ふたりのMeg

深町珠

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恋する乙女ちゃん

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恋する乙女ちゃん


クリスタさんは、いつも通りに
優雅にお目さめ。


なぜか、別に天使さんだった、と

聞かされなくても優雅な
クリスタさんである。


なぜか、それは坊やにも伝わるのか

おばあちゃんに甘えるようには、クリスタさん
には甘えない(笑)。



どういうわけか、それはそんなものだったりする。


生物行動学では、匂いのせいだ、などと
言われたりもする。


若い女の子と、落ち着いたおばあちゃんと
お母さん。



お母さんに近いのは、おばあちゃんだったのかもしれなかったけど



もと天使さんだから、そういえば
人間とは違うので(笑)そこは、仕方ない
のかもしれなかったり。





坊やにとって、落ち着けるのは

お母さんのところ、なんでしょうね。





めぐは、おばあちゃんのおかげで落ち着けて
坊やも。



おばあちゃんは、やっぱり大切。





めぐは、早く飛んで見たくなった。

おばあちゃんがついててくれるなら。
安心して飛べる。

そんな感じ。









「ルーフィさん、ルーフィさん!」元気な声でルーフィを探した。


それは、恋しい気持ちでの呼びかけと
言うより、新しい事を試してみたい。

そんな、若々しい気持ちの言葉。



ルーフィもちょっと、驚いてたり(笑)。




ちょっと不安げだったり、寂しがったり。
そんなめぐは、なんとなく愛らしい。


でも、元気なめぐはやっぱり、一番
かわいらしい。


そんなふうにも思った。

なので、早々と書き上げた
魔法陣を、めぐに渡す。



「ありがとうございます!」と
めぐは、風が起こるくらいにお辞儀をして。

にこ、と笑う。






それで、とてとてとてえ.....と
歩いて。



自分の部屋に消えた(笑)。



ルーフィ、あっけ(笑)。



「どうなってんの?」(笑)。


でもいいか、元気なら。



ルーフィも、その変化を楽しいと思ったり。








めぐは、自分の部屋で
その、ルーフィ自筆の魔法陣を

広げて。


じっ、と眺めて。



愛おしむように、その魔法陣の筆跡を柔らかく
Hugする。



その筆跡が、彼自身、そんな気持ちで。


元気に振る舞ってはいても、やっぱり
そういうところは変わっていない。


戸惑いが無くなったけど。



恋するめぐは、そのまま。

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