DiaryRZV500

深町珠

文字の大きさ
上 下
263 / 274

ツーリングの楽しさ

しおりを挟む
チナミに、その240km/hストレートをYZF-R6だと
もっと出せるか、と思うと・・そうでもない。

回転があがると、慣性で回りすぎてしまうR6は
怖くて、前が良く見えるようなところでないと走れない。


これはMotoGPを見ていても同じ印象だ。先を気にして慎重に走っている感じ。


まあ、4stはやっぱ、そういうエンジンなのである。

のーんびり走った方が楽しい。


さきの、R414から大瀬崎へ寄って、峠を越えて西海岸へ行った事がある。

何度も走っているけれど、狭い道だから250ccくらいの方が楽しい。


オレもSRやXVとかでよく行った。
峠は海を臨む高台で、富士山と駿河湾がよく見える。

結構、舗装が剥がれて孔が開いていたりするので、ペースもゆっくり。


ヘルメットに仕込んだスピーカーで、音楽聴いていたりして。

秋は、バイクもいいねえ、と思う。


[音楽聞きながら]


ホンダ・ゴールドウィングにスピーカー付けて走る人も居たが

あれだと、煩いばっかで(^^)。


で、オレはヘルメットスピーカーだった。

これ、ヤングマシンで78年頃だったかな、坂本正治さんが

「super cassette touring club」と言うコラムを書いてたり。
ソニー・ウォークマンが出た頃。


今だったら、WAVファイル・プレーヤーで、イヤホンでも結構いい音がするし
モーターがないから、電池も持つけど

当時は単3電池。まあ、数時間で無くなる。


ので、オレは単1電池4本をバイクにくっつけて、コードでウォークマンにつないでいた。

バイクのバッテリーから取ると、雑音がすごいので(笑)。


スパークやら、オルタやら。


まあ、バイクだとそんなにオーディオ・・・って感じでもないけど

70年代、80年代あたりはそんな感じで走っていた。



この、大瀬崎から戸田峠かな、そこへ登る道は「ポツンと一軒家」みたいな所で
4輪だとそうでもないが、バイクで夜ひとりは怖いと思う。

オレもバイクで夜行った事は無い。

それだけに、峠に立って崖沿いから見る富士山と駿河湾は
絶景、である。

意外、RZVはこういうツーリングもそこそこ面白く走れる。
シートが低いし、腰高でないから
ゆっくり走っていてもそんなにストレスがないんで。


でもまあ、エンジンが2stだとどうしても・・・・回したくなる。けどね。




[バイクオーディオ]

なので、イヤホンでもいいけど、オレはスピーカー2個付けてた。

前につければいいけど、それでも頭の中に音がこもる感じがするので・・・。



アンプを工夫して、今で言うサラウンドみたいな事をしていた。

テキトーなICだと、1個100円くらいだからそれを4つ使って
引き算させて、混ぜた。


バイノーラル・フォニックである。


75年頃、ビクターが商品にしたが全く売れず(笑)そうだろうね。


ヘッドフォン・オーディオって当時はあんまり流行っていなかったのだけど
今もそうで、イヤホンが良くなったから、音が良く聞こえるようになった・・・と言うのが
正直なところ。


振動板=鼓膜  の間の空気が少ない方がいい音になるのは当然で
空気は圧縮できるので。

バネと一緒。


ブレーキ・フルードに空気が混ざった経験がある人は、よく解ると思う。

小さな気泡ですら、あんな感じになる。から、それで音楽を伝えるのは
無駄が多い、と言う訳。



[ブレーキ・フルード]


自分で整備する人なら判ると思う。
キャリパばらした時、ブレーキホースを何かで塞いでおくか

ブレーキレバーを一杯引いた状態でグリップに縛ったりすればいいのだが

そうしないと、ブレーキ管のフルードが抜けてしまうから
エア抜きがタイヘンである。

とは言っても、キャリパ・シリンダにフルードを満たし
ブレーキ管にフルードを一杯にしてから締め付ければ
いいのだが。


そういうのは経験である。


クルマは尚タイヘンである。マスターシリンダーからキャリパまでの管が
3m、とかあるから
そういう事を知らないと・・・・

ブレーキペダルをしこしこ、踏んでエア抜きするって言っても
タイヘンである。


ABSつきだと、真空引きをしないとエアが抜けないとか・・・。


整備も面白いのは、現実だから。



できない奴はできない。



学校の勉強みたいに、暗記するばいい、と言うものでもない。
ブレーキならキャリパを見て、どう扱えばいいか。


それは経験だ。マニュアル見ても出来ない奴は出来ない。


・・・・そんな理由なのか、整備士は減っているらしいし
バイクの整備も自分でする人は少ないみたい。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

未冠の大器のやり直し

Jaja
青春
 中学2年の時に受けた死球のせいで、左手の繊細な感覚がなくなってしまった、主人公。  三振を奪った時のゾクゾクする様な征服感が好きで野球をやっていただけに、未練を残しつつも野球を辞めてダラダラと過ごし30代も後半になった頃に交通事故で死んでしまう。  そして死後の世界で出会ったのは…  これは将来を期待されながらも、怪我で選手生命を絶たれてしまった男のやり直し野球道。  ※この作品はカクヨム様にも更新しています。

ミッドガルドの旋風(かぜ) 1986 序章

まろうど
大衆娯楽
走り屋全盛の時代の物語。 自動車メーカーはサーキットだけではなく、峠でも熾烈な最速バトルを繰り広げていた。イニシャルD栃木編の取材撮影に同行した経験を持つ作者の実体験を元にしたストーリー。

未完成の絵

倉木元貴
青春
高校2年生の本庄《ほんじょう》いちこは、毎日同じ時間のバスに乗って登下校をしている。そんな生活を1年以上続けているせいで、毎日同じ顔合わせで、誰がどこで乗り降りするかも覚えてしまっていた。そんな毎日に飽き飽きしていたある日、いちこと同じくらいの男子がバスに乗っていた。虚しげで寂しげな彼の横顔に惹かれてしまったいちこであったが、過去に1度失敗をしており、物事全てに消極的であった。「私なんかが」と躊躇しているうちに彼がバスから姿を消す。再び彼がバスに現れた時、いちこは話しかけることができるのか。

泥々の川

フロイライン
恋愛
昭和四十九年大阪 中学三年の友谷袮留は、劣悪な家庭環境の中にありながら前向きに生きていた。 しかし、ろくでなしの父親誠の犠牲となり、ささやかな幸せさえも奪われてしまう。

異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話

kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。 ※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。 ※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 異世界帰りのオッサン冒険者。 二見敬三。 彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。 彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。 彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。 そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。 S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。 オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?

カワイイ子猫のつくり方

龍野ゆうき
青春
子猫を助けようとして樹から落下。それだけでも災難なのに、あれ?気が付いたら私…猫になってる!?そんな自分(猫)に手を差し伸べてくれたのは天敵のアイツだった。 無愛想毒舌眼鏡男と獣化主人公の間に生まれる恋?ちょっぴりファンタジーなラブコメ。

イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?

すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。 病院で診てくれた医師は幼馴染みだった! 「こんなにかわいくなって・・・。」 10年ぶりに再会した私たち。 お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。 かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」 幼馴染『千秋』。 通称『ちーちゃん』。 きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。 千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」 自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。 ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」 かざねは悩む。 かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?) ※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。 想像の中だけでお楽しみください。 ※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。 すずなり。

バレー部入部物語〜それぞれの断髪

S.H.L
青春
バレーボール強豪校に入学した女の子たちの断髪物語

処理中です...