寅さんと「少年寅次郎」

深町珠

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20作 寅次郎頑張れ!

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さて、次回は此方。好きだなぁ。これ。中村さんもいい。大竹さんも愛らしくて。あんな娘だったら好きになっちゃいますね、きっと。寅さんは二番手の感じですね。


またしても寅さんの「愛の象徴」は霧散してしまう。今回のマドンナ藤子さんも「和装、健気、薄幸」のような亡母に近似した面があり、連想する訳で。寅さんは少年に戻れる。楽しい。周囲は「寅さんも男、惚れてる」と、勘違い。それで寅さんの居場所は無くなる。藤子さんは理解していますが。

藤子さんはクリスチャンなので、献身を美しいと思う。「寅さんは心のきれいな人」と言いますが、弟は若干、姉への守護心もあって。若いですから寅さんの愛を誤解する。普通ですね。弟役の中村雅俊さん、いいですね。素朴な青年。「俺たちの旅」より優しい感じの。大竹しのぶさんもとても可愛らしい。

寅さんの亡母も信仰と言うか、日本的な規範(道、とか。おばちゃんも言う「バチがあたりますよ」)が、あります。藤子さんもそうですね。∴近似性があり、寅さんはワット君と同類項を持っています。幸子ちゃんも、その同類項があるのでワット君、寅さんに好かれる。当時の日本では普通のタイプね。

大竹しのぶさん(19)可愛らしいですね。このお話はその為に誂えたみたいに見えます。この位愛らしいと、好きになりますね、それは(今は、そうすると危ないから、若い娘は可愛くしないそうです。正しい。変な人が増えたからね)中村雅俊さんの個性も、当時の若者感覚にfitしましたね。いい映画です。


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