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深町珠

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高校生ゼロヨン

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その「あいララ」研二くん(顔は蛭子さん)^^;は
なりきっていて。
今でいうコスプレライダーで、赤いスイング・トップにスリムのジーンズ。
Z2も、あのビモータ・カラーの赤白に塗り替えて。
ヨシムラのショート管。ただ、セパハンではなくコンチだった。
当時は改造が厳しく、街頭でよく停められて違反切符を切られていた。

今はそんなことないから、お巡りさんもマジメだったのだろう。

このZ2、マンガ同様860ccキットを組んでいて、ロックハートのオイルクーラー。
あの、オイルがよく漏るステンレスメッシュホース(笑)を付けていた。
ブレーキホースも当時はステンレスメッシュは禁止だったので(笑)
ゴムだったが。

あんまりなりきっていたので、オートバイ雑誌に掲載された事もあった。

その研二くん、当時は中古車屋だった(そこはマンガと違うが)。

で、暇な時によく、俺の居たパーツショップに来ていて。
バイクの話しに来て。



ある時、中古車屋があんまり儲からないので会社員になるとか言って
(どうやら、友美ちゃんが出来たらしい笑)。

後で見たが、その子はマンガほどではないが、けっこう可愛かった。

なぜか、ご本人だけが蛭子さん顔である(笑)。



人はいいヤツなのだけど、人生がそんな、いきあたり・・・な感じで

「金が欲しいから、青物のトラック配送をする」と言ったから

俺は止めた。「それじゃ、中古車屋と同じだよ」
先行き、ずーっと、若者では居られない。その時また転職しようとしても・・・・
である。

と言って、俺のツテを使ってヤマハディーラーのバイク運送員の
仕事を紹介してあげた。



・・・・まあ、配送員ではあるがバイクの仕事だし、一応正社員である。
青物よりは楽である。昼間でいいし。

彼はとても感謝していた。

まあ、俺も・・・人のことは言えないが(笑)人には親切にしたいものだし。





[ゼロヨンの話 2]



高校生の頃はよく、これをやった。

3年の2月、みんなで大型二輪免許の事前審査に行った時
国道でなんとなく。


ノリちゃんホーク2。
塚田ホーク2(新しいほう)。
智治KH25。
俺SR。


よーい、どん。

意外、KHはレーシングスタートで車輪1つ前。

俺はクラッチを労わって、1500でつないだから遅れたが
すぐに追いつく。


でも、その頃ノリちゃんホーク2、バイクひとつ前。
塚田ホーク2、ほぼ同じ。


流石は40psである。


result

1) nori CB400T
2)tukada CB400T new
3)ore  SR400
4) tomo KH250


SRはまだまだ余裕があった。トルクの値を見ると
ホーク2とSRはほぼ同じ。

KHはかなり小さいので、その通りになったようだった。



で・・・事前審査ではみんな合格・・・と思いきや
なぜか智治だけ落ちた(笑)



・・・・一説では、暴走族ふうの服装をしていると落ちると。

智治は、カワジャンふうのビニジャン(スタンドカラーの、そこだけニットの)である。

暴走族が当時よく着ていた。
それを、なぜか手首が出るようにたくし上げて(これも族ふう。元々、彼は
暴走族ルート20のメンバーである。)

・・・・それでかな(笑)。


因みにこのゼロヨン出走者、塚田は既に故人(ガン)。
智治もガンで、死に掛けている。

俺たちはまだまだ大丈夫だが、ノリちゃんは酒の飲みすぎで高血圧。
薬を呑みながら生きている。

俺はなんともない。

一時は糖尿になりかけたが、食事とカンフーで治した。
直るもんなのだねえ、とノリちゃんも言っていたが。


アチョ!(笑)。あれがいいのだ。
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