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怠惰の指輪
この家で起きている問題
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私は夜になってから、再びクリスティアちゃんの屋敷を訪ねた。
「母屋には伯母様たちが居ますから、見つからないように離れにいらしてください」
クリスティアちゃんの案内で、敷地内の端にある離れに入る。
ここは元々、離婚して出戻った伯母さんと2人の娘さんのために、クリスティアちゃんのお父さんが建てたそうだ。
ところが彼女の両親が倒れて以来。屋敷は伯母さんと娘さんたちが占領し、クリスティアちゃんのご両親が離れに追いやられた。
クリスティアちゃんとばあやさんは、夜でも伯母さんたちの注文に応えられるように、屋敷内にある使用人部屋で暮らしているらしい。
クリスティアちゃんは私を連れて離れに入ると
「ばあや。例の占い師さんが来てくださったわ。占い師さん、こちらは父が子どもの頃から働いてくれているばあやのマーサです」
しかし友好的なクリスティアちゃんと違い、ばあやさんはギロッと私を睨んで
「お嬢様から話は伺っていますが、医師すら匙を投げた旦那様と奥様のご病気の治し方が、占い師なんかに本当に分かるんですか?」
「ばあや、失礼なことを言わないで。あの食材だって、この方が買って来てくださったのよ」
「ですが、お嬢様。占いなんて心と頭の弱い人に付け込む詐欺みたいな商売ですよ。お嬢様だって普段なら、占い師の言うことなんて鵜呑みにしないのでは?」
「それはそうかもしれないけど……」
なんだか追い返されそうな雰囲気だ。
かくいう私も自分の家族や知人が、人生の一大事を占い師の助言で決めようとしていたら心配するかもしれない。
本当は占いではなく、フィーロの持つ全知の力によるものなんだけど。
フィーロから安全のために悪魔の指環や神の宝について、なるべく人には話さないように言われていた。
けれど、その方針は時と場合によるようで
「我が君。彼女の言うとおり、この家の一大事をぽっと出の占い師なんかに任せられないだろう。話を円滑に進めるためにも、俺のことを見せたらいい」
フィーロはわざと彼女たちにも聞こえるように、私に助言した。
「ひっ!? なんです!? 今の声!?」
「今の声、占い師さんに話しかけたの?」
ばあやさんが特に怯えているので、私はすぐにフィーロを紹介した。
しかし鏡の中のフィーロを見たばあやさんは、いっそう動転して
「か、鏡に人がぁぁっ!?」
「ばあや、落ち着いて! 気をしっかり持って!」
危うく、ばあやさんの心臓が止まりかけたものの
「すごい! あなたはただの占い師じゃなくて、魔法の道具を持った旅人さんだったんですね!」
「魔法の道具も信じがたいけど、実際に見せられちゃ仕方ありませんねぇ」
本当の素性を話したことで、今度はばあやさんも信じてくれた。
「それで私の両親や使用人たちの謎の不調は、病気ではなく魔法の道具のせいなんですか?」
クリスティアちゃんの問いを、フィーロは「ああ」と肯定して
「今までのことを、よく振り返って欲しい。君の両親が倒れた後。両親が寝込んでいる間は、まだ幼い君の代わりに自分がこの屋敷を取り仕切ると言って、伯母上と娘たちは我が物顔で振る舞うようになった」
具体的に言えば、うつる病かもしれないから弟夫婦は離れに移ったほうがいい。
でもまだ幼いクリスティアちゃんは、両親が恋しいだろうから一緒に離れに。
そうするとご両親と、クリスティアちゃんが使っていた部屋が空く。
じゃあ、回復するまでは私と娘たちが使ってもいいわよね、と流れるように、この屋敷の本当の主たちを追い出したようだ。
もちろんこの屋敷の本当の主を蔑ろにして、使用人さんたちが何も思わないはずがない。
『いくら元々は当家のお嬢様だからって、一度は他家に嫁いだ身。それなのに現在の当主と、その娘であるお嬢様を離れに追いやるとは、なんたる暴挙。こんな勝手をするようなら出て行っていただきたい』
古株の使用人さんたちが抗議したそうだけど
「でもそれからすぐに伯母様に抗議した使用人たちが次々と、両親と同じように倒れてしまったんです」
それを見た他の使用人さんたちは、最初に伯母さんが言ったとおり、伝染病ではないかと疑った。
病気を恐れた使用人さんたちは屋敷を去り、伯母さんを追い出そうとした忠実な者たちは次々と病に倒れていく。
それで今はクリスティアちゃんとばあやさんだけになり、2人で家事をするしかなくなったそうだ。
「本来ならこの家のご令嬢であるお嬢様が、出戻り女とその娘たちのために、下女のように働かされるなんて屈辱でしたが……」
ばあやさんが物申しに行ったところ
『使用人風情が口を慎みなさい。どういう原理か知らないけど、今まで病に倒れて行ったのは、みな使用人の分際で私にたてついた者たちなんですからね』
伯母さんは見下すような笑みで
『神様か何かが見ていて、身の程を知れと言っているのかもしれないわねぇ』
と言ったそうだ。
けれど、それは当然、神様の思し召しではなく
「魔法の道具があるとすれば! あの女が意図的に邪魔者を排除していたんですね!」
「その道具をどうにかすれば、私の両親や使用人たちは元に戻るんですか!?」
興奮するばあやさんとクリスティアちゃんに、フィーロは落ち着いた声で
「そう。君の伯母上がご両親に使ったのは、触れるだけで相手の気力を奪う魔法の指輪だ。外すと魔法が解けてしまうから、伯母上は寝ている間もそれを身に着けている」
フィーロの言葉に、クリスティアちゃんは「確かに!」と手を打って
「伯母様は服装の趣味は普通なのに、なぜか指輪だけ、とても禍々しいものを付けていたわ!」
「自分は悪魔のように邪悪な女だという自己表現かと思ったら、呪いのアイテムだったんですねぇ!」
ずっと苦しめられていたせいか、特にばあやさんのコメントが辛口だ。
「恐ろしい力を持った指輪だが、外せば魔法がリセットされる。伯母上から指輪を奪うだけで、君の両親と使用人たちは回復するだろう」
「方法が分かったのはいいけど、どうやって伯母さんから指輪を奪えばいいのかな?」
下手に協力者を増やすと、魔法の道具を持つ旅人の噂が一気に広まるかもしれない。
だからなるべく、この3人で対処したい。
だけど、ばあやさんは高齢でクリスティアちゃんは子ども。私も別の世界から来ただけの一般人だ。
この問題に、ばあやさんも難しい顔で
「指輪を奪うってことは、あの女の手に触れるってことですからね。今度は私たちが魔法の餌食になるかも」
悪魔の指環を警戒する私たちに、フィーロは事も無げに
「なに、起きている人間から奪おうとするから話が難しくなる。君たちはちょうど伯母上の給仕をしているんだから、食事かお茶に一服盛って眠らせればいいのさ」
「ええ? でも眠り薬なんてうちには」
クリスティアちゃんは困ったように、ばあやさんと顔を見合わせた。
「それもこちらで用意しよう。ただ昼間の買い物代と一緒に、料金はそちらで持ってもらう」
フィーロの言葉に、私は「えっ?」と驚いて
「買い物代はともかく、私たちはもともと悪魔の指輪を探していたのに。それを手に入れるための薬代まで、クリスティアちゃんたちに払わせるのは悪くないかな?」
ところが当のクリスティアちゃんが
「いいえ、当家の問題を解決していただくための費用ですもの。こちらが支払うのは当然です」
今は伯母さんがお金を管理しているから無理だけど、両親が無事に目覚めたら買い物代と一緒に支払うと約束してくれた。
今さらだけど、彼女は小学校高学年くらいなのに、こんなに堂々と交渉できるなんて、すごいな。
経費を持ってもらう代わりではないけど、悪魔の指環を外す役は私がすることになった。
フィーロによれば指輪だけを慎重に引き抜けば、魔法にはかからないそうだ。
それでも、もし薬の効きが悪くて伯母さんが目覚めたら。身じろぎでもして偶然手が触れたらと考えると、すごく怖い。
だけどクリスティアちゃんは子どもで、ばあやさんはおばあさん。フィーロは鏡の中なのだから、確かに私がやるしかない。
それに私は彼女たちと違って、これからも悪魔の指環を集めなきゃいけないんだ。
1つ1つ経験を積んでいくつもりで、がんばろうと自分を奮い立たせた。
「母屋には伯母様たちが居ますから、見つからないように離れにいらしてください」
クリスティアちゃんの案内で、敷地内の端にある離れに入る。
ここは元々、離婚して出戻った伯母さんと2人の娘さんのために、クリスティアちゃんのお父さんが建てたそうだ。
ところが彼女の両親が倒れて以来。屋敷は伯母さんと娘さんたちが占領し、クリスティアちゃんのご両親が離れに追いやられた。
クリスティアちゃんとばあやさんは、夜でも伯母さんたちの注文に応えられるように、屋敷内にある使用人部屋で暮らしているらしい。
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「ばあや。例の占い師さんが来てくださったわ。占い師さん、こちらは父が子どもの頃から働いてくれているばあやのマーサです」
しかし友好的なクリスティアちゃんと違い、ばあやさんはギロッと私を睨んで
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「ばあや、失礼なことを言わないで。あの食材だって、この方が買って来てくださったのよ」
「ですが、お嬢様。占いなんて心と頭の弱い人に付け込む詐欺みたいな商売ですよ。お嬢様だって普段なら、占い師の言うことなんて鵜呑みにしないのでは?」
「それはそうかもしれないけど……」
なんだか追い返されそうな雰囲気だ。
かくいう私も自分の家族や知人が、人生の一大事を占い師の助言で決めようとしていたら心配するかもしれない。
本当は占いではなく、フィーロの持つ全知の力によるものなんだけど。
フィーロから安全のために悪魔の指環や神の宝について、なるべく人には話さないように言われていた。
けれど、その方針は時と場合によるようで
「我が君。彼女の言うとおり、この家の一大事をぽっと出の占い師なんかに任せられないだろう。話を円滑に進めるためにも、俺のことを見せたらいい」
フィーロはわざと彼女たちにも聞こえるように、私に助言した。
「ひっ!? なんです!? 今の声!?」
「今の声、占い師さんに話しかけたの?」
ばあやさんが特に怯えているので、私はすぐにフィーロを紹介した。
しかし鏡の中のフィーロを見たばあやさんは、いっそう動転して
「か、鏡に人がぁぁっ!?」
「ばあや、落ち着いて! 気をしっかり持って!」
危うく、ばあやさんの心臓が止まりかけたものの
「すごい! あなたはただの占い師じゃなくて、魔法の道具を持った旅人さんだったんですね!」
「魔法の道具も信じがたいけど、実際に見せられちゃ仕方ありませんねぇ」
本当の素性を話したことで、今度はばあやさんも信じてくれた。
「それで私の両親や使用人たちの謎の不調は、病気ではなく魔法の道具のせいなんですか?」
クリスティアちゃんの問いを、フィーロは「ああ」と肯定して
「今までのことを、よく振り返って欲しい。君の両親が倒れた後。両親が寝込んでいる間は、まだ幼い君の代わりに自分がこの屋敷を取り仕切ると言って、伯母上と娘たちは我が物顔で振る舞うようになった」
具体的に言えば、うつる病かもしれないから弟夫婦は離れに移ったほうがいい。
でもまだ幼いクリスティアちゃんは、両親が恋しいだろうから一緒に離れに。
そうするとご両親と、クリスティアちゃんが使っていた部屋が空く。
じゃあ、回復するまでは私と娘たちが使ってもいいわよね、と流れるように、この屋敷の本当の主たちを追い出したようだ。
もちろんこの屋敷の本当の主を蔑ろにして、使用人さんたちが何も思わないはずがない。
『いくら元々は当家のお嬢様だからって、一度は他家に嫁いだ身。それなのに現在の当主と、その娘であるお嬢様を離れに追いやるとは、なんたる暴挙。こんな勝手をするようなら出て行っていただきたい』
古株の使用人さんたちが抗議したそうだけど
「でもそれからすぐに伯母様に抗議した使用人たちが次々と、両親と同じように倒れてしまったんです」
それを見た他の使用人さんたちは、最初に伯母さんが言ったとおり、伝染病ではないかと疑った。
病気を恐れた使用人さんたちは屋敷を去り、伯母さんを追い出そうとした忠実な者たちは次々と病に倒れていく。
それで今はクリスティアちゃんとばあやさんだけになり、2人で家事をするしかなくなったそうだ。
「本来ならこの家のご令嬢であるお嬢様が、出戻り女とその娘たちのために、下女のように働かされるなんて屈辱でしたが……」
ばあやさんが物申しに行ったところ
『使用人風情が口を慎みなさい。どういう原理か知らないけど、今まで病に倒れて行ったのは、みな使用人の分際で私にたてついた者たちなんですからね』
伯母さんは見下すような笑みで
『神様か何かが見ていて、身の程を知れと言っているのかもしれないわねぇ』
と言ったそうだ。
けれど、それは当然、神様の思し召しではなく
「魔法の道具があるとすれば! あの女が意図的に邪魔者を排除していたんですね!」
「その道具をどうにかすれば、私の両親や使用人たちは元に戻るんですか!?」
興奮するばあやさんとクリスティアちゃんに、フィーロは落ち着いた声で
「そう。君の伯母上がご両親に使ったのは、触れるだけで相手の気力を奪う魔法の指輪だ。外すと魔法が解けてしまうから、伯母上は寝ている間もそれを身に着けている」
フィーロの言葉に、クリスティアちゃんは「確かに!」と手を打って
「伯母様は服装の趣味は普通なのに、なぜか指輪だけ、とても禍々しいものを付けていたわ!」
「自分は悪魔のように邪悪な女だという自己表現かと思ったら、呪いのアイテムだったんですねぇ!」
ずっと苦しめられていたせいか、特にばあやさんのコメントが辛口だ。
「恐ろしい力を持った指輪だが、外せば魔法がリセットされる。伯母上から指輪を奪うだけで、君の両親と使用人たちは回復するだろう」
「方法が分かったのはいいけど、どうやって伯母さんから指輪を奪えばいいのかな?」
下手に協力者を増やすと、魔法の道具を持つ旅人の噂が一気に広まるかもしれない。
だからなるべく、この3人で対処したい。
だけど、ばあやさんは高齢でクリスティアちゃんは子ども。私も別の世界から来ただけの一般人だ。
この問題に、ばあやさんも難しい顔で
「指輪を奪うってことは、あの女の手に触れるってことですからね。今度は私たちが魔法の餌食になるかも」
悪魔の指環を警戒する私たちに、フィーロは事も無げに
「なに、起きている人間から奪おうとするから話が難しくなる。君たちはちょうど伯母上の給仕をしているんだから、食事かお茶に一服盛って眠らせればいいのさ」
「ええ? でも眠り薬なんてうちには」
クリスティアちゃんは困ったように、ばあやさんと顔を見合わせた。
「それもこちらで用意しよう。ただ昼間の買い物代と一緒に、料金はそちらで持ってもらう」
フィーロの言葉に、私は「えっ?」と驚いて
「買い物代はともかく、私たちはもともと悪魔の指輪を探していたのに。それを手に入れるための薬代まで、クリスティアちゃんたちに払わせるのは悪くないかな?」
ところが当のクリスティアちゃんが
「いいえ、当家の問題を解決していただくための費用ですもの。こちらが支払うのは当然です」
今は伯母さんがお金を管理しているから無理だけど、両親が無事に目覚めたら買い物代と一緒に支払うと約束してくれた。
今さらだけど、彼女は小学校高学年くらいなのに、こんなに堂々と交渉できるなんて、すごいな。
経費を持ってもらう代わりではないけど、悪魔の指環を外す役は私がすることになった。
フィーロによれば指輪だけを慎重に引き抜けば、魔法にはかからないそうだ。
それでも、もし薬の効きが悪くて伯母さんが目覚めたら。身じろぎでもして偶然手が触れたらと考えると、すごく怖い。
だけどクリスティアちゃんは子どもで、ばあやさんはおばあさん。フィーロは鏡の中なのだから、確かに私がやるしかない。
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