DiaryRZV500

深町珠

文字の大きさ
上 下
73 / 274

ちょっと前のバイク日記

しおりを挟む
こんなの書いてました(^^)。


Moto Trans DUCATI 350 Vento  [ 1970年代のバイク ]   
デスモドロミックじゃない単気筒の350、しかし400以下なので
(当時)中免ライダーに人気があったドカでした。

ドカティ・ベント。略してドカベン(笑)。

450デスモのようなパンチは無いのですが、そこはそれ
ドカですから楽しい走りは一緒でした。

でも、オレンジのタンクの450デスモの方がより楽しいです。

デスモじゃないですけれど、そんなに違いは感じませんでした。

振動は結構あって、友達がテールカウルにキャノンのカメラを入れといたら
プラスティックのボディにひびが入った、って嘆いていました。

僕はニコンなんで、金属ボディだから割れないよん、ってからかうと

友達はマジで怒りました(笑)。


僕はその頃国産、ヤマハのXS750に乗っていましたから
箱根でよくこのドカベンと遊びました。

3気筒の750、66psとはいえパワーでは勝てるので(笑)

上りでは。

♪~がんばれがんばれドカベン(^^;)

とか歌いながら直線(ブルーマウンテン・ストレートと僕らは呼んでいた)で
バックミラーの点にしてあげても、次の大曲コーナーでドカベンは
追いついて来るので、僕はXSをフルバンクさせます。
それでもバンク角が足らなくて、スタンドやステップが接地します。
だけどアクセルは戻したくないので、ランディ・マモラみたいに
大きく尻を落としてバンク角を稼いでました。
TT100はどろどろに溶けてましたが、そこまでしないとドカベンには
抜かれてしまいます。

SR400だったら勝てるかな(笑)500だったら楽勝だけど。

この頃は箱根ものどかでした。



YAMAHA SPORT XS750 special  [ 1970年代のバイク ]   
1978年のことですが、ヤマハはロードバイクに黒と金のカラーリングを
施す事でリミテッドプロダクションバイク、として高級感を持たせる
という試みを行いました。

当時、流行っていたアメリカンバイクのカテゴリーに属するバイクから
この「スペシャル」と言う名称のついたバイクをラインナップ。

元来、高級感のあるヤマハスポーツバイクでしたから、これは人気を博しました。
特に最大排気量のXS1100、MidnightSpecialは、ほとんど真っ黒に
金の装飾、と言うカラーリングでありました。
言ってみればJPSロータス的なものではありましたが
それはなかなか見ごたえのあるものでした。

国内ではGX750のデザインを変えてこのXS750が登場。
DOHC3気筒、シャフトドライブと言う個性の強さと独特のスタイリングで
なかなか面白いバイクでした。

最初のモデルは後輪も18インチでしたから、ほとんどGX750と
変わらない走りを見せ、ラクなライポジと相成って

ツーリングが楽しいオートバイでありました。

飛ばせば意外に速いのです。GXのまんまなので。ほとんど


KH250 kawasaki-

普通、ケッチというとこの400を意味する場合が多く、
「ケッチのニーゴー」と250を呼称してました、僕らは。

で、この400の方のケッチ、どうして人気があったかと言うと
みんな、パワーフィルターをつけて吸気音を楽しむのですが
その音が、排気量が大きい分良く楽しめた、って言う単純な理由(笑)

ゾク系ストリートライダーの感覚ってそんなものでした。

「ポーポー言う?」って"poh"という擬音でケッチを意味してたりしました。

どうやってポーポー言わせるか、と言うと...

走り出したら上のギアに入れて、無理に全開にする訳です(笑)

そうすると、マフラーの芯をフタだけにして切った抜けマフラーから低音、
パワーフィルタにしたインテークから吸気音。

120°クランク2スト3気筒だから、位相のずれた吸排気音が、マフラーの長さの分だけ
コーラスするように聞こえて楽しい、って(笑)

のどかな時代でした。


FRPのフロントフェンダーの先を尖らせたり、白いウィンカーレンズを付けて
ミュージックホーンを鳴らして絞りハンドルで。

♪~ぽ~~~~~~ぽっ~♪


ミュージックホーンはクワイ河マーチとか、

♪~パラッ、ぱぱらパッパッぱーーーー♪(笑)。


文字通りパッパラーーーみたいな奴らでしたが

でもみんな気の良い奴らで。


最近の尖がってる一見普通の少年たちよりも健康的な感じのする
ストリートライダーたちでした。



そりゃ、ケッチで飛ばしてれば楽しいから
つまんない事なんて忘れちゃうよな。あの音と加速感。最高。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

男子高校生の休み時間

こへへい
青春
休み時間は10分。僅かな時間であっても、授業という試練の間隙に繰り広げられる会話は、他愛もなければ生産性もない。ただの無価値な会話である。小耳に挟む程度がちょうどいい、どうでもいいお話です。

物理部のアオハル!!〜栄光と永幸の輝き〜

saiha
青春
近年、高校総体、甲子園と運動系の部活が学生を代表する花形とされている。そんな中、普通の青春を捨て、爪楊枝一本に命をかける集団、物理部。これは、普通ではいられない彼らの爆笑アオハル物語。

タビスルムスメ

深町珠
青春
乗務員の手記を元にした、楽しい作品です。 現在、九州の旅をしています。現地取材を元にしている、ドキュメントふうのところもあります。 旅先で、いろんな人と出会います。 職業柄、鉄道乗務員ともお友達になります。 出会って、別れます。旅ですね。 日生愛紗:21歳。飫肥出身。バスガイド=>運転士。 石川菜由:21歳。鹿児島出身。元バスガイド。 青島由香:20歳。神奈川出身。バスガイド。 藤野友里恵:20歳。神奈川出身。バスガイド。 日光真由美:19歳。人吉在住。国鉄人吉車掌区、車掌補。 荻恵:21歳。熊本在住。国鉄熊本車掌区、車掌。 坂倉真由美:19歳。熊本在住。国鉄熊本車掌区、車掌補。 三芳らら:15歳。立野在住。熊本高校の学生、猫が好き。 鈴木朋恵:19歳。熊本在住。国鉄熊本車掌区、車掌補。 板倉裕子:20歳。熊本在住。国鉄熊本車掌区、車掌。 日高パトリシアかずみ:18歳。大分在住。国鉄大分車掌区、客室乗務員。 坂倉奈緒美:16歳。熊本在住。熊本高校の学生、三芳ららの友達・坂倉真由美の妹。 橋本理沙:25歳。大分在住。国鉄大分機関区、機関士。 三井洋子:21歳。大分在住。国鉄大分車掌区。車掌。 松井文子:18歳。大分在住。国鉄大分車掌区。客室乗務員。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ほのぼの高校11HR-24HR

深町珠
青春
1977年、田舎の高校であった出来事を基にしたお話です。オートバイと、音楽、オーディオ、友達、恋愛、楽しい、優しい時間でした。 主人公は貧乏人高校生。 バイト先や、学校でいろんな人と触れ合いながら、生きていきます。 けど、昭和なので のどかでした。 オートバイ、恋愛、バンド。いろいろです。

あしたのアシタ

ハルキ4×3
青春
都市部からかなり離れた小さな町“明日町”この町の私立高校では20年前に行方不明になった生徒の死体がどこかにあるという噂が流れた。

愛するものと出会えたなら

白い恋人
青春
昔、ある事件により、人を信じる・愛することをやめてしまった主人公、白恋 優一(はくれん ゆういち)。 そんなある日、転校してきた天真爛漫な少女、双葉 ひかり(ふたば ひかり)と出会う。そんなグイグイ迫ってくるひかりを拒絶するつもりの優一だったが………。 優一はこれから人と深く関わり合えるのか、ひかりにいったいどんな過去があったのか、これからどうなってしまうのか………。

処理中です...