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第1話・推しとまさかの急接近です
探っても裏が見えない(風丸視点)
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幸い麦わらちゃんは和泉の姐御と親交がある。仲のいい女同士は、その日あったことを明け透けに話すもんだ。多分、俺の話も出るだろうと、和泉の姐御の部屋の天井裏に忍んだ。
夜、和泉の姐御の部屋に遊びに来た麦わらちゃんは
「律子さん! 風丸、ブレスレットを喜んでくれました!」
「良かったね。風丸の役に立てて」
「はいっ!」
ここからでは姿は見えないが、弾んだ声を聞くだけで満面の笑みが浮かんで来る。麦わらちゃんはそのまま上機嫌に話を続けて
「同じ空間で同じ空気を吸い合う関係になれただけでも奇跡なのに、最近は風丸に助けてもらったり、直接プレゼントできたり最高です」
同じ空間で同じ空気を吸い合う関係って、限りなく他人だろ。何に奇跡を感じてんだと脳内でツッコんでいると
「そんなに風丸が好きなのに、由羽ちゃんは今の関係のままでいいの? エバーシュタインさんはあまり風丸を大事にしていないみたいだし、自分が彼のマスターだったらとは思わない?」
和泉の姐御がちょうどよく核心に触れてくれた。もし本当は俺をものにしたいなら、ここで真意が聞けるはずだ。
しかし麦わらちゃんは、さっきまでの上機嫌を引っ込めて
「風丸が彼女に不満を持っているのは心配ですが、強制されているわけじゃないのに彼女のもとを離れないのは、なんだかんだエバーシュタインさんのところが、完璧ではなくとも最善なんだと思います」
意外と賢しいことを言うと、たぶん最期にちょっと笑って
「いちばん大事なのは風丸の安全ですから、私のところで1人で苦労するより、アルゼリオさんと共闘できたほうがいいです」
和泉の姐御にまで、俺が安全ならいいと言っていた。それだけでも意味不明なのに、麦わらちゃんはさらに
「それに全く関われないんじゃ寂しいですが、今の私にはパトロンとして風丸を陰から支えるという大いなる野望がありますので! 推しに直接貢げるなんてファン冥利に尽きます!」
女同士の会話を聞いても、麦わらちゃんの真意は見えなかった。俺の居ないところでも俺が好きで、ただ支えたいと言っている。自分のものでもないのに謎すぎる。
俺が好きだから、俺が幸せだと自分も幸せだって言うのが、まさか本心だなんて言わないよな?
俺はそんな気持ち知らない。他人に向けたことも向けられたことも無い。唯一、親子の関係においては、そういう無償の愛みたいなものが存在するらしいが、麦わらちゃんは俺の親じゃない。
麦わらちゃんの言動は俺にとって未知すぎて、どう受け取っていいのか分からず、取りあえず保留にした。本当は何か狙っているなら、向こうから動くだろう。
ちなみに麦わらちゃんから借りた腕輪は
「風丸? なんですか、その装備は? 一角獣の腕輪なんてすごそうなもの、いったいどこで手に入れたんです?」
「手に入れたんじゃなくて借りたんだよ。麦わらちゃんが貸してくれたんだ」
他の女の名前を出すと、金髪ちゃんは露骨に顔を歪めて
「麦わらちゃんって相楽さんのことですか? どうして彼女が、そんな貴重な装備を自分の騎士でもないあなたに貸してくれたんですか?」
「俺が好きらしいよ」なんて言ったら、麦わらちゃんを吊しに行きかねないので
「別に他意は無いんじゃない? 麦わらちゃんは和泉の姐御やユエルにもあれこれ支援しているみたいだし、単にこの腕輪が風属性の魔法効果を増すから俺に貸してくれたんだろ」
単なる善意ということにしたが、金髪ちゃんは俺と価値観が近いようで
「回復薬や毒消しくらいならともかく、そんな貴重な装備をタダで貸すはずないじゃないですか。あの女きっと、あなたを狙っているんですよ。無欲なフリして陰でコソコソ人のものに手を出すなんて浅ましい女」
綺麗な顔して本当に口汚い女だ。『人面獣心』って言葉があるけど、まるで意地の悪いキツネが美しい女の面の皮を張りつけているようだ。
俺は内心で嫌悪しつつ、顏には気楽な笑みを浮かべて
「まー、そんなに気にするなよ。向こうが何を考えていようが、俺はアンタの忍なんだからさ。自分の懐は痛めずに、タダで戦力強化できて良かったなーでいいじゃん」
適当に宥めると、金髪ちゃんはしおらしい顔で俺に身を寄せながら
「お願いですから、あの女に余計な恩義を感じないでくださいね。あなたは私の忍なんだから。私にだけ忠誠を誓ってください」
たいしてケアもしないくせに忠誠だけは求めやがる。そのお綺麗な容姿だけで男を言いなりにできると思っているなら、金髪ちゃんは相当な世間知らずだ。まるではじめてこの姿を使うかのように、自分の美貌を過信している。
金髪ちゃんの外見と内面にズレを感じつつ
「まぁ、アンタにだけ忠誠を誓うかは、そっち次第かな」
「なんです? 私次第って」
「元々この組み合わせは暫定的なもんだろ? 導き手には俺たちを従える権利がある代わりに、俺たちには自分の主を選ぶ権利がある。流石にもの1つ借りたくらいで寝返るほど安くねーけど、だからこそアンタにも主人としての在り方を考えてもらいたいもんだね」
どうせなら対抗馬への焦りを利用して、俺への不遇を改めるように促した。金髪ちゃん自身にはなんの情も無いが、麦わらちゃんの見立てどおり、1人で戦うのは骨が折れるので。
夜、和泉の姐御の部屋に遊びに来た麦わらちゃんは
「律子さん! 風丸、ブレスレットを喜んでくれました!」
「良かったね。風丸の役に立てて」
「はいっ!」
ここからでは姿は見えないが、弾んだ声を聞くだけで満面の笑みが浮かんで来る。麦わらちゃんはそのまま上機嫌に話を続けて
「同じ空間で同じ空気を吸い合う関係になれただけでも奇跡なのに、最近は風丸に助けてもらったり、直接プレゼントできたり最高です」
同じ空間で同じ空気を吸い合う関係って、限りなく他人だろ。何に奇跡を感じてんだと脳内でツッコんでいると
「そんなに風丸が好きなのに、由羽ちゃんは今の関係のままでいいの? エバーシュタインさんはあまり風丸を大事にしていないみたいだし、自分が彼のマスターだったらとは思わない?」
和泉の姐御がちょうどよく核心に触れてくれた。もし本当は俺をものにしたいなら、ここで真意が聞けるはずだ。
しかし麦わらちゃんは、さっきまでの上機嫌を引っ込めて
「風丸が彼女に不満を持っているのは心配ですが、強制されているわけじゃないのに彼女のもとを離れないのは、なんだかんだエバーシュタインさんのところが、完璧ではなくとも最善なんだと思います」
意外と賢しいことを言うと、たぶん最期にちょっと笑って
「いちばん大事なのは風丸の安全ですから、私のところで1人で苦労するより、アルゼリオさんと共闘できたほうがいいです」
和泉の姐御にまで、俺が安全ならいいと言っていた。それだけでも意味不明なのに、麦わらちゃんはさらに
「それに全く関われないんじゃ寂しいですが、今の私にはパトロンとして風丸を陰から支えるという大いなる野望がありますので! 推しに直接貢げるなんてファン冥利に尽きます!」
女同士の会話を聞いても、麦わらちゃんの真意は見えなかった。俺の居ないところでも俺が好きで、ただ支えたいと言っている。自分のものでもないのに謎すぎる。
俺が好きだから、俺が幸せだと自分も幸せだって言うのが、まさか本心だなんて言わないよな?
俺はそんな気持ち知らない。他人に向けたことも向けられたことも無い。唯一、親子の関係においては、そういう無償の愛みたいなものが存在するらしいが、麦わらちゃんは俺の親じゃない。
麦わらちゃんの言動は俺にとって未知すぎて、どう受け取っていいのか分からず、取りあえず保留にした。本当は何か狙っているなら、向こうから動くだろう。
ちなみに麦わらちゃんから借りた腕輪は
「風丸? なんですか、その装備は? 一角獣の腕輪なんてすごそうなもの、いったいどこで手に入れたんです?」
「手に入れたんじゃなくて借りたんだよ。麦わらちゃんが貸してくれたんだ」
他の女の名前を出すと、金髪ちゃんは露骨に顔を歪めて
「麦わらちゃんって相楽さんのことですか? どうして彼女が、そんな貴重な装備を自分の騎士でもないあなたに貸してくれたんですか?」
「俺が好きらしいよ」なんて言ったら、麦わらちゃんを吊しに行きかねないので
「別に他意は無いんじゃない? 麦わらちゃんは和泉の姐御やユエルにもあれこれ支援しているみたいだし、単にこの腕輪が風属性の魔法効果を増すから俺に貸してくれたんだろ」
単なる善意ということにしたが、金髪ちゃんは俺と価値観が近いようで
「回復薬や毒消しくらいならともかく、そんな貴重な装備をタダで貸すはずないじゃないですか。あの女きっと、あなたを狙っているんですよ。無欲なフリして陰でコソコソ人のものに手を出すなんて浅ましい女」
綺麗な顔して本当に口汚い女だ。『人面獣心』って言葉があるけど、まるで意地の悪いキツネが美しい女の面の皮を張りつけているようだ。
俺は内心で嫌悪しつつ、顏には気楽な笑みを浮かべて
「まー、そんなに気にするなよ。向こうが何を考えていようが、俺はアンタの忍なんだからさ。自分の懐は痛めずに、タダで戦力強化できて良かったなーでいいじゃん」
適当に宥めると、金髪ちゃんはしおらしい顔で俺に身を寄せながら
「お願いですから、あの女に余計な恩義を感じないでくださいね。あなたは私の忍なんだから。私にだけ忠誠を誓ってください」
たいしてケアもしないくせに忠誠だけは求めやがる。そのお綺麗な容姿だけで男を言いなりにできると思っているなら、金髪ちゃんは相当な世間知らずだ。まるではじめてこの姿を使うかのように、自分の美貌を過信している。
金髪ちゃんの外見と内面にズレを感じつつ
「まぁ、アンタにだけ忠誠を誓うかは、そっち次第かな」
「なんです? 私次第って」
「元々この組み合わせは暫定的なもんだろ? 導き手には俺たちを従える権利がある代わりに、俺たちには自分の主を選ぶ権利がある。流石にもの1つ借りたくらいで寝返るほど安くねーけど、だからこそアンタにも主人としての在り方を考えてもらいたいもんだね」
どうせなら対抗馬への焦りを利用して、俺への不遇を改めるように促した。金髪ちゃん自身にはなんの情も無いが、麦わらちゃんの見立てどおり、1人で戦うのは骨が折れるので。
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