タビスルムスメ

深町珠

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つん☆

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「よし!両方行くぞー!」と、友里絵は
タオル持ってきて。

オートロックで、ドアが、かちゃり。

由香は「おーい、鍵は?」


友里絵は、羽織のポケットに手をいれて「あれ?ないぞ」

由香は「おー・・・い」(^^;

友里絵は、羽織の袖が重いので気がついて「あ、ここにあった!」


と。駆け出して・・・

由香は「あー、行っちゃった。あたしのタオル、中なのに」

菜由は「ハハハ。いいよ、スペアがあるから」と、自分のお部屋にある
スペアのタオル。

ビニール袋に入ってて。白いタオル。
藍色で「KKR由布院」と、墨書のようなデザイン文字。

「これ、いいね」と、愛紗。

さかまゆちゃんは「どっちへ行きますか?」


由香は「どーしよ。あたしは友里絵を探して・・・たぶん露天かな、そっちから」

愛紗は「じゃ、わたしは大浴場の方。ステキよ。ジャグジーもあるし。
ミストサウナがあるの。


ともちゃんは「じゃ、あたしはさかまゆちゃんと・・・・。」

菜由は「なんとなくそうなるな。じゃ、上がったらこっちでね。」
パティは「ハイ。」と。バスタオルも持って。

階段 stairs 

と、英語で書かれている。


「国際的だなあ」と、由香は思ったけど


「エレベータでいこ」(^^)。



2つある、エレベータの
フロント脇にある方の、▽ボタンを押した。





友里絵は、階段を
とっとことっとこ。

「スリッパで降りるの難しー」とか言いながら。

2階に下りた。

「はー」。




2階は、吹き抜けになってて
1階の、プラネタリウムが天井とつながってて。

結構、豪華なかんじ。

そこの、玄関よりに・・・・「露天風呂」と、木の看板があって。
坂道になってて。

「あ、ここかー」と。とことこ。

由香が、エレベータから降りて「ゆりえー。」

友里絵は、振り向いて「あ、由香」と、言いながら歩いたので

スリッパの脚がねじれて。


ドテ☆。


由香が「ハハハ」と、笑って「だいじょぶか?」と、手を差し伸べた。


パティも、階段を下りてきて「ハイ。ここ?露天ふろー」と、にこにこ。
「友里絵、どしたの?」


友里絵は「なんでもないよー」と、立ち上がって「ここ、絨毯ふかふかだもん」


由香は「そーだねぇ。あたしらの住んでる団地の絨毯ってさ、だいたい
ループになってて、薄いの」


友里絵は「ここは、もこもこだもん」



パティは「ごーかですねぇ、オフロ、こっち?」と。

坂になってるとこを。



そうそう、と・・・由香は一緒に。

スロープを歩いていくと、ゲタ箱があって。

そこで、外用のサンダルに履き替える。


テニスコートになっている、1階の屋上の脇を
歩いていくのだけれども


友里絵は「ここでテニスしたら、ホームランしたら
川に落ちちゃうね」

由香は「ハハハ。そんなヘタはいないだろ」


パティは「ホームラーン、好きです」と。


友里絵は「野球はねー」


と、3人、楽しそうにお話しながら。

露天風呂へ。





最近出来たみたいで、真新しい引き戸。


「男湯ってあるね」と、友里絵。

由香は「混浴がいいのか?」


パティは「ハハハ」


奥の方にある「女湯」と赤い字で書いてある
重厚な木の看板。


そこの引き戸を開けた。


「キャー、とか言って。みんな逃げたりして」と、友里絵。

由香は「時間ですよ、かいな」


パティは「じゅーりー~~」と、腰をくねくね。


友里絵「あのおばあちゃん、かわいいねー」と、にこにこ。


サンダルを脱いで、ゲタ箱に入れた。




竹の茣蓙が敷いてある、脱衣場で

ひょいひょい、と・・・パティは脱ぐ。


きゅっと、したボディ。

ぼいんぼいーん。(^^)。

お尻はかわいく。
脚は、ながーい。


友里絵も、脱いでたけど「パティ、かわいー」と
抱きつこうとして。
パンツがひっかかって。


ドテ☆。


由香は「きょうはよく転ぶなぁ」(^^)。


パティは、起こしてあげて「だいじょーぶ?」


友里絵は「だいじょぶだいじょぶ。」と、オハナを撫でて。


由香は「太ったんじゃないか?」


友里絵は「♪ふとっちょ、だーってかわいーもん♪」


由香は「自分で言うな」


友里絵「ハハハ」


パティ「めげないコ」


友里絵は、ひとさし指で、パティのおっぱいを、つん。

パティは「きゃ☆」と、腕で隠して、逃げた。(^^)。



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