ふたりのMeg

深町珠

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dining car

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ホームを歩きながら、Naomiは面白いニュースを
れーみぃと、めぐに語った。

「Zeppelin家って、ドイツの名門なんだって。
でも、あのLedZeppelinのドイツ公演の時、その旧家の人が
怒ったんだって。」


「どうして?」と、れーみぃは
Naomiを見上げて。

Naomiは、にこにこして「あんまりライブがやかましいので。
『金切り声を上げて騒ぎまくる猿どもにZeppelin家の名は使わせない』
だって。まあ、そうかな~。静かじゃないもん。」って
笑った。


「おサルさんなら、モンキーズよねぇ」と、めぐも笑う。


「めぐって、アメリカンが好きね。」と、Naomi。


「うん、明るいから。」と、めぐ。


そういえば、ルーフィのご主人様もアメリカンだったから
彼も明るい感じだったっけ、なんて
めぐは、ふとこの夏を振り返りながら
ホームを歩く。


大きなかばんを提げて歩く観光客は少なく、北へ帰るひとたちは
なぜか、黒っぽい服装で
ことば少なに、列車を待っている。

ノーススターは、旅行者が多いけど

そうではなくて、bluemorrisへ向かうひとたちは
普通列車で行ったり。


そういうひとたちは、次の列車の席を求めて
並んでいたり。



始発駅は、いろんなひとがいるんだな、って
めぐも思ったり。




食堂車。


「あれ?入り口がない」と、Naomi。


そういえば、ドアは隣の車両だった(笑)。




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