DiaryRZV500

深町珠

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頑固なヤマハ

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・・・まあ、そんなわけでRZV、と言うバイクは
あんまりヤマハらしくない(笑)レーサー・レプリカ、なんて企画になったものの・・・。

ヤマハの技術、と言うか・・・企画は頑固である。今もヘンな3輪、なんて作っているが

俺は、そのままでいいと思う。
あらゆるものが、角が取れて、なあなあ、まあまあ。
怖い病気が流行っていても、外国人をなあなあ、まあまあで入れて
病気が蔓延しても、誰も怒らない。暴動しない。

そういう日本の中で、ひとつくらいはヘンな会社があってもいいと思う。


RZVにしても「上が決めたが、あくまでも技術は技術」と言う発想があちこちに見える。
前輪を16インチにしたのも、おそらく・・・企画が決めたのだろうし
V4もそうだと思う。


最初はTZの並列4を載せて走った試作車であるし
250よりホイールベースが短いのも、そう。


このため、プロでも乗りにくいバイクになった(笑)そこがいいのだ、とも思う。

ライダーを選ぶバイク。


マンガの「バリバリ伝説」でも、真ん中へんに出てくる

「ライダーに挑戦するバイク」である(笑)。


簡単に言うと、全開で走らないとまともに曲がらないセッティングで
だから、滑ると一気に反動が来る。

ホイールベース・スイングアームが短いから、である。


今は真逆で、だから、パフォーマンス・ダンパーを付けて
フレームの撓りを制御するくらいに柔らかい。


[フレーム・ダンパ]

この発想は古くからあるし、4輪のF1のサスもこの発想である。
ほとんど、ストロークしない。

筆者もトヨタに居たころ、これを付けて3輪の試作車を作ったことがある。

(今、ヤマハで研究しているアレ、である。東大では4輪、トヨタでは3輪で
これを研究していた)。


上手く動くので、TRDだったかな、あそこで売ったと思う。
硬いだけでは撥ねるので、滑ったときに、ピン。(笑)。

ピンはさいこーやぁ、は宮城光君。よく転んでいた、ピンで(笑)。


なはは。

かんけーないか(笑)。


宮城くん、元気かなぁ。





[バリバリ伝説]


GPが舞台になったら、一気に人気が無くなったそうだ(笑)。
それで、4輪版の「D」は、ずっと峠・・・(なのかどうかは見てないから知らないが)。


それはそうだと思う。あの頃、GP人気も下降していた。
どーしてかと言うと、ラジアル・タイアが良くなって
割と誰でもトップに来るようになったし
前述、コンピュータ解析が普及してきたから、そういう剛性と撓性、みたいなものを
数値化できるようになった。


乗りやすい。


なので、一部の天才ライダーだけのものではなくなった感もある。


その下降線の中でマンガが描かれていたので・・・不運だったのもある。

実際、峠ライダーの数も82年頃を境に、下がっていった感がある。


今度のクルマのマンガは結構・・・続きそう(笑)。


トヨタもマンガ人気で86、なんてクルマを出したりするくらい(^^;


まあ・・・・名前だけ86ね。


トヨタって会社は、どこかお笑い芸人みたいなところがある。
ユーザーをバカにしている、のではなく。

ミニバンに、入れ歯みたいなギンギラグリルをつけたり。

あれは、喜んでもらおうとしているので・・・バカにしているのでは無いのである。
名古屋だしなぁ。(笑)。


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