猫の背中にくっつくウサギ

キログラム

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猫のキモチ

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ずっとお尻にくっつくなんて、ずっと発情してるのでは?と腐った頭で考えてしまった話

※ウサギ飼育したことないので、完全に独断と偏見です

ほのぼの動画汚して申し訳ありません。
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「うぅ、、もう、、離れろよぉー、、まーちゃん!!」

俺はちょっと半泣きになりながら、背中にくっつくまーちゃんを引き離そうとするが全力でくっつく腕はなかなか引き離せない。毎日のこととはいえ、俺はほとほと弱り果てた。



二つ年下のまーちゃんこと真幸は俺、柳葉隆の弟だ。
幼い頃のまーちゃんは触れるとうっとりしてしまうほど、柔らかくて気持ちいい栗色のふわふわな髪。まん丸のお目々を一生懸命見上げて俺を見つめてくるぷっくりした顔。した足らずな声で「たっくん!」と呼び、ついてくる姿はかわいいの一言に尽きた。かわいいの権化。かわいいの擬人化。
物心ついた時から天使な弟がかわいくてかわいくてかわいくて仕方ない俺が、この天使を朝から晩まで可愛がるのは仕方なかったと思う。っていうか可愛がらないなんて無理。もしこんな結果になると分かっていても、過去に戻った俺はまた同じことを繰り返すだろう。

かわいいかわいいかわいい「かわいい」がゲシュタルト崩壊しそうなぐらいかわいい弟の世話を、俺は毎日率先してやっていた。おむつはまだ2歳の俺に任せてはもらえなかったけど、離乳食をアーンしてあげたり、まーちゃんが泣けば家族の誰よりも早く駆けつけて笑顔にしてあげた。自分のことを後回しにして、全てをまーちゃん優先にした努力の結果、まーちゃんは誰よりも俺に懐いてくれた。散歩する時も手を繋ぐのは俺。夜一緒に寝るのも俺。父さんなんて入る隙間もない。幼い子供が一番大好きなはずの母さんさえも押し退けて、俺は齢3歳にしてまーちゃんの一番をもぎ取ったのだ。

だが喜びも束の間、その春俺たちには悲しいお別れが待っていた。
そう、俺の幼稚園が始まってしまったのだ。幼稚園バスに乗りたくなくて毎日全力で抵抗する俺と、俺と引き離されて泣き喚くまーちゃんは今も語り継がれるほど悲惨な朝の風物詩だったと、疲れた顔で母さんは語っていた。
その反動か、幼稚園から帰ってくると俺とまーちゃんはもう二度と離れないと決意するようにずっとくっついていた。お風呂や寝るときはもちろん、ご飯はまーちゃんが食べる時は俺の膝の上。俺が食べる時はまーちゃんは俺の背中にくっついていた。もちろんおしっこ行く時だって離れない。トイレにまでくっついていく俺たちに最初は母さんが引き離そうとしていたけど、俺の真似してあっさりまーちゃんのおむつが取れた時は、トイレトレーニングしなくて助かったと笑っていた。

そして俺が年長さん、まーちゃんが年少さんに入ってきた一年間は、まさに蜜月と言っていいほど幸せな一年間だった。毎朝ドナドナされる牛のような気持ちで乗っていた幼稚園バスも、まーちゃんがいるだけで楽園だったし、離れると泣くまーちゃんは特別に俺と同じ年長さんの教室に通うことを許されていたから、本当に片時も離れなかったからだ。どうしても年少さんの教室に行かなくてはいけない時は、俺がまーちゃんの教室についてく。
まーちゃんの描いた絵を褒めて、天使のようなまーちゃんの歌声をそばで聴くことができた最高の一年間だった。

でもやっぱりそんな毎日も続くわけでもなく、蜜月は俺の小学校入学であっさり終わった。卒園式も入学式も本当に悲しくて、あんなに泣いた子は初めてだと何度も言われたっけな。
入学してからも、まーちゃんが泣いてないか不安で勉強になかなか集中できなかった。学校でいつも落ち着かなく、勉強もできない俺はかなり浮いていたと思う。
だけど、幼稚園ではクラスメイトが俺の弟への熱愛を知っていて誰も近寄ってこなかったが、違う幼稚園や保育園出身の子たちは偏見無く話しかけてくれて、やっと周りを見る余裕ができた頃には少しずつ友達ができて友達と遊ぶ楽しさに俺も気づいていった。友達ができるとクラスにも馴染めるようになって、自分の場所ができた教室での授業に集中できるようになっていった。

もちろん家に帰ればまーちゃんが一番で、友達と遊ぶ約束は全部断って離れていた日中の寂しさを埋めるように、俺とまーちゃんはますますくっついて過ごしていた。ただ、俺には宿題というものがあったのでずっと遊ぶわけにはいかなかったが、そんな時はまーちゃんがおんぶお化けになって背中から俺の宿題を見つめて過ごしていた。

「まーちゃん、、重いよ、、」
「たっくん、ここ間違ってるよ」

毎日毎日おんぶお化けになって俺の上から宿題を見ていたせいか、いつの間にかまーちゃんもひらがなや足し算が解るようになっていた。上から間違いを指さされたので見てみると、確かに5+3が7になっている。俺はエヘヘと誤魔化し笑いをしながら8と書き直した。
まーちゃんは可愛いだけでは無くて天才だった!まーちゃんの素晴らしさに俺は嬉しくて振り返ると、正面からまーちゃんを抱きしめて柔らかい栗色の髪に顔を埋めてふわふわを堪能した。

「教えてくれてありがとう!まーちゃん」
ぎゅうぎゅう抱きしめながら感謝すると、顔を上げたまーちゃんが天使の微笑みで照れていた。本当にかわいいかわいいかわいい。かわいいしか言葉が出ないくらいかわいい。
今日も腕の中にすっぽり収まるまーちゃんを抱きしめれる、俺はなんて幸せなんだ。



、、、、なんて思っていたこともありました。

小学生になったまーちゃんが俺と同じ身長になったあたりからあれ?とは思ってた。2歳差が霞むほどぐんぐん背が伸びたまーちゃん。反対に毎日おんぶお化けに上から押さえつけられていたせいか、俺の身長はさっぱり伸びなかった。おまけに俺の宿題を見ていたおかげか、まーちゃんは勉強に躓くこともなく、満点のテストばかり持って帰ってきた。最初は低学年の勉強なんて簡単だし、と粋がっていた俺だが中学年になればそれなりに難しくなっていたことも分かっていて、本当にこの天使は天才なんだと気づいた。

小学校最終学年になった。4年生になったまーちゃんは相変わらず家での定位置は俺の背中だ。おんぶお化けも昔は座っている俺の背後に立ってのしかかっていたが、すっかり俺より大きくなったまーちゃんは座ったままでも俺の頭上から宿題を覗けるようになっていた。

「まーちゃん、、重いってば、、」
「じゃあ早く宿題終わらせて」

まーちゃんは帰ってくるなり、おやつよりも先に宿題を終わらせる。そしてそこからずっと俺の背中にのしかかっているのが日課だった。

「たっくん、ここの漢字間違ってるよ」

社会の勉強をしていると御成倍式目と書いた場所を指さされ、俺は慌てて御成敗式目と書き直した。なんでこんなことまでわかるの?天才だと喜んでたのも最初だけ。あまりにできのいい弟に俺は焦りを感じることが増えてきた。

「たっくん、ぎゅってして」

まだ幼さの残る声で囁かれ、俺はもやもやした気持ちを隠して振り返ると、まーちゃんをぎゅっと抱きしめた。最初に間違いを指摘された時、感動のあまり抱きしめてからまーちゃんは俺の宿題の間違えを見つけては抱擁をねだるようになっていた。抱擁されたいがために、必死に間違いを探しているとも言える。
そんなことしなくてもいつでもぎゅっとするのになぁ。と思いながらも、俺は最近まーちゃんに少し距離を置くようになったことも自覚している。ぎゅっとしていた時堪能していた栗色のふわふわな頭はもうとうに上で、今では俺はまーちゃんの胸に顔を埋めている。むしろまーちゃんが俺のツンツン伸びた、硬い髪の毛に頬を寄せて堪能している。
いつの間にか背も越され、勉強も年下に指摘されていることに俺の小さなプライドがじくじく痛むようになっていた。それでも嬉しそうに笑うまーちゃんは相変わらず天使の可愛さで、俺のちっぽけな胸の痛みには蓋をして今日もまーちゃんの笑顔のため、いっぱいいっぱいまーちゃんを褒めた。

小学校の卒業式は幼稚園の時とは違い、どこかホッとした気持ちで迎えた。小学校での俺は「隆」ではなく、「真幸くんのお兄ちゃん」だった。周りより頭一個以上抜き出た身長に、優秀な成績。2歳の俺を骨抜きにした可愛い顔は、男女共に魅了して有名人になったまーちゃんを知らない人はいない。
そんな有名人のおまけみたいな兄。いつしか俺はそんな環境から抜け出したいと思うようになっていた。


突然難しくなった勉強。勉強より友達と遊ぶ方がメインだった小学校とは違い、順位のつけられる定期テストに向けて日々の授業を受けるクラスのピリピリとした雰囲気に、俺も追い詰められていたのかもしれない。

「たっくん、そこ間違って、、」
「まーちゃん、勉強に集中できないからもうくっつかないで!」

いつもみたいにまーちゃんに間違いを指摘されそうになって、俺は胸がムカムカするのを止められなかった。いつもみたいにありがとうって言えない。いつもみたいに胸の痛みに蓋ができない。ずっとずっと押さえ付けてた俺のちっぽけなプライドが、俺の身体中を駆け巡って大暴れしているようだった。
もう嫌だ。(何が?)
もう我慢できない!(何を?)
これ以上耐えられない。(何から?)
主語のない否定の言葉だけが頭をぐるぐる支配して、頭がかっかしてる。

いつもみたいに褒められると思ったら、突然キツい言葉を投げかけられてまーちゃんはびっくりした顔をした。でも胸の中が真っ黒になった俺は、まーちゃんが傷ついた顔を見て見ぬふりをしてそのまま勉強を続けた。
初めてのことで、どうしたらいいか分からなくてそわそわしてるまーちゃんを無視して必死に英単語を書き写す。
いつもだったら、まーちゃんが困ってたら真っ先に助けるのが俺の役目だったのに、今は俺がまーちゃんを困らせてる。
怒りが体を駆け巡って、ぐちゃぐちゃにドロドロしたものがぐるぐるしてる頭の片隅で、まーちゃんが静かに離れて行くのを感じたけど俺は振り返らなかった。何度も何度も繰り返し書いた英単語はちっとも頭に入らなかった。

いつもまーちゃんと一緒に入るお風呂も1人で入って、誰の顔も見たく無くてそのまま布団に潜り込む。お風呂上がりなのに寒い気がして、自分を抱え込むように布団の中で小さくなる。暴れるものを抑えるように手足を抱え込んでも俺の中で駆け回ってるものは治らない。苦しい。辛い。、、、寂しい。
そう心が叫んだ時、布団越しに誰かの手が俺の背中に触れた。


「、、もう勉強終わったから、、、くっついてもいい?」


震えるようなまーちゃんの声だった。
布団越しの手が暖かくて、でも足りない。なのに意気地の無い俺は声も出せず、じっとその手に全意識を集中させることしかできない。
少し待っても返事のない俺に、まーちゃんの手がそっと離れた。

「あっ!」

わずかな温もりが離れたことに、慌てて布団から抜け出すと既に背を向けていたまーちゃんが振り返ってくれた。
その顔を見たら、俺はまた何も言えなくて、でも情けない顔をしていることは困ったように笑ってるまーちゃんの顔を見たらわかった。

いつの間にか大人みたいな顔したまーちゃんが、そっと俺に近づいてくる。布団の上で情けない顔をしているだろう俺を、正面からぎゅっと抱きしめてくれたまーちゃん。当たり前だと思ってたその温もりで全身包まれて、俺の目から涙がポロッと零れた。

「ご、ごめ、、まー、ちゃん、、ごめん、、ごめんね」

俺の全身を抱きしめてくれるまーちゃんの胸で、俺は止まらない涙を流しながらまーちゃんに謝った。

「大丈夫だよ。たっくん、大丈夫」

俺の顎に手をかけると、まーちゃんは上を向いた俺の顔から涙を舐めとった。大丈夫、大丈夫と言いながら、止まらない涙をペロペロと舐めてくれるまーちゃん。涙を舐められるたびに、指先までパンパンに詰まっていた怒りや苛立ちが不思議と消えていくようだった。「大丈夫」って声を聞くと、頭のなかをぐるぐるしていたぐちゃぐちゃが溶かされていく。
顔中舐められて涙も止まった頃、心も体も軽くなってふにゃふにゃに溶かされた俺は、そのまままーちゃんに抱きついて寝てしまった。顔中舐めたまーちゃんの舌が口の中にまで入ってきて、やっぱり涙はしょっぱいな、なんて夢現に思いながら、、、



「うぅ、、もう、、離れろよぉー、、まーちゃん!!」

俺はちょっと半泣きになりながら、背中にくっつくまーちゃんを引き離そうとするが全力でくっつく腕はなかなか引き離せない。毎日のこととはいえ、俺はほとほと弱り果てた。

あれからまーちゃんは、俺の宿題の間違いを指摘することはなくなった。でも背後からくっつくのはやめてくれなくて、今日もおんぶおばけを背負いながら宿題をしている。宿題は邪魔してはいけないと分かったみたいではじっとしているが、終わると分かったや否やまーちゃんは過激になったスキップシップを仕掛けてくる。

「ぅううんっ、、くすぐったいって、、ん、ん、もう、、ダメだってば、、ぅぅん、、」

背後から首筋を舐められて、くすぐったさに体が跳ねてしまう。
あの日顔中を舐めて慰めてくれたまーちゃん。次の日顔を合わせるのがちょっと照れくさかったけど、まだ心配してくれるまーちゃんに「胸のモヤモヤや、チクチクはまーちゃんに舐められて無くなっちゃったよ」って感謝した。そしたらまーちゃんは毎日俺のモヤモヤが無くなるようにって顔を舐めてくれる。
でも後ろからくっついている時は、頸を舐めてくるから困っている。顔と違って首や頸はくすぐったいからだ。それに最近は頸を舐められると背筋をビリビリっとしたものが走って、腰の辺りがモゾモゾとして落ち着かなくなるからもっと困っている。今度ちゃんとまーちゃんに説明して、止めるように言わないと。

でも、それほど俺に拒否されたのがショックだったのかもしれない。2人きりで寝る時は顔からどんどん広がって、首、肩甲骨はもちろんパジャマの中に頭をつっこんで胸やおへそを舐められた時は驚いた!胸がムカムカするって言葉を覚えていたんだろうな。改めてまーちゃんにすごく心配かけちゃったんだな、って反省した。


でもやっぱりくすぐったいから、やめてよ、まーちゃん!!



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弟精通済み。

お兄ちゃんいろいろ頑張って!


ここまで読んでいただきありがとうございます。
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