DiaryRZV500

深町珠

文字の大きさ
上 下
88 / 274

キングNし山、オーバーラン

しおりを挟む
その、ドカティカウル擦りコーナーから、伊豆スカイラインカントリー、と言う
ゴルフ場までは
山肌に沿ったカーブが続く。

ちょうど、漫画の「バリバリ伝説」で
イタリアだったか、山奥で
現地の族に絡まれたグンが、CB750Fで
バトルをする・・と言うお話の。

あんな感じのコーナー(^^)。

なので・・・・バリ伝ファンのNし山は

ノリノリ(w)。


俺はまだCBX750改で、ここを伊豆高原に向かって。
Nし山はニンジャ。

ドリフトごっこの失敗で、ぶっ飛んで・・・・。

部品代が36万。

それでも懲りずに・・・ドリフト。

やつのドリフトと言うのは、昔ながらのオフロードと同じで
タンクの近くに乗っかって、後輪の荷重を減らして・・・と言うアレ。

だから、リーンアウトで乗ればいいのだけど
漫画の影響で、ハングオンしてたから・・・・

滑ると転ぶ(笑)。そのうち、覚えるだろう。

そういう走りだった。


俺は、オーソドックスに走っていたから
ドリフト、と言うかスライドだった。

コーナーを大きくとって。立ち上がりライン。


・・・・だから、俺の後ろをついてくるとNし山は遅いはずなのだけど
どういうわけか、俺の前は走らなかった。


それで、この区間は見通しの悪いコーナーが続いていて。


その、伊豆スカイライン・カントリーのコーナーは

回り込んでいる左コーナー。

幾らか下り坂。

だから、俺は2速だったかな・・・減速しながら慎重に降りていた。

速度、70。

結構、バンクするカットイン。

モリワキ・フォーサイトの共鳴音が、いい。


かーん・・・かーん。・・・ふぁん、ふぁん・・・・ぱぱぱぱ・・・・。
すこーし、アクセルを開けてコーナーに入るのは
バックトルクを抑えるため。


立ち上がりラインとは言っても、結構急な下り坂になる事は知っているので
あまりアクセルを開けずに・・・と、思っていたら


Nし山のニンジャが、高回転のエンジン・サウンドで
俺の斜め後ろに出た。

ぎゅーん・・・・ぎゅーん・・・

ぎゃぎゃぎゃ・・・・・。

ざざざ・・・・(テール滑らせている)(^^;

Nし山も集合マフラー欲しがってたが
金無いのと、アンダーカウルとらないと付かないから、と
ノーマルだった。

俺のは空冷だし、アンダーカウル付くのだ。モリワキは。


抜くのかな・・・・と思ったが、対向車線に出るのはヤバイ。
下り、左コーナー。

回ろうとして加速できるか・・・?


例のドリフトで、前には進まないはず・・・と、思っていたら・・・。

そのまま、ゴルフ場のパーキングに入ってしまった(笑)。


あーらら。

まあ、転ばないで良かったけど。

他のとこだったら、崖下である。









Nし山は、RZ250の頃からコースアウトが好きである。

よく、あっちこっちでコースアウトしてたから・・・・・。
たぶん、ハンドルを押さえちゃってるのかな、なんて思った。






ここのコーナーは、反対側から来ると楽しいヒルクライム・コースである。


大排気量だと、とっても。

上り坂・コーナー。なので・・・・
パワーのあるバイクだと前輪が一瞬、浮いたりする。


GP500ごっこが出来たりして、楽しかった。
しおりを挟む

処理中です...