DiaryRZV500

深町珠

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ツーリングの楽しさ

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チナミに、その240km/hストレートをYZF-R6だと
もっと出せるか、と思うと・・そうでもない。

回転があがると、慣性で回りすぎてしまうR6は
怖くて、前が良く見えるようなところでないと走れない。


これはMotoGPを見ていても同じ印象だ。先を気にして慎重に走っている感じ。


まあ、4stはやっぱ、そういうエンジンなのである。

のーんびり走った方が楽しい。


さきの、R414から大瀬崎へ寄って、峠を越えて西海岸へ行った事がある。

何度も走っているけれど、狭い道だから250ccくらいの方が楽しい。


オレもSRやXVとかでよく行った。
峠は海を臨む高台で、富士山と駿河湾がよく見える。

結構、舗装が剥がれて孔が開いていたりするので、ペースもゆっくり。


ヘルメットに仕込んだスピーカーで、音楽聴いていたりして。

秋は、バイクもいいねえ、と思う。


[音楽聞きながら]


ホンダ・ゴールドウィングにスピーカー付けて走る人も居たが

あれだと、煩いばっかで(^^)。


で、オレはヘルメットスピーカーだった。

これ、ヤングマシンで78年頃だったかな、坂本正治さんが

「super cassette touring club」と言うコラムを書いてたり。
ソニー・ウォークマンが出た頃。


今だったら、WAVファイル・プレーヤーで、イヤホンでも結構いい音がするし
モーターがないから、電池も持つけど

当時は単3電池。まあ、数時間で無くなる。


ので、オレは単1電池4本をバイクにくっつけて、コードでウォークマンにつないでいた。

バイクのバッテリーから取ると、雑音がすごいので(笑)。


スパークやら、オルタやら。


まあ、バイクだとそんなにオーディオ・・・って感じでもないけど

70年代、80年代あたりはそんな感じで走っていた。



この、大瀬崎から戸田峠かな、そこへ登る道は「ポツンと一軒家」みたいな所で
4輪だとそうでもないが、バイクで夜ひとりは怖いと思う。

オレもバイクで夜行った事は無い。

それだけに、峠に立って崖沿いから見る富士山と駿河湾は
絶景、である。

意外、RZVはこういうツーリングもそこそこ面白く走れる。
シートが低いし、腰高でないから
ゆっくり走っていてもそんなにストレスがないんで。


でもまあ、エンジンが2stだとどうしても・・・・回したくなる。けどね。




[バイクオーディオ]

なので、イヤホンでもいいけど、オレはスピーカー2個付けてた。

前につければいいけど、それでも頭の中に音がこもる感じがするので・・・。



アンプを工夫して、今で言うサラウンドみたいな事をしていた。

テキトーなICだと、1個100円くらいだからそれを4つ使って
引き算させて、混ぜた。


バイノーラル・フォニックである。


75年頃、ビクターが商品にしたが全く売れず(笑)そうだろうね。


ヘッドフォン・オーディオって当時はあんまり流行っていなかったのだけど
今もそうで、イヤホンが良くなったから、音が良く聞こえるようになった・・・と言うのが
正直なところ。


振動板=鼓膜  の間の空気が少ない方がいい音になるのは当然で
空気は圧縮できるので。

バネと一緒。


ブレーキ・フルードに空気が混ざった経験がある人は、よく解ると思う。

小さな気泡ですら、あんな感じになる。から、それで音楽を伝えるのは
無駄が多い、と言う訳。



[ブレーキ・フルード]


自分で整備する人なら判ると思う。
キャリパばらした時、ブレーキホースを何かで塞いでおくか

ブレーキレバーを一杯引いた状態でグリップに縛ったりすればいいのだが

そうしないと、ブレーキ管のフルードが抜けてしまうから
エア抜きがタイヘンである。

とは言っても、キャリパ・シリンダにフルードを満たし
ブレーキ管にフルードを一杯にしてから締め付ければ
いいのだが。


そういうのは経験である。


クルマは尚タイヘンである。マスターシリンダーからキャリパまでの管が
3m、とかあるから
そういう事を知らないと・・・・

ブレーキペダルをしこしこ、踏んでエア抜きするって言っても
タイヘンである。


ABSつきだと、真空引きをしないとエアが抜けないとか・・・。


整備も面白いのは、現実だから。



できない奴はできない。



学校の勉強みたいに、暗記するばいい、と言うものでもない。
ブレーキならキャリパを見て、どう扱えばいいか。


それは経験だ。マニュアル見ても出来ない奴は出来ない。


・・・・そんな理由なのか、整備士は減っているらしいし
バイクの整備も自分でする人は少ないみたい。
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