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kindness,joy,love and happiness
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時として、そういう情緒は
身を滅ぼす事もある。
それは、社会が人工環境であって
様々な人の意思が混在している
言ってみれば多次元空間だから。
人の意思は、それぞれが4次元の空間である。
客観的に、目前の3次元時空間に
自らの意思を合わせようとする人はいない。
それを意思とは呼ばない。
つまり、人がふたり居れば
その意思を適合させる作業が無ければ、社会は争いの場。
もともとある情緒、例えば愛のようなものは
それをソフトに適合させる幻想である。
愛を持って、ひとつの方向性に沿わせる事が
複数の意思をひとつに適合させる作業なのである。
みんなが愛を持っていれば、適合は成功する。
そうでない時、愛を持っている人が困難に出会う事も
しばし。
つまり、情緒と言う生物的なものは、過去の体験に沿って
得られた性質(生得的性質と呼ばれる)。
現在、未来に向かっての環境が
過去と違っていれば、それは
これからの環境に適合させる事、それを後世に残す事が
進化、と呼ばれる作業になるはずである。
めぐにとって、坊やのために
過去に飛ぶ、そんな行為は
損得で言えば、損である。
しかし、年少の者を庇護する行動は
どんな生物にもある性質である。
同じ種の生物を守る事で、種は生き延びてきたので。
人間は天敵がいない。
その為に、同じ種の中でも
自分たちのドメイン(最小は恋人とか、家族とか)以外を
排他する事が基底にあったりする。
遺伝子、と言う最小単位がそうして
優れた種を残そうと言う仮説もあるくらい。
だけれでも、それよりも強い感覚が
生物的に、弱い者を守って育てていく性質である。
それが愛、だ。
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