ふたりのMeg

深町珠

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夢のゆめ

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まだまだ、夜明け前。

クリスタさんは、夢の中への来訪者(笑)のせいで
ちょっと、ふんわりと微睡んでいた。


朧げな意識。



.....そう。めぐさんの事で。


と、夢の中で思い.....。


廊下をはさんで向かい側のお部屋で眠っている
めぐ、の事を思った。


「夢、見てるかしら.....。」




天使、クリスタさんは
今は天使としての能力は、ほとんど使っていない。

でも、夢の中でお話するくらいなら-----。

と、クリスタさんは思った。




----割と、夢の中で誰かに会った、なんて言う。
時々、こんな風に
本当に、夢と夢がつながっている、って事も
あるのかもしれないーー。




めぐの夢の中では、めぐ自身は
きょう、出会った事を思い返していたりした。


それは、もちろんふつうの人間の夢で
そうすることで、記憶を、もう一度記録するのだけれど

その時に、データが変わってしまったりする事もある。





そんなところに、クリスタさんが現れて(笑)。

めぐは、驚く。



リサたちと一緒にいるところを、夢に見ていたところで
いるはずのないクリスタさんが、電車に乗っていたりしたので(笑)


もちろん夢だけど、そういう風に
不条理な夢、ってできていたりする。



クリスタさんの存在に、夢を見ていためぐは
ふと、夢の中で「これは夢」と認識するのだけど(笑)


それも、ふつうの事だ。


でも、めぐが違っているのは
魔法使いだから、夢に現れたクリスタさんが


夢の中の人じゃない、ってわかってしまうところ、だったり。



「クリスタさん?でしょ?」

と、めぐは夢の中で語りかけた。


こういう時、寝言を言っていたりするのだろう(笑)

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