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ともだち
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リサに、生き生きとした笑顔が戻る。
めぐも、笑顔になれる。自然に。
不思議だけれども、赤ちゃんの頃から
笑顔って、嬉しくて
いつも、笑顔でいたいと思ったり。
誰かを笑顔にしたいと思ったり。
表情のひとつにすぎないのに
なんで、笑顔って惹かれるのかな、と
めぐは思う。
その、笑顔のふたりに
さっき、校舎で会った
Naomiと、れーみぃも
テニスコートに追い掛けてきて。
「なんか、いーことあったのぉ」とか(笑)。
「リサが、大学行けるの。」と、めぐが言うと
リサは「試験に受かればね(笑)」と
ユーモアたっぷり。
みんな、笑う。
Naomiも、れーみぃも、いい笑顔。
リサのおじいちゃんが
天国へいってしまった事は
みんな知ってたから
て。
「そんな事、あったんだ。」
と、Naomiは驚いて。
それで、ふと気づくれーみぃ。
「警察学校みたいな、鉄道学校、ってないの?
そこなら、月謝安いとか。」お巡りさんになるつもりのれーみぃ。
面白い発想(笑)。
早速、みんなで図書室へ行って。
進学ガイド、なんて言う
電話帳みたいな本を
みんなで見て。
そこには。
ー企業の中には、学習支援制度のあるところもありますー
の、一文。
「ほらほら、これこれ。」と、れーみぃ。
警察みたいに、独自の教育が必要なところは
警察学校があったり。
自動車会社には、自動車大学が。
国鉄には、鉄道学校も。
「すごいね、れーみぃ。ビンゴ!」と
Naomiはれーみぃの感覚を讃えた。
めぐは、別の一文を見つける。
国鉄や、行政、専売、電話とかの
国有企業、ほか、大きな企業には
就職後、大学に進めるところもあります。
社員に教養を付ける意図で
通常、数年程度勤務すれば
奨学金の返済義務はない場合が多い。
「これ、いいんじゃない?」と
めぐは、大きな声になったので(笑)。
「静かにしないと、図書委員めぐさん」と
Naomiはクールに言うので
あ、いけない、とめぐは口を抑えたので
みんなで笑い、
尚更、迷惑
になってしまったり(笑)。
でも、ちょっとくらいいいよね。
友達の大事な事だもん。
屋上に出て、国鉄に電話を掛けてみた。
厳めしいおじさんが電話に出るのかと
めぐは緊張して。
「あ、あの、すみません」と
電話口で恐縮。
でも、広報のお姉さんは
柔和で綺麗な、優しい声。
「はい、その制度は
一般採用枠とは別の
特別選抜試験が行われます。
合格なさった方は、大学で
学習を進める事ができます」
なんと、学校に通いながら給料も
貰える、との事に
めぐは仰天した(笑)。
調べてみるもんだ。
元々、国家公務員の
制度として有ったもので
国鉄職員の能力向上の為に、準用した、との事。
本来は、鉄道技術の学校とか
線路建築の技術を付ける為の
制度、だとか。
でも今は、それだけに留まっていない、との事。
「聞いてみるもんだねぇ」と、Naomiは
お姉さんっぽい口調で。
「おばさんっぽい」と、リサは笑う。
リサに笑顔が戻ってきたのは、Naomiも、れーみぃも
そして、めぐも嬉しい。
おじいちゃんがいなくなってから、思いつめてたもん。
そう、めぐは思い、そして
ともだちのために魔法を使ったこと、それで
未来を変えてしまう事に、ためらいはなかった。
ーーー結構、危ない選択なのだけど(笑)。
それで、多重次元宇宙、10の500乗あるうちのひとつと
共有結合、ドメイン・メソッドを作ったのだけど。
そういう事が増えると、世の中が複雑になってしまう。
でも、他に方法は無かった。
「正しい選択」が、「納得する選択」とは限らない。
魔法使いめぐとしては。
「でも、特別選抜試験ってなんだろうね」と、れーみぃ。
「先生も教えてくれなかったし。」と、リサ。
一般入試の他に、そういうものがあるなら
学校から、国鉄への推薦枠を使わなくて済むから
クラスメートの推薦枠が減る心配はないから
リサとしては有難い話。
「まあ、試験難しいんだろね。」と.....。
願書は、国鉄本社へ直接用紙を取りに行って
自分で出すのだそうだ。
この町から、国鉄本社がある首都までは
列車で100kmくらい。
そんなに遠くはないから、次の土曜にでも
みんなで行って来よう、なんて話になって。
そうなると、遊び気分の4人(笑)。
「ディズニーランド行こうよ」とか。
「シーサイドリゾート」とか。
「ビール園」とか(これこれ笑)。
ビール園、って言ったのはNaomiで
「いやーぁ、オヤジぎゃーるー」って、れーみぃは笑う。
みんなも笑った。
(未成年の飲酒はいけません。作者。笑)。
....ま、ノンアルコールもあるか。
ジンギスカンで黒ビール、なんてのも
ロシアの方ならありそう。
めぐも、笑顔になれる。自然に。
不思議だけれども、赤ちゃんの頃から
笑顔って、嬉しくて
いつも、笑顔でいたいと思ったり。
誰かを笑顔にしたいと思ったり。
表情のひとつにすぎないのに
なんで、笑顔って惹かれるのかな、と
めぐは思う。
その、笑顔のふたりに
さっき、校舎で会った
Naomiと、れーみぃも
テニスコートに追い掛けてきて。
「なんか、いーことあったのぉ」とか(笑)。
「リサが、大学行けるの。」と、めぐが言うと
リサは「試験に受かればね(笑)」と
ユーモアたっぷり。
みんな、笑う。
Naomiも、れーみぃも、いい笑顔。
リサのおじいちゃんが
天国へいってしまった事は
みんな知ってたから
て。
「そんな事、あったんだ。」
と、Naomiは驚いて。
それで、ふと気づくれーみぃ。
「警察学校みたいな、鉄道学校、ってないの?
そこなら、月謝安いとか。」お巡りさんになるつもりのれーみぃ。
面白い発想(笑)。
早速、みんなで図書室へ行って。
進学ガイド、なんて言う
電話帳みたいな本を
みんなで見て。
そこには。
ー企業の中には、学習支援制度のあるところもありますー
の、一文。
「ほらほら、これこれ。」と、れーみぃ。
警察みたいに、独自の教育が必要なところは
警察学校があったり。
自動車会社には、自動車大学が。
国鉄には、鉄道学校も。
「すごいね、れーみぃ。ビンゴ!」と
Naomiはれーみぃの感覚を讃えた。
めぐは、別の一文を見つける。
国鉄や、行政、専売、電話とかの
国有企業、ほか、大きな企業には
就職後、大学に進めるところもあります。
社員に教養を付ける意図で
通常、数年程度勤務すれば
奨学金の返済義務はない場合が多い。
「これ、いいんじゃない?」と
めぐは、大きな声になったので(笑)。
「静かにしないと、図書委員めぐさん」と
Naomiはクールに言うので
あ、いけない、とめぐは口を抑えたので
みんなで笑い、
尚更、迷惑
になってしまったり(笑)。
でも、ちょっとくらいいいよね。
友達の大事な事だもん。
屋上に出て、国鉄に電話を掛けてみた。
厳めしいおじさんが電話に出るのかと
めぐは緊張して。
「あ、あの、すみません」と
電話口で恐縮。
でも、広報のお姉さんは
柔和で綺麗な、優しい声。
「はい、その制度は
一般採用枠とは別の
特別選抜試験が行われます。
合格なさった方は、大学で
学習を進める事ができます」
なんと、学校に通いながら給料も
貰える、との事に
めぐは仰天した(笑)。
調べてみるもんだ。
元々、国家公務員の
制度として有ったもので
国鉄職員の能力向上の為に、準用した、との事。
本来は、鉄道技術の学校とか
線路建築の技術を付ける為の
制度、だとか。
でも今は、それだけに留まっていない、との事。
「聞いてみるもんだねぇ」と、Naomiは
お姉さんっぽい口調で。
「おばさんっぽい」と、リサは笑う。
リサに笑顔が戻ってきたのは、Naomiも、れーみぃも
そして、めぐも嬉しい。
おじいちゃんがいなくなってから、思いつめてたもん。
そう、めぐは思い、そして
ともだちのために魔法を使ったこと、それで
未来を変えてしまう事に、ためらいはなかった。
ーーー結構、危ない選択なのだけど(笑)。
それで、多重次元宇宙、10の500乗あるうちのひとつと
共有結合、ドメイン・メソッドを作ったのだけど。
そういう事が増えると、世の中が複雑になってしまう。
でも、他に方法は無かった。
「正しい選択」が、「納得する選択」とは限らない。
魔法使いめぐとしては。
「でも、特別選抜試験ってなんだろうね」と、れーみぃ。
「先生も教えてくれなかったし。」と、リサ。
一般入試の他に、そういうものがあるなら
学校から、国鉄への推薦枠を使わなくて済むから
クラスメートの推薦枠が減る心配はないから
リサとしては有難い話。
「まあ、試験難しいんだろね。」と.....。
願書は、国鉄本社へ直接用紙を取りに行って
自分で出すのだそうだ。
この町から、国鉄本社がある首都までは
列車で100kmくらい。
そんなに遠くはないから、次の土曜にでも
みんなで行って来よう、なんて話になって。
そうなると、遊び気分の4人(笑)。
「ディズニーランド行こうよ」とか。
「シーサイドリゾート」とか。
「ビール園」とか(これこれ笑)。
ビール園、って言ったのはNaomiで
「いやーぁ、オヤジぎゃーるー」って、れーみぃは笑う。
みんなも笑った。
(未成年の飲酒はいけません。作者。笑)。
....ま、ノンアルコールもあるか。
ジンギスカンで黒ビール、なんてのも
ロシアの方ならありそう。
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