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約束が叶う時
オマケ・再会した後のこと
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再会の喜びを分かち合った後。抱き上げていたカザネを下ろしたブライアンは
「今日はもちろん俺のところに泊るよな?」
「えっ、ゴメン。部屋が決まるまでは、ハンナの家にお世話になろうかと」
カザネの余所余所しい返答に、ブライアンはムッとして
「なんで恋人が居るのに友だちの家に泊まるんだよ?」
「だってブライアンには何も言わないで来ちゃったから、いきなり行ったら迷惑かなって」
「なんだ、その他人行儀。新学期から一緒に住むんだろ。いきなり来られたからって迷惑なはずがない」
1年ぶりに会えたのだから、ブライアンとしては片時も離れたくなかった。しかし冷静に考えれば
「……でも確かに俺が今住んでいる部屋は、人を呼べるほど綺麗じゃないや。やっぱり新しい部屋が決まるまで、ハンナのところに泊めてもらうか?」
自分の貧乏暮らしにカザネを付き合わせるのは悪いと、発言を撤回しようとしたが
「ううん。ブライアンがいいなら一緒に住みたい。1年ぶりに会えたのに、離れたくないもん」
いきなり転がり込まれたら迷惑だろうと遠慮していただけで、本当はカザネも同じ気持ちだった。カザネに笑顔で見上げられたブライアンはキュンとして
「……今日はもう寝かさないから」
と彼女をギュッと抱きしめた。
それから2人はブライアンが住んでいる安アパートに移動した。どうせ大学に行くまでの仮住まいなのだから、寝られれば十分だと剥がれた壁紙や、ガムテームでおざなりに補修された窓ガラスなどをそのままにしていた。
定期的に掃除しているので不潔では無いが、廃墟感がすごい。改めて自分の住まいの惨状を見て、本当に人を招くところじゃないなと反省したブライアンは
「悪いな、本当にボロくて」
こんなところで暮らさせるなんて気の毒だと詫びるも、カザネはニコッとして
「ううん。秘密基地みたいでカッコいい。1人だったら怖いけど、ブライアンと一緒なら楽しそう」
「なんかもう……お前は1年経ってもお前だな」
またブライアンに抱きしめられたカザネは
「子どもっぽい?」
「無邪気で可愛い」
ブライアンは彼女の頭にキスして、熱っぽい目で見下ろすと
「また会えたらたくさんキスする約束。今からしてもいい?」
「う、うん。ずっと待っていたから、たくさんして欲しい」
それから2人はベッドに移動して
「ずっとお前に、こうしたかった」
ブライアンはカザネを抱き寄せると、絶え間なくキスしながら細く柔らかな体をあちこち撫で回した。
「私もずっとブライアンに触って欲しかった」
カザネは甘えん坊の子猫のように、自分からも一生懸命、ブライアンにスリスリした。以前は逃げ腰だったのに、自分から甘えてくれることが嬉しかったブライアンは
「遠距離恋愛なんて辛いだけって思っていたけど、いい面もあるみたいだな?」
「いい面って?」
「シャイだった彼女が大胆になってくれる」
ブライアンはカザネの耳に甘く囁いた。照れたカザネは「もうもう」とブライアンをポコポコ叩いた。ブライアンは久しぶりの戯れにニヤニヤしながら
「だって本当に嬉しいんだもん。お前も俺が欲しかったんだって聞いて。せっかく触れ合えても、一方通行じゃ寂しいからさ」
「一方通行なはずないよ……。本当にずっと、こうして欲しかった……」
カザネにギュッとしがみつかれたブライアンは
「じゃあ、今日はたくさん期待に応えなきゃ」
と笑いながら彼女のワンピースを脱がせた。
カザネの下着姿を見たブライアンは、あることに気付いて嬉しそうな顔をすると
「下着も1年前とは違うな。俺のためにオシャレして来てくれたの? きっと俺がすぐに欲しがるだろうって想像して?」
ブライアンの言うとおり、1年前はスポーツブラだったのに、今日はフェミニンなデザインの綺麗な下着を着けている。それもまたブライアンに少しでも綺麗だと思われたいカザネの女心だったのだが
「へ、変なことを聞かないで欲しい……」
指摘されると恥ずかしくてカザネは赤くなった。ブライアンはカザネの反応に、愛しそうに目を細めながら
「ワンピースも下着もすごく似合っているよ。あんまり綺麗で脱がせるの、もったいないくらいだ」
感謝の代わりにカザネの頭を優しく撫でた。ブライアンはいつもカザネのちょっとした努力に気付いて、ちゃんと労ってくれる。体だけじゃなく心も優しくくすぐられるようで、カザネはふわふわと幸せな気持ちになった。
「今日はもちろん俺のところに泊るよな?」
「えっ、ゴメン。部屋が決まるまでは、ハンナの家にお世話になろうかと」
カザネの余所余所しい返答に、ブライアンはムッとして
「なんで恋人が居るのに友だちの家に泊まるんだよ?」
「だってブライアンには何も言わないで来ちゃったから、いきなり行ったら迷惑かなって」
「なんだ、その他人行儀。新学期から一緒に住むんだろ。いきなり来られたからって迷惑なはずがない」
1年ぶりに会えたのだから、ブライアンとしては片時も離れたくなかった。しかし冷静に考えれば
「……でも確かに俺が今住んでいる部屋は、人を呼べるほど綺麗じゃないや。やっぱり新しい部屋が決まるまで、ハンナのところに泊めてもらうか?」
自分の貧乏暮らしにカザネを付き合わせるのは悪いと、発言を撤回しようとしたが
「ううん。ブライアンがいいなら一緒に住みたい。1年ぶりに会えたのに、離れたくないもん」
いきなり転がり込まれたら迷惑だろうと遠慮していただけで、本当はカザネも同じ気持ちだった。カザネに笑顔で見上げられたブライアンはキュンとして
「……今日はもう寝かさないから」
と彼女をギュッと抱きしめた。
それから2人はブライアンが住んでいる安アパートに移動した。どうせ大学に行くまでの仮住まいなのだから、寝られれば十分だと剥がれた壁紙や、ガムテームでおざなりに補修された窓ガラスなどをそのままにしていた。
定期的に掃除しているので不潔では無いが、廃墟感がすごい。改めて自分の住まいの惨状を見て、本当に人を招くところじゃないなと反省したブライアンは
「悪いな、本当にボロくて」
こんなところで暮らさせるなんて気の毒だと詫びるも、カザネはニコッとして
「ううん。秘密基地みたいでカッコいい。1人だったら怖いけど、ブライアンと一緒なら楽しそう」
「なんかもう……お前は1年経ってもお前だな」
またブライアンに抱きしめられたカザネは
「子どもっぽい?」
「無邪気で可愛い」
ブライアンは彼女の頭にキスして、熱っぽい目で見下ろすと
「また会えたらたくさんキスする約束。今からしてもいい?」
「う、うん。ずっと待っていたから、たくさんして欲しい」
それから2人はベッドに移動して
「ずっとお前に、こうしたかった」
ブライアンはカザネを抱き寄せると、絶え間なくキスしながら細く柔らかな体をあちこち撫で回した。
「私もずっとブライアンに触って欲しかった」
カザネは甘えん坊の子猫のように、自分からも一生懸命、ブライアンにスリスリした。以前は逃げ腰だったのに、自分から甘えてくれることが嬉しかったブライアンは
「遠距離恋愛なんて辛いだけって思っていたけど、いい面もあるみたいだな?」
「いい面って?」
「シャイだった彼女が大胆になってくれる」
ブライアンはカザネの耳に甘く囁いた。照れたカザネは「もうもう」とブライアンをポコポコ叩いた。ブライアンは久しぶりの戯れにニヤニヤしながら
「だって本当に嬉しいんだもん。お前も俺が欲しかったんだって聞いて。せっかく触れ合えても、一方通行じゃ寂しいからさ」
「一方通行なはずないよ……。本当にずっと、こうして欲しかった……」
カザネにギュッとしがみつかれたブライアンは
「じゃあ、今日はたくさん期待に応えなきゃ」
と笑いながら彼女のワンピースを脱がせた。
カザネの下着姿を見たブライアンは、あることに気付いて嬉しそうな顔をすると
「下着も1年前とは違うな。俺のためにオシャレして来てくれたの? きっと俺がすぐに欲しがるだろうって想像して?」
ブライアンの言うとおり、1年前はスポーツブラだったのに、今日はフェミニンなデザインの綺麗な下着を着けている。それもまたブライアンに少しでも綺麗だと思われたいカザネの女心だったのだが
「へ、変なことを聞かないで欲しい……」
指摘されると恥ずかしくてカザネは赤くなった。ブライアンはカザネの反応に、愛しそうに目を細めながら
「ワンピースも下着もすごく似合っているよ。あんまり綺麗で脱がせるの、もったいないくらいだ」
感謝の代わりにカザネの頭を優しく撫でた。ブライアンはいつもカザネのちょっとした努力に気付いて、ちゃんと労ってくれる。体だけじゃなく心も優しくくすぐられるようで、カザネはふわふわと幸せな気持ちになった。
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