DiaryRZV500

深町珠

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2ケツ落としのキックターン

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XS750に乗っていた頃、タイヤがよく滑った。

すべるのが当たり前の時代だった。舗装道路が少ないから、なんだけど。
そんなわけで・・・。

まあ、俺は新聞配達もしていた。経験者は分かるが
雨でも雪でも走る。

すべるのに慣れるわけ。


XS750は、DOHC3気筒、シャフトドライブ。
今のXSR900のご先祖みたいなもの。

750免許を取って、最初のバイクだから
なんでもいいか、と・・・20万円の中古を買った。
12000kmだから、安いと思う。

これが、しかし・・バンク角が少ない。
当時のバイクだと普通。

RD400なんかも、ちょっと寝かすと、ガーッ。

センタースタンドが当たる。

なので、必然的に2ケツ落とし(^^)

ランディ・マモラになるわけ。


低重心だから、滑っても怖くない。



XS750は特にそうで。箱根のコーナーなんかを
80くらいで回ろうとすると、もう・・・

がーっ・・・。

後輪が持ち上がって転ぶのも、当時は多かった。


なので、2ケツ落としのハングオン(と、当時は言っていた)。

ただし。

それでもスタンドが当たると、後輪が滑る。

その時!

足を、ぽん!

と、路面を蹴飛ばす。立ち上がる。

モトGPでよく見るが、あれ。

重心が低いのは、この為。


狙ってやれればプロである(笑)。

ブーツのつま先に、金属の板を打ち付けていた。

オートレースみたいだが(笑)。


このテで、RZVで滑ったときも
随分、転ばずに済んだ(笑)。







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