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ふたつの世界
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ふたつの世界
お話をしていたら、坊やが
おめざめ。
「あ、ごめんね?」と、ルーフィが言うと
ぼうやは、目をこすりながら、ふるふる。かぶりを振った。
そんな様子は、とってもかわいらしい。
気づくと、そろそろ・・・・夕方も近い。
「お家に帰ろっか。」と
めぐは、坊やに話しかける。
坊やは、うなづく。
「淋しがらないねぇ。」と、ルーフィは感心。
しっかりしてるなぁ、と。
「僕なんか、遊園地で迷子になっても泣いちゃったけど」と
ルーフィは、昔の思い出を語る。
過去から未来への旅人、ルーフィ。
それは、いつの時代の思い出かしら?と
めぐは思う。
「ちいさな頃から魔法使いだったんですか?」と
めぐは聞いてみた。
ルーフィは、「いや、キミくらいの頃だったかなー。
大抵みんなそうだよ。どういう訳だか。
Megもそうだったらしいし。」と、ルーフィがMeg、もうひとりのめぐの事を
話すと
めぐは、なんとなく、それまでの青空みたいな気持に
すこーし、霧がかかるような気もした。
・・・・いつまでたっても。
結局、ルーフィとの間には越えられない壁がある。
それは、異世界なのだから当然、なんだけど。
時空間を超えても
・・・・でも、好きな気持ちは
変えられない。
そんなふうに、めぐは思ったりするけど。
境界があるって事は、ほんとに
仕方がない。
めぐ自身が、この世界を捨てるか。
それもできない。
おばあちゃんや、おじいちゃん。
お父さん、お母さん。
みんなと別れてまで、恋を追うかと言うと
めぐはそういうタイプでもなかった。
・・・・やっぱり、みんな一緒がいいもの。
そう、思ってるうちに
坊やがしっかりと目覚めて。
「じゃ、とりあえずうちに連れて・・・。」と、めぐは言う。
「誘拐犯人に間違えられないといいけどなぁ。」と、ルーフィーは
ユーモアでそういう。
「間違えられたら、ほんとの事を言うの?」と。めぐは。
ほんとのこと・・・・。は
図書館に、迷子になった男の子が来て。
それだけ(笑)。
「お巡りさんに言って置こうか?」と
ルーフィーは少し弱気(笑)
魔法がダメなせい??(笑)。
「そうなると・・・・面倒ね。
お巡りさんが捜査に来て。
ルーフィーの身許も調べられるわ。
免許証!とか(笑)。」」
めぐも、ちょっとユーモアで。
「それに、坊やは警察に泊まる事になっちゃうし。
もしも次元の裂け目から落ちて来たなら・・・
お母さんが見つかるはずないから。
そのまま、施設に預けられるんじゃないかしら。
それなら、元の時空間へ帰してあげた方がいいと思う。」
と、めぐはきっぱり。
「元の時空間への入口って、どこにあるの?」
と、ルーフィーに尋ねる。
「うん、理論的にはミクロ宇宙だから。例えば、そこかしこにある分子の中にもあるんだね。
でも、どこから来たかを探すのは容易じゃない。
この、今いる時空間も
どこかの
マクロ宇宙、こっちから見ればね。
そこの一部なんだから。
」
と、ルーフィーは理論的な話をした。
「その座標を探るのが、魔法なのさ。
お話をしていたら、坊やが
おめざめ。
「あ、ごめんね?」と、ルーフィが言うと
ぼうやは、目をこすりながら、ふるふる。かぶりを振った。
そんな様子は、とってもかわいらしい。
気づくと、そろそろ・・・・夕方も近い。
「お家に帰ろっか。」と
めぐは、坊やに話しかける。
坊やは、うなづく。
「淋しがらないねぇ。」と、ルーフィは感心。
しっかりしてるなぁ、と。
「僕なんか、遊園地で迷子になっても泣いちゃったけど」と
ルーフィは、昔の思い出を語る。
過去から未来への旅人、ルーフィ。
それは、いつの時代の思い出かしら?と
めぐは思う。
「ちいさな頃から魔法使いだったんですか?」と
めぐは聞いてみた。
ルーフィは、「いや、キミくらいの頃だったかなー。
大抵みんなそうだよ。どういう訳だか。
Megもそうだったらしいし。」と、ルーフィがMeg、もうひとりのめぐの事を
話すと
めぐは、なんとなく、それまでの青空みたいな気持に
すこーし、霧がかかるような気もした。
・・・・いつまでたっても。
結局、ルーフィとの間には越えられない壁がある。
それは、異世界なのだから当然、なんだけど。
時空間を超えても
・・・・でも、好きな気持ちは
変えられない。
そんなふうに、めぐは思ったりするけど。
境界があるって事は、ほんとに
仕方がない。
めぐ自身が、この世界を捨てるか。
それもできない。
おばあちゃんや、おじいちゃん。
お父さん、お母さん。
みんなと別れてまで、恋を追うかと言うと
めぐはそういうタイプでもなかった。
・・・・やっぱり、みんな一緒がいいもの。
そう、思ってるうちに
坊やがしっかりと目覚めて。
「じゃ、とりあえずうちに連れて・・・。」と、めぐは言う。
「誘拐犯人に間違えられないといいけどなぁ。」と、ルーフィーは
ユーモアでそういう。
「間違えられたら、ほんとの事を言うの?」と。めぐは。
ほんとのこと・・・・。は
図書館に、迷子になった男の子が来て。
それだけ(笑)。
「お巡りさんに言って置こうか?」と
ルーフィーは少し弱気(笑)
魔法がダメなせい??(笑)。
「そうなると・・・・面倒ね。
お巡りさんが捜査に来て。
ルーフィーの身許も調べられるわ。
免許証!とか(笑)。」」
めぐも、ちょっとユーモアで。
「それに、坊やは警察に泊まる事になっちゃうし。
もしも次元の裂け目から落ちて来たなら・・・
お母さんが見つかるはずないから。
そのまま、施設に預けられるんじゃないかしら。
それなら、元の時空間へ帰してあげた方がいいと思う。」
と、めぐはきっぱり。
「元の時空間への入口って、どこにあるの?」
と、ルーフィーに尋ねる。
「うん、理論的にはミクロ宇宙だから。例えば、そこかしこにある分子の中にもあるんだね。
でも、どこから来たかを探すのは容易じゃない。
この、今いる時空間も
どこかの
マクロ宇宙、こっちから見ればね。
そこの一部なんだから。
」
と、ルーフィーは理論的な話をした。
「その座標を探るのが、魔法なのさ。
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