ふたりのMeg

深町珠

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E=mc2

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E=mc2


めぐの家、片付けちゃった屋根裏の
もと、自分の部屋でごろごろしていたルーフィ(笑)は

クリスタさんからの電話を受けて。

お昼寝してた、にゃごも
起きてきて。


背中を反らして、伸びひとつ。


あーあ、とあくび(笑)。


そんな様子は、ふつうの猫だけど。

にゃごは、元々人間だったし
元は、悪魔くんだった。


そんな前世は、どこにも感じさせない。


でも、何かあると途端に素早かったり。


今回は、ほとんど何も感じていない(笑)。



あんたの出番さ、とでも言いそうな
そんな顔つきで、ルーフィを見るが
元々、猫ってそんな顔つきなのだ(笑)。

敵意がある訳でもない。


ルーフィも、話を聞いて

「こんどは、こっちから行くかな」と

絵本のある場所を教わったので
とりあえず、図書館の屋上に
瞬間移動した。


距離Sを算出。加速度aは容易に求められるので
S=V1t+1/2at2より変形し。
座標を設定した。


びゅん、と一瞬で図書館の屋上に
移動できるのは
4次元空間を辿って進むから、だ。
見かけ、この3次元空間は
一様にあるようで
ところどころ、4次元の時空間が存在している。


そこは、時間軸が伸縮するし
光の速度を超えれば、同じ効果も得られる。


しかし、図書館の屋上から
館内に入る扉は、鍵が掛かっていて
入れなかった(笑)。


「まいったなぁ」。


と、ルーフィは言いながらも。

どこか入口がないか、探した。


「やれやれ」と、
ルーフィの様子を案じた、にゃごは

クリスタさんに、気配を伝えた。


クリスタさんは、さすがに
元天使さんなので



のんびりしていても、気配には敏感。


「ゆきのひとひら」を抱えて。

屋上へと向かった。







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