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別れの足音
欲が無いのは君のほう(カイル視点)
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旅立ちの日までに、俺とアニスはできる限りの準備をした。
「集めたクォーツ、全部売っちゃっていいの?」
「ピィはドラゴンやユニコーンと同じくらいの魔力を溜めておけるから。私のためのクォーツはピィだけで充分。細かいクォーツは売って旅の資金にしよう」
と街に行ってクォーツを売却した。旅の準備はそれだけじゃなく
「……毎日こんなに吸わせてもらって、体辛くない?」
「だ、大丈夫……」
夜になると父さんには内緒で、俺の部屋でアニスに精液をあげていた。
アニスは心配そうだけど、精液を吸われても俺は辛いどころか気持ちいいだけなので、かえって付け込んでいないか心苦しくなる。
でもアニスはできるだけピィに魔力を溜めておきたいみたいだ。魔力があればアニスも色んな闇魔法が使える。魔法が使えれば、もし俺が居ない時に何かあっても自衛できる。だから、やっぱり旅立ちの前に、彼女の分の魔力をできるだけ溜めておくべきだろう。
それならアニスが気に病まないようにと
「いっぱい吸われると眠くなるけど、次の日はもうなんとも無いから」
「たった一晩眠っただけで回復するのか。君の魔力量は本当に桁違いだね」
俺の足元に膝をついていたアニスは、立ち上がってベッドに座り直すと、横からこちらを覗き込んで
「聖騎士になれば、きっと歴史に名を残すだろうに。私なんかと来ていいの?」
「俺、歴史に名を残すとかよく分からない。たくさんの人にちょっと知られるより、いちばん大事な人の記憶にたくさん残りたい」
例えばアニスと出会ってから今日まで色んな言葉や想いを交わしたように、これからも2人だけの思い出をたくさん積み重ねていきたい。
それは本の一説や知らない人の記憶に、名前や功績がちょっと残るより、俺にはずっと価値のあることだった。
そんな俺に、アニスは「君は本当に欲が無いね」と言ったけど
「欲はあると思う……」
父さんには報われなくていいと言ったし、その気持ちに嘘は無い。でも欲を言えば両想いになりたい。アニスが俺のためにエニシアの花冠を被ってくれたら、どんなに幸せだろうと、よく想像する。
欲望はそれだけじゃなくて、アニスをギューッと抱きしめたい。彼女の甘い匂いを嗅ぎながら、柔らかな胸に顔を埋められたら、どれだけ気持ちいいだろうとか、すごく考えちゃうけど
「欲って?」
「いやっ! やっぱりなんでもない!」
我に返って否定するも、アニスには俺の願望が筒抜けみたいで
「もしかしてエッチなことがしたいの?」
「し、したくないよ!? 大丈夫です!」
もともと嘘は苦手だけど、アニスの前だと特に下手になる。
思うさまアワアワする俺に、アニスは眉を下げて
「……君がしたいことをしてもいいのに。胸を触るのでも、それ以上のことでも。君にはその権利があるのに」
アニスは柔らかな手で俺の手を取って、ジッとこちらを見つめて来た。今は魔法を使っているわけじゃないはずなのに、夜の湖のように静かで神秘的な黒い瞳で見つめられるだけで、魅了されたようにクラクラしてしまう。
俺は誘惑に抗うようにブンブンと首を振りながら
「無い。アニスを好きにしていい権利、俺には無い」
本当はまた裸を見たいとかキスしたいとか、色々あるけど
「アニスはこれからそういうの、本当に好きな人としかしちゃダメ」
自分で言って、ちょっと泣きそうになる。アニスに好きな人ができて、笑顔で寄り添うようになったら。想像だけで悲しくて、心が壊れそうになる。
それでも、もしアニスに好きな人ができたら、愛する人と結ばれる以上の幸福はきっと無いから、それが叶うように応援したい。
けれど俺の言葉にアニスは
「……それが君だと言ったら?」
「えっ? ど、どういう意味?」
戸惑う俺の頬に、アニスはソッと手で触れながら
「君が好きだよ。だから何をされても構わない。取り引きじゃなくて、ただ好きだから」
「ほ、本当に? アニス、俺を好きになってくれたの? 子どもとしてじゃなくて、特別な意味で?」
まだ子どもなのもあるけど、ずっと俺を拒んでいたアニスが好きになってくれたなんて、すぐには信じられなかった。
だけどアニスは、くしゃっと顔を歪ませて
「……だって特別に想うしかないでしょう? 君みたいな子。私みたいな女を本気で好きになってくれる変わった子」
泣きそうに潤んだ目で俺を見ながら
「好きとか護るとか親にも言われたことが無かった。私がずっと諦めていたものを君はくれたから、私も君が好きになった」
そこまで言うと少し俯いて
「好いてくれたから好きになるなんて、君と違って現金だけど」
離れようとするアニスの手を、今度は自分から取ると
「そ、そんなことない。どんな理由でも、アニスが俺と同じ気持ちになってくれて嬉しい」
彼女も俺が好きなのかと思ったら、もっとアニスが恋しくなっちゃって
「あの、本当に両想いなら抱きしめてもいい?」
「抱きしめるだけでいいの?」
多分アニスは俺が望むなら、いくらでも与えてくれるのかもしれない。
ただそれはきっと俺が好きだからじゃなくて、無償で尽くさせるのは悪いって、罪悪感から来るものだ。
加えて彼女は自分が汚れていると思っているから、ゴミが出し惜しみするのはおかしいみたいな、自暴自棄もあるかもしれない。
アニスが本気で好きだから、完全に無欲にはなれないけど
「本当はもっと触りたいけど、すぐにそういうことを求めるのは、君を大事にしていないみたいで嫌だから。アニスをたくさん大事にしたい」
今はただ彼女を抱きしめると
「……君は本当に、私を普通の女のように扱うんだね」
アニスは俺の腕の中で、ふと体の力を抜いた。それから、ぎこちなく俺の背中に腕を回すと
「……子どもの頃、私を愛してくれる人に、ただ抱きしめられることが夢だった。ありがとう、カイル。こんな幸せな気持ちを教えてくれて」
欲が無いのはアニスのほうだ。こうしてただ抱きしめられることが夢だったって。それだけの願いも、ずっと叶わずに居たのかと思ったら切なくて、余計にこの人を護りたいと想った。
「集めたクォーツ、全部売っちゃっていいの?」
「ピィはドラゴンやユニコーンと同じくらいの魔力を溜めておけるから。私のためのクォーツはピィだけで充分。細かいクォーツは売って旅の資金にしよう」
と街に行ってクォーツを売却した。旅の準備はそれだけじゃなく
「……毎日こんなに吸わせてもらって、体辛くない?」
「だ、大丈夫……」
夜になると父さんには内緒で、俺の部屋でアニスに精液をあげていた。
アニスは心配そうだけど、精液を吸われても俺は辛いどころか気持ちいいだけなので、かえって付け込んでいないか心苦しくなる。
でもアニスはできるだけピィに魔力を溜めておきたいみたいだ。魔力があればアニスも色んな闇魔法が使える。魔法が使えれば、もし俺が居ない時に何かあっても自衛できる。だから、やっぱり旅立ちの前に、彼女の分の魔力をできるだけ溜めておくべきだろう。
それならアニスが気に病まないようにと
「いっぱい吸われると眠くなるけど、次の日はもうなんとも無いから」
「たった一晩眠っただけで回復するのか。君の魔力量は本当に桁違いだね」
俺の足元に膝をついていたアニスは、立ち上がってベッドに座り直すと、横からこちらを覗き込んで
「聖騎士になれば、きっと歴史に名を残すだろうに。私なんかと来ていいの?」
「俺、歴史に名を残すとかよく分からない。たくさんの人にちょっと知られるより、いちばん大事な人の記憶にたくさん残りたい」
例えばアニスと出会ってから今日まで色んな言葉や想いを交わしたように、これからも2人だけの思い出をたくさん積み重ねていきたい。
それは本の一説や知らない人の記憶に、名前や功績がちょっと残るより、俺にはずっと価値のあることだった。
そんな俺に、アニスは「君は本当に欲が無いね」と言ったけど
「欲はあると思う……」
父さんには報われなくていいと言ったし、その気持ちに嘘は無い。でも欲を言えば両想いになりたい。アニスが俺のためにエニシアの花冠を被ってくれたら、どんなに幸せだろうと、よく想像する。
欲望はそれだけじゃなくて、アニスをギューッと抱きしめたい。彼女の甘い匂いを嗅ぎながら、柔らかな胸に顔を埋められたら、どれだけ気持ちいいだろうとか、すごく考えちゃうけど
「欲って?」
「いやっ! やっぱりなんでもない!」
我に返って否定するも、アニスには俺の願望が筒抜けみたいで
「もしかしてエッチなことがしたいの?」
「し、したくないよ!? 大丈夫です!」
もともと嘘は苦手だけど、アニスの前だと特に下手になる。
思うさまアワアワする俺に、アニスは眉を下げて
「……君がしたいことをしてもいいのに。胸を触るのでも、それ以上のことでも。君にはその権利があるのに」
アニスは柔らかな手で俺の手を取って、ジッとこちらを見つめて来た。今は魔法を使っているわけじゃないはずなのに、夜の湖のように静かで神秘的な黒い瞳で見つめられるだけで、魅了されたようにクラクラしてしまう。
俺は誘惑に抗うようにブンブンと首を振りながら
「無い。アニスを好きにしていい権利、俺には無い」
本当はまた裸を見たいとかキスしたいとか、色々あるけど
「アニスはこれからそういうの、本当に好きな人としかしちゃダメ」
自分で言って、ちょっと泣きそうになる。アニスに好きな人ができて、笑顔で寄り添うようになったら。想像だけで悲しくて、心が壊れそうになる。
それでも、もしアニスに好きな人ができたら、愛する人と結ばれる以上の幸福はきっと無いから、それが叶うように応援したい。
けれど俺の言葉にアニスは
「……それが君だと言ったら?」
「えっ? ど、どういう意味?」
戸惑う俺の頬に、アニスはソッと手で触れながら
「君が好きだよ。だから何をされても構わない。取り引きじゃなくて、ただ好きだから」
「ほ、本当に? アニス、俺を好きになってくれたの? 子どもとしてじゃなくて、特別な意味で?」
まだ子どもなのもあるけど、ずっと俺を拒んでいたアニスが好きになってくれたなんて、すぐには信じられなかった。
だけどアニスは、くしゃっと顔を歪ませて
「……だって特別に想うしかないでしょう? 君みたいな子。私みたいな女を本気で好きになってくれる変わった子」
泣きそうに潤んだ目で俺を見ながら
「好きとか護るとか親にも言われたことが無かった。私がずっと諦めていたものを君はくれたから、私も君が好きになった」
そこまで言うと少し俯いて
「好いてくれたから好きになるなんて、君と違って現金だけど」
離れようとするアニスの手を、今度は自分から取ると
「そ、そんなことない。どんな理由でも、アニスが俺と同じ気持ちになってくれて嬉しい」
彼女も俺が好きなのかと思ったら、もっとアニスが恋しくなっちゃって
「あの、本当に両想いなら抱きしめてもいい?」
「抱きしめるだけでいいの?」
多分アニスは俺が望むなら、いくらでも与えてくれるのかもしれない。
ただそれはきっと俺が好きだからじゃなくて、無償で尽くさせるのは悪いって、罪悪感から来るものだ。
加えて彼女は自分が汚れていると思っているから、ゴミが出し惜しみするのはおかしいみたいな、自暴自棄もあるかもしれない。
アニスが本気で好きだから、完全に無欲にはなれないけど
「本当はもっと触りたいけど、すぐにそういうことを求めるのは、君を大事にしていないみたいで嫌だから。アニスをたくさん大事にしたい」
今はただ彼女を抱きしめると
「……君は本当に、私を普通の女のように扱うんだね」
アニスは俺の腕の中で、ふと体の力を抜いた。それから、ぎこちなく俺の背中に腕を回すと
「……子どもの頃、私を愛してくれる人に、ただ抱きしめられることが夢だった。ありがとう、カイル。こんな幸せな気持ちを教えてくれて」
欲が無いのはアニスのほうだ。こうしてただ抱きしめられることが夢だったって。それだけの願いも、ずっと叶わずに居たのかと思ったら切なくて、余計にこの人を護りたいと想った。
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