクティカの周囲には死の砂漠が広がっており、例え軍隊を組んでも突破は不可能だとは知っていた。
灼熱の昼と極寒の夜。激しい寒暖差に加えて、気温が下がる夜はゴールデンスコーピオンやサンドワームをはじめとする魔獣の動きが活発になる。
さらに夜は星で方位が知れるものの、日中は磁場が狂っているせいで方位磁石を使えない。
その死の砂漠を越えてマラクティカに使者を送れたのは、全知の大鏡が同行したから。
大鏡の導きで、大型の魔獣に襲われたり目印の無い砂漠で迷ったりすることなく最短ルートで抜けられた。
だが今回は俺1人。いちおう5日分の水と食料は持ったが、魔獣の襲撃や砂漠で迷わずに済むかは、もはや賭けにもならない無謀。自殺行為であることは自分でも分かっていた。
それでもミコト殿の安否を確認しない限りは、心が先に死んでしまいそうだった。
砂漠をさ迷って3日目。暑さで疲弊したところをサンドワームに襲われて、なんとか勝利したものの、ついに力尽きて倒れた。
情けない。これではただの無駄死にだ。俺が真に為すべきは、身を挺して俺たちを救ってくれたミコト殿を、今度は自分が助けることだったのに。それも叶わずに死ぬなんて。
嫌だと拒否する声も、やがて奈落のような闇に飲まれて消えた。
ところが一度沈んだはずの意識がにわかに浮上する。
回復した意識がまず感じたのは、全身を浸す清らな水の気配。
薄目を開けると、死の砂漠とは違う爽やかな青空が目に入った。
「ここは……?」
ボーッとしながら口にすると
「人間、起きた」
「髪だけじゃなくて目も青い。私たちには無い色。綺麗」
周囲で若い女性たちが何か言っている。声で女性だと分かったが、言葉の意味は不明だ。
反射的に彼女たちに目をやると
「なっ!? なんで裸なんだ!?」
厳密には胸と腰回りは最低限の布で覆っている。しかし胸元は見せても、足や肩は出さないファッションをする我が国と比べれば、やはり裸同然の格好だった。
いわゆる人頭獣人と言う、ほぼ人間の姿をした彼女たちは愛想よく
「あなた、病み上がり。急に起きちゃダメ」
「大人しく治癒の泉浸かる。私たち介抱する」
言葉は分からないが、声や表情は好意的だ。
その代わり。
「この男、人間だけど可愛い。ちょっと味見したい」
「ねっ。サーティカも好きにしていいって言っていた」
「じゃあ、いいよね。もう元気みたいだし」
「イイことしたら、もっと元気になる」
3人の若い女性たちは目配せすると、妖艶な微笑みを浮かべながら自らの服に手をかけて――。
【ミコト視点】
一度はリュシオンを人頭女性たちに任せたものの
「やっぱり心配だな。今からでも様子を見に行こうかな?」
立ち上がろうとする私を、サーティカが引き留めて
「お姉ちゃんの知り合いには女たちがついているから大丈夫ニャ。それよりお姉ちゃんも一時とは言え、死の砂漠に居たんだから、ちゃんと休んだほうがいいニャ。サーティカとジュース飲むニャ~」
「もう十分涼んだし、平気だけどな……」
断り切れずサーティカと木陰でジュースを飲んでいると
「うわぁぁぁっ!?」
突然の悲鳴にビクッとする。
「今のリュシオンの声?」
「ずいぶん早いお目覚めニャ~。人頭美女たちのもてなし、人間様はお気に召さなかったかニャ~?」
声が聞こえたほうを見ながら、サーティカが意地悪に笑う。
私はリュシオンを迎えに行こうと立ち上がると
「私やっぱり様子を見て来るね」
「あっ、お姉ちゃん。こっちから行くと、危ないニャ。向こうから来るまで、ここで待ったほうがいいニャ」
サーティカは止めたけど、すごい悲鳴だったので、リュシオンを迎えに行った。
すると建物の陰から
「うわっ!?」
「ぴゃっ!?」
とつぜん飛び出して来た何かとぶつかって、そのまま押し倒された。
「す、すまない! 大丈夫か!?」
声に目を開けると、マラクティカの青空を背景に、冷たい雫を滴らせる瑠璃色の髪が目に入った。
「リュシオン。良かった。目が覚めたんだ」
治癒の泉から慌てて出て来たのか、リュシオンは腰にタオルを巻いて、剣を持っているだけの姿だった。
でも2週間ほどマラクティカで過ごしたおかげで、男性の露出には少し慣れたし、今は動揺よりも再会の感動が勝った。
ところが私の反応に、リュシオンはなぜか「えっ?」と驚いて
「ミコト殿? 本当にミコト殿なのか?」
なぜか本物か疑われて戸惑う。一時的に伸ばした髪は、すでに元の少年のような長さに戻したのに。前とは服装が違うから分からないのかな?
「前の服は燃えちゃったから、こっちで新しい服を用意してもらったんだ。でも、ちゃんと私だよ」
人違いじゃないよと笑顔で言うと
「わっ!? いきなりどうしたの? リュシオン」
突然ギュッと抱き締められて驚く。
でもすぐに彼の体の震えに気付いた。震えているのは体だけじゃなくて
「良かった、あなたが無事で……。もしかしたら、あのまま死んでしまったんじゃないかって……。もう二度と会えないかと……」
リュシオンの声には涙が混じっていた。
確かに彼が最後に見た私は、普通なら助からないような酷い火傷だった。その火傷が綺麗に治って当たり前の顔で居ることが、彼には信じられなかったのだろう。
すごく心配をかけちゃったんだなと
「ゴメンね、心配かけちゃって。私は大丈夫だから、泣かないで」
自分も泣きそうになりながら、彼の後ろ頭を撫でていると
「お姉ちゃんに! 裸でくっつくニャー!」
駆け付けたサーティカが、リュシオンのむき出しの背中をバリッと引っ掻く。
「うわッ!? なんだ、このケダモノ!」
咄嗟に剣を構えるリュシオンに私は慌てて
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