或る二人の戯れ

 あの閉鎖的な空間からの逃避行から早一年。
 レンとセイは今までと打って変わって、穏やかな日々を過ごしていた。愛しい人との生活はとても好ましく、不満もなく……。
 ただ、セイにとって、ただ一つ。ほんの少し不服に思うことを除いては。
 そんなある日、この街のある都市伝説を耳にする。なんでも願いを叶えてくれる魔法使いと、その屋敷を取り囲む森と、そこに彷徨く使い魔と、氷。ふわふわとしたその話の真偽に興味を示すレンだったが、セイはーー。

 平穏を過ごす二人の、ちょっとしたスリル。そして意図せず知った一つの真実。

※背きの秘事の続きです。こちら単品でも読むことは可能です。
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