326 / 502
おじいちゃんの気持ち
しおりを挟む
「スーパーエクスプレスって
特急券高いの?」
なんて、れーみぃは言う。
「もう、着いちゃうよ」って
リサは言う(笑)
でも、100kmくらいだと
普通切符と同じくらいの値段。だと。
リサはさすがに詳しい(笑)。
「バイト一日分くらいかな、往復すると」って
めぐは思う。
けっこう、儲かるんだな(笑)なんて
思ったりもするけど。
そのあたりは主婦っぽい感覚かな(笑)なんて
誰も言わないけど、めぐは
それを気にして、頬が
赤くなった(笑)。
終点。
「大きな駅だねー」と
めぐは驚く。
「ほんと」と
リサも笑顔になった。
首都だもの、それはそうかもしれない。
電車のホームが二階建て、
地下も3階建て。
「人がこんなにいっぱい!」と
のどかな山里に住んでいる、naomiは
見た目都会的だけど、言う事は素朴(笑)。
そういうとこ、かわいいって
なんとなくめぐも思う(笑)。
女子高でなかったら、きっと、
憧れのマドンナ、とかになるんだろうけど(笑)。
男の子たちの。
列車は、終点。
だけど、レールはずっと続いてる。
「どこまで行くんだろ、このレール」と
めぐは、ひとりごとで言うと
「北の国境までよ」と
リサ。
2000kmあるの、と
さすがに、機関車乗りの孫だ(笑)。
時刻表なども、家にたぶん
普通にあるのだろうから
知識も、自然に覚えるんだろうな、なんて
めぐは思った。
「国鉄本社ってどこなの?」と
れーみぃは、電車を降りながら
そんな事を言う。
さっき、「ディズニーランドいくー」と
言ってたかわいい子の
お耳つき帽子が、ひょこひょこ歩いて行くのが見える。
おばあちゃんのお家に行くのかな?
どこだろ?
なんて、思いながら。
「となりの駅よ。鉄道発祥の地、なんだって」と
リサは、観光バスガイドも兼ねてか(笑)。
「じゃ、乗り換えなんだ。乗り越したの?」と
めぐは言う。
リサは首を振って、「線路が違うの。」と。
なんだか難しいなぁ、と
れーみぃは、ふくよかな頬を綻ばせる。
白い頬に、紅い唇で
笑顔になると、生きているお花みたいだと
めぐは思う。
あんなふうに、かわいい子に
なれたらステキ、
なんて(笑)。
国鉄本社は、厳めしい花崗岩の入口で
歴史を感じさせる。
けれども、入口には
新しい会社みたいに
受付の、明るい笑顔の
お姉さんが居て
場違いな雰囲気の
カラフルな女子高生4人を
優しく迎える。
リサが、名前を言うと
「はい、それは、2階の右手に
総務部がございますので、そちらで願書を
お受け取り下さい。
と。
にこやかで丁重だけれども
願書、とか
聞くと
緊張しちゃうリサ、だったり。
4人でどやどや行く訳にも行かないから(笑)
めぐたち3人は、しばらく待ってる事にした。
とはいえ、古いビルなので
ロビーがある訳でもなくて。
どうしようか、と迷ってると
受付の
お姉さん「6階の社員食堂で、お茶はいかがですか」と。
「入っていいんですか?」と
れーみぃはにこにこ。
はい、もちろん。
と、お姉さんはにこにこと
エレベーターの位置を教えてくれる。
楽しそうなめぐたちと、エレベーターで別れる時
ちょっと、心細そうなリサ。
Naomiは、エレベーターを一緒に下りる。
「外で、待っててやるよ」と
乱暴だけど、暖かい気遣い。
じゃ、あたしも、って
めぐ、と、れーみぃ。
「騒がしくしないでね」と
Naomi(笑)。
やっぱり、一緒がいいよね。
さらに、厳めしい感じの
木造の扉。
閉じられているので、余計怖い(笑)。
ノックして、扉を開くリサ。
試験じゃないけど、なんとなく緊張(笑)。
3人、背後で
小声で、がんばれー、って口々に(笑)。
扉を後ろ手で閉じると
試験じゃないから、普通の事務室で
賑やかなので
リサの緊張は解ける。
声を掛けるまでもなく、事務のお姉さんが
朗らかに「ああ、願書の人ね」と
そこで名前を言うと、聞かされた言葉は意外な事だった。
特急券高いの?」
なんて、れーみぃは言う。
「もう、着いちゃうよ」って
リサは言う(笑)
でも、100kmくらいだと
普通切符と同じくらいの値段。だと。
リサはさすがに詳しい(笑)。
「バイト一日分くらいかな、往復すると」って
めぐは思う。
けっこう、儲かるんだな(笑)なんて
思ったりもするけど。
そのあたりは主婦っぽい感覚かな(笑)なんて
誰も言わないけど、めぐは
それを気にして、頬が
赤くなった(笑)。
終点。
「大きな駅だねー」と
めぐは驚く。
「ほんと」と
リサも笑顔になった。
首都だもの、それはそうかもしれない。
電車のホームが二階建て、
地下も3階建て。
「人がこんなにいっぱい!」と
のどかな山里に住んでいる、naomiは
見た目都会的だけど、言う事は素朴(笑)。
そういうとこ、かわいいって
なんとなくめぐも思う(笑)。
女子高でなかったら、きっと、
憧れのマドンナ、とかになるんだろうけど(笑)。
男の子たちの。
列車は、終点。
だけど、レールはずっと続いてる。
「どこまで行くんだろ、このレール」と
めぐは、ひとりごとで言うと
「北の国境までよ」と
リサ。
2000kmあるの、と
さすがに、機関車乗りの孫だ(笑)。
時刻表なども、家にたぶん
普通にあるのだろうから
知識も、自然に覚えるんだろうな、なんて
めぐは思った。
「国鉄本社ってどこなの?」と
れーみぃは、電車を降りながら
そんな事を言う。
さっき、「ディズニーランドいくー」と
言ってたかわいい子の
お耳つき帽子が、ひょこひょこ歩いて行くのが見える。
おばあちゃんのお家に行くのかな?
どこだろ?
なんて、思いながら。
「となりの駅よ。鉄道発祥の地、なんだって」と
リサは、観光バスガイドも兼ねてか(笑)。
「じゃ、乗り換えなんだ。乗り越したの?」と
めぐは言う。
リサは首を振って、「線路が違うの。」と。
なんだか難しいなぁ、と
れーみぃは、ふくよかな頬を綻ばせる。
白い頬に、紅い唇で
笑顔になると、生きているお花みたいだと
めぐは思う。
あんなふうに、かわいい子に
なれたらステキ、
なんて(笑)。
国鉄本社は、厳めしい花崗岩の入口で
歴史を感じさせる。
けれども、入口には
新しい会社みたいに
受付の、明るい笑顔の
お姉さんが居て
場違いな雰囲気の
カラフルな女子高生4人を
優しく迎える。
リサが、名前を言うと
「はい、それは、2階の右手に
総務部がございますので、そちらで願書を
お受け取り下さい。
と。
にこやかで丁重だけれども
願書、とか
聞くと
緊張しちゃうリサ、だったり。
4人でどやどや行く訳にも行かないから(笑)
めぐたち3人は、しばらく待ってる事にした。
とはいえ、古いビルなので
ロビーがある訳でもなくて。
どうしようか、と迷ってると
受付の
お姉さん「6階の社員食堂で、お茶はいかがですか」と。
「入っていいんですか?」と
れーみぃはにこにこ。
はい、もちろん。
と、お姉さんはにこにこと
エレベーターの位置を教えてくれる。
楽しそうなめぐたちと、エレベーターで別れる時
ちょっと、心細そうなリサ。
Naomiは、エレベーターを一緒に下りる。
「外で、待っててやるよ」と
乱暴だけど、暖かい気遣い。
じゃ、あたしも、って
めぐ、と、れーみぃ。
「騒がしくしないでね」と
Naomi(笑)。
やっぱり、一緒がいいよね。
さらに、厳めしい感じの
木造の扉。
閉じられているので、余計怖い(笑)。
ノックして、扉を開くリサ。
試験じゃないけど、なんとなく緊張(笑)。
3人、背後で
小声で、がんばれー、って口々に(笑)。
扉を後ろ手で閉じると
試験じゃないから、普通の事務室で
賑やかなので
リサの緊張は解ける。
声を掛けるまでもなく、事務のお姉さんが
朗らかに「ああ、願書の人ね」と
そこで名前を言うと、聞かされた言葉は意外な事だった。
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
義妹が私に毒を盛ったので、飲んだふりをして周りの反応を見て見る事にしました
新野乃花(大舟)
恋愛
義姉であるラナーと義妹であるレベッカは、ラナーの婚約者であるロッドを隔ててぎくしゃくとした関係にあった。というのも、義妹であるレベッカが一方的にラナーの事を敵対視し、関係を悪化させていたのだ。ある日、ラナーの事が気に入らないレベッカは、ラナーに渡すワインの中にちょっとした仕掛けを施した…。その結果、2人を巻き込む関係は思わぬ方向に進んでいくこととなるのだった…。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
学校転移﹣ひとりぼっちの挑戦者﹣
空碧
ファンタジー
〔あらすじ〕
遊戯の神【ロキ】の気まぐれにより学校ごと異世界ノーストラムに転移させられてしまった。
ロキの願いは一つ、無作為に選ばれた人間が、戦闘技術も、何も知識もない場所でどう生き抜くかを鑑賞すること。
この作品の主人公であるはユニークスキルの【ナビゲート】と共に、巻き込まれたこの世界で生き抜くべく、環境に慣れつつも帰還の手掛かりを探していく。
〔紹介〕
主人公:相川 想良
作品:学校転移﹣ひとりぼっちの挑戦者﹣
作者:空碧
この度、初の作品となりますが、以前より個人で小説を書いてみたいと思い、今回の作品を書かせていただいております。
基本的に、9:00、21:00の毎日投稿となっております。
ご意見、ご感想、アドバイス等是非お待ちしておりますm(*_ _)m
辺境の最強魔導師 ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~
日の丸
ファンタジー
ウィーラ大陸にある大国アクセリア帝国は大陸の約4割の国土を持つ大国である。
アクセリア帝国の帝都アクセリアにある魔術大学セルストーレ・・・・そこは魔術師を目指す誰もが憧れそして目指す大学・・・・その大学に13歳で首席をとるほどの天才がいた。
その天才がセレストーレを卒業する時から物語が始まる。
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
セカンドライフは寮母さん 魔王を討伐した冒険者は魔法学園女子寮の管理人になりました
今卓&
ファンタジー
その日、魔法学園女子寮に新しい寮母さんが就任しました、彼女は二人の養女を連れており、学園講師と共に女子寮を訪れます、その日からかしましい新たな女子寮の日常が紡がれ始めました。
隠れ居酒屋・越境庵~異世界転移した頑固料理人の物語~
呑兵衛和尚
ファンタジー
調理師・宇堂優也。
彼は、交通事故に巻き込まれて異世界へと旅立った。
彼が異世界に向かった理由、それは『運命の女神の干渉外で起きた事故』に巻き込まれたから。
神々でも判らない事故に巻き込まれ、死亡したという事で、優也は『異世界で第二の人生』を送ることが許された。
そして、仕事にまつわるいくつかのチート能力を得た優也は、異世界でも天職である料理に身をやつすことになるのだが。
始めてみる食材、初めて味わう異世界の味。
そこは、優也にとっては、まさに天国ともいえる世界であった。
そして様々な食材や人々と出会い、この異世界でのライフスタイルを謳歌し始めるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる