ふたりのMeg

深町珠

文字の大きさ
上 下
292 / 502

many girls and lover

しおりを挟む
ロッカールームに、めぐと、リサ
それと
ミシェル。

もちろんミシェルは別の部屋(笑)。




夏休みなのだけど、そろそろ後半とあって

プールで遊ぶ子供たちも減ってくる。


北のほうのこの町は、割と夏が過ごし易い
から、
みんな、宿題でもしてるのかな?なんて

めぐは微笑みながら。




「楽しそうね、めぐ」と

リサは微笑みながら。




気づくと、めぐは
プールに来たせいで
自身の
魔法使いとしての悩みを
忘れてしまっていて。



友達っていいなぁ、なんて
思ったり。

困った時に、頼りになったり。


辛い時、そばにいてくれたり。



めぐも、そんな訳で
リサの力になってあげたいと
思って。



あんな事をしたんだな。



めぐの回想(笑)。





水着に着替えながら、めぐは
自分の体をちら、と見たりするけれど
それは、ちょっと恥ずかしい(笑)。



でも、着替えないとプールに行けないから
仕方ない。




リサは「めぐぅ、育ったね」なんて


言うので

「かわんないよ、ちっとも。
リサの方が、」と
言いながら
スリムなリサの脚を見ると



颯爽としていて。


スポーツが過ぎな彼女らしい

さっぱりとしたその脚線美は

めぐには、憧れの

どこか少年のような雰囲気も残る
美しいものであったり。



そういえば、なんとなく中性的な雰囲気もある
ミシェルと、少し似ている。


それを、セパレーツの水着で纏う
リサ。



ほんとなら、そのまま美しい裸身を晒しても

美術的に思えるような
そんなリサのスタイルを


見ていて、めぐは


「新体操とか、似合いそうだよね」と

言ったりもする。

リサは、「そっか。
やってみよっかなー」なんて
ビーチボールで
新体操の真似したり(笑)。




そんな訳なので、女の子の着替えは時間が掛かる(笑)。



ミシェルは、先にプールサイドに出ていて。


ひとりだと、なんとなく落ち着かない。



流れるプールは、温水なので
秋が近いこの時期でも、別に
寒くはないのだけれど(天然温泉だし)。




寒くなったら、ジャグジーもあると言う
至れり尽くせりの温泉リゾートであったり。


気温のせい、ではないけれど
ひとりだと、ちょっと心が寒いかな、と

思うミシェルだった。





真夏とは違う、陽射しは
午後2時とは言っても、そろそろ
水着だけでは涼しいかな、と

ミシェルは思った。




嬌声を上げて、はしゃいでる女の子たちの
姿が、プールサイドのミシェルにも届く。



それを見ていても、ミシェルは


そんなに興味を覚えたりはしなかった。


心にあるイメージは、めぐお姉ちゃんの事で
満たされていて。


本が好きで、大人っぽくて。
優しい。




.....と、ミシェルにはそう映っている(笑)
めぐの偶像。


恋と言うものは、そんなものである。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

異世界転生したけど、働きたくないのでチートをください!

シンジ
ファンタジー
あらすじ  働きたくない無職の主人公・怠田楽生たいだ・らいく(20歳)は、ある日交通事故で死んでしまう。  目を覚ますと女神が現れ、「あなたを異世界に転生させます」と告げられる。 「今度こそ、楽して生きる!」と決意 した、怠田楽生は(女神に「働かなくてもいい能力」を要求する。  しかし、与えられたのは 『怠惰』 という謎の能力。  最初は「最高のスキルじゃん!」と喜んでいたが、  実はこのスキルにはとんでもない秘密があって――!?  魔王軍に追われる王女、働かせようとするギルドマスター、そして謎の賢者…… 「楽したいだけなのに、なんで俺、こんなに忙しいの!?」  これは、楽して生きたい男が異世界で巻き込まれるドタバタ転生ライフ の物語である! 他サイトとの重複投稿をしています。

「聖女はもう用済み」と言って私を追放した国は、今や崩壊寸前です。私が戻れば危機を救えるようですが、私はもう、二度と国には戻りません【完結】

小平ニコ
ファンタジー
聖女として、ずっと国の平和を守ってきたラスティーナ。だがある日、婚約者であるウルナイト王子に、「聖女とか、そういうのもういいんで、国から出てってもらえます?」と言われ、国を追放される。 これからは、ウルナイト王子が召喚術で呼び出した『魔獣』が国の守護をするので、ラスティーナはもう用済みとのことらしい。王も、重臣たちも、国民すらも、嘲りの笑みを浮かべるばかりで、誰もラスティーナを庇ってはくれなかった。 失意の中、ラスティーナは国を去り、隣国に移り住む。 無慈悲に追放されたことで、しばらくは人間不信気味だったラスティーナだが、優しい人たちと出会い、現在は、平凡ながらも幸せな日々を過ごしていた。 そんなある日のこと。 ラスティーナは新聞の記事で、自分を追放した国が崩壊寸前であることを知る。 『自分が戻れば国を救えるかもしれない』と思うラスティーナだったが、新聞に書いてあった『ある情報』を読んだことで、国を救いたいという気持ちは、一気に無くなってしまう。 そしてラスティーナは、決別の言葉を、ハッキリと口にするのだった……

魔力無し転生者の最強異世界物語 ~なぜ、こうなる!!~

月見酒
ファンタジー
 俺の名前は鬼瓦仁(おにがわらじん)。どこにでもある普通の家庭で育ち、漫画、アニメ、ゲームが大好きな会社員。今年で32歳の俺は交通事故で死んだ。  そして気がつくと白い空間に居た。そこで創造の女神と名乗る女を怒らせてしまうが、どうにか幾つかのスキルを貰う事に成功した。  しかし転生した場所は高原でも野原でも森の中でもなく、なにも無い荒野のど真ん中に異世界転生していた。 「ここはどこだよ!」  夢であった異世界転生。無双してハーレム作って大富豪になって一生遊んで暮らせる!って思っていたのに荒野にとばされる始末。  あげくにステータスを見ると魔力は皆無。  仕方なくアイテムボックスを探ると入っていたのは何故か石ころだけ。 「え、なに、俺の所持品石ころだけなの? てか、なんで石ころ?」  それどころか、創造の女神ののせいで武器すら持てない始末。もうこれ詰んでね?最初からゲームオーバーじゃね?  それから五年後。  どうにか化物たちが群雄割拠する無人島から脱出することに成功した俺だったが、空腹で倒れてしまったところを一人の少女に助けてもらう。  魔力無し、チート能力無し、武器も使えない、だけど最強!!!  見た目は青年、中身はおっさんの自由気ままな物語が今、始まる! 「いや、俺はあの最低女神に直で文句を言いたいだけなんだが……」 ================================  月見酒です。  正直、タイトルがこれだ!ってのが思い付きません。なにか良いのがあれば感想に下さい。

結婚しても別居して私は楽しくくらしたいので、どうぞ好きな女性を作ってください

シンさん
ファンタジー
サナス伯爵の娘、ニーナは隣国のアルデーテ王国の王太子との婚約が決まる。 国に行ったはいいけど、王都から程遠い別邸に放置され、1度も会いに来る事はない。 溺愛する女性がいるとの噂も! それって最高!好きでもない男の子供をつくらなくていいかもしれないし。 それに私は、最初から別居して楽しく暮らしたかったんだから! そんな別居願望たっぷりの伯爵令嬢と王子の恋愛ストーリー 最後まで書きあがっていますので、随時更新します。 表紙はエブリスタでBeeさんに描いて頂きました!綺麗なイラストが沢山ございます。リンク貼らせていただきました。

ダンジョンマスターはフェンリルくんとのスローライフをご希望です

ゆるり
ファンタジー
リュウセイは死んだと思った次の瞬間、神と名乗る人物に究極の選択を迫られ、ダンジョンマスターとして転生することになった。 ダンジョンマスターは一体の特別な魔物を相棒とする。だが、それは自分の意志では選べないらしい。 もふもふ好きのリュウセイが、癒やしになる相棒が生まれることを望んだ結果——なんと強い魔物の代表格であるフェンリルが誕生した! リルと名付けたフェンリルに慕われることに喜びを感じ、リュウセイはこの幸せを保つために、ダンジョンを強くしていこうと決意したのだが—— 「え、リル、凄すぎるだろ……」 『マスターのためにがんばっただけだよー』 リュウセイががんばらなくても、仲間たちが強すぎるから問題ない!? だが、リルたちはほのぼのとした雰囲気で何気なく騒動を巻き起こし—— リルたちに振り回され、リュウセイは笑いに満ちた波乱万丈を楽しんでいく。 ——きっとこれもスローライフの一種になるはず! ……だよな? ****** 基本はダンジョンマスター視点。 時々フェンリルのリルくん視点で展開していきます。 リルくん視点はタイトルに『リルくん』を付けます。 カクヨム様で先行公開しております。

処理中です...