256 / 361
霧の阿蘇山
しおりを挟む
友里絵が起きた時は・・・既に7時を回っていて。
お風呂に入っている時間はなく・・・。
のーんびり、温泉で温まってきた愛紗たちは
友里絵たちを起こさないように、と。
2Fのロビーで、のんびりしてから。
マッサージ椅子にもたれたりして
雨の阿蘇山を眺めて。
「のんびりできていいなぁ」と、愛紗。
「ほんと」と、菜由。
「何してるんだろ、あたし」と、愛紗。
菜由は「・・・なんだっけ?」と。笑った。
愛紗も笑った。
それから・・・・
そーっと。206号室に戻った。
友里絵は起きていて、半分寝ている。
爆発アタマ(^^)。
窓際のスツール、籐のそれに座って。
足を組んでいて「マダーム、芋煮えーる」と。
浴衣の前がはだけて。おちちがゆらゆら。
かわいいんだけど、ちょっとエロティック。
菜由は「芋、煮えたか?」と、おちちに触って。
友里絵は「いやっ!乙女の大切なところに」と、ふざける。
由香は後ろから「大切ならしまっとけ!オトメちゃん」と、頭をなでなで。
友里絵は「あ、起きたの?おはよー」
由香は窓の外を見て「雨だな」
友里絵は「うん」
愛紗は「長い旅だと一日くらいはあるね。」
菜由「落ち着いていいね。なんとなく」
「雨って、情緒があるね」と、友里絵。
由香「情緒なんて言葉が出るとは・・・」と、ちょいおどろき。
友里絵「そんなに驚かなくてもさ」と、笑う。
ハハハと、みんな笑う。
それから・・・。
「ごはん♪ごはん♪」と、友里絵。
歯ブラシ、しゃごしゃご。
斜めに咥えて。髪を1:9に「だーいたいやねーぇ」
顔真似。
菜由は「なんだっけそれ?竹本孝之?」と、笑顔。
友里絵「ノンノン」
由香「ノンノンはムーミン」
友里絵「ユーミンは布団屋さん」
愛紗「あれ?そうだっけ」
菜由「ノンノンも、ほんとはフラーレンって名前だとか」
由香「おー、アッタマイーい」と、茶化す(^^)。
友里絵「なおきしょー。」
由香「象印賞ー。」
愛紗「懐かしいな。それ」
友里絵「一週間のご無沙汰でした。タマオキです」と、股間に手を置いて
由香「アホ」と笑う。
菜由「なんかそっちがスキだな」
友里絵「欲求不マンだ」
由香「マンが不満な」
菜由「ははは、じゃ、男はさー」
友里絵「不チンか。あ”-あ”-、日本は不チン空母です」
由香「それはさすがに古すぎるだろ、誰もわからんな」
菜由「さ、メシメシ。ふざけてるとバスに乗り遅れる」
友里絵「バス何時だっけ」
愛紗「10時8分」
友里絵「あ、じゃー結構あるね。まだ8時前だよ」
由香「でもさーぁ、友里絵ががつがつ食うから。1時間は掛かる。」
友里絵「ハハハ」
菜由「まあ、食えるうちはいいさ。」
由香「おおきくなれよー」
友里絵「はいりはいりうえはいりおー」
由香「それは流石に誰も・・・。」
友里絵「わんぱくでもいい、たくましくそだってほしい」
由香「どこが?」
友里絵「マルダイウィンナー」
菜由「ウィンナーはちっちゃいなぁ」
友里絵「石川さんのは馬さらみ」
菜由「ははは!そんな」
友里絵「写真見せて」
菜由「撮ってないよ、そんなの」
友里絵「ひっひっひー、おじょーさん、写真撮って」と、危ない顔。
由香「メシメシ」
菜由「そだね」
206から出て行く。
友里絵「置いてかないデー」
愛紗「だいじょうぶだよ」
友里絵「愛紗はやさしいなぁ」
とてとて・・と、部屋から出て行った。
エレベータの前の2Fロビー。木曜とあって人はいない。
大きなガラス窓に、阿蘇山が霧に煙って。
「綺麗ね」と、愛紗。
「うん」と、友里絵。「ねぇ、ホントに九州に帰るつもり?」
愛紗は「・・・だって、大岡山に居てもドライバーは続けられないし。
ガイドに戻るのも・・・なんかね」
友里絵「そっか。」
それだけだった。
とことこ・・・と、友里絵はスリッパで降りていく。
・
・
・
人吉の真由美ちゃん。今日の仕事は、観光列車で吉松まで。
折り返しで人吉。そこから、特急乗務で熊本まで。
ワゴンの荷物は熊本で積み込むので、人吉では交替だけ。
熊本に着いた時に補充する。
観光ガイドもするので、CA、と言う職名に一番近い。
制服の上着は、新幹線に乗務する人と同じ。
黒が基調で、スマートに見える。
そのあたりが気に入っている。
スカートでなく、スラックスをはいてもいいので
普段は専ら、スラックスだった。
動き易いし、機能的だ。
乗務する列車を、ホームで待った。
編成最後尾から、きょうは乗り込む。
グリーン車があったり、食堂車がある場合は
そのあたりにワゴンの基地があったりする。
車掌室の近くに、ワゴンを収納する場所と、倉庫が付いていて。
新しいデザイナーズ・トレインは、そういうところもよく考えられていた。
「今日、熊本でお兄ちゃんに会えないかなー。」
なんて、思う真由美ちゃんだった。
縁談ゲーム(?)を、お母さんが考えてるなら。
お兄ちゃんの気持を聞いておきたいなぁ、なんて・・・
お風呂に入っている時間はなく・・・。
のーんびり、温泉で温まってきた愛紗たちは
友里絵たちを起こさないように、と。
2Fのロビーで、のんびりしてから。
マッサージ椅子にもたれたりして
雨の阿蘇山を眺めて。
「のんびりできていいなぁ」と、愛紗。
「ほんと」と、菜由。
「何してるんだろ、あたし」と、愛紗。
菜由は「・・・なんだっけ?」と。笑った。
愛紗も笑った。
それから・・・・
そーっと。206号室に戻った。
友里絵は起きていて、半分寝ている。
爆発アタマ(^^)。
窓際のスツール、籐のそれに座って。
足を組んでいて「マダーム、芋煮えーる」と。
浴衣の前がはだけて。おちちがゆらゆら。
かわいいんだけど、ちょっとエロティック。
菜由は「芋、煮えたか?」と、おちちに触って。
友里絵は「いやっ!乙女の大切なところに」と、ふざける。
由香は後ろから「大切ならしまっとけ!オトメちゃん」と、頭をなでなで。
友里絵は「あ、起きたの?おはよー」
由香は窓の外を見て「雨だな」
友里絵は「うん」
愛紗は「長い旅だと一日くらいはあるね。」
菜由「落ち着いていいね。なんとなく」
「雨って、情緒があるね」と、友里絵。
由香「情緒なんて言葉が出るとは・・・」と、ちょいおどろき。
友里絵「そんなに驚かなくてもさ」と、笑う。
ハハハと、みんな笑う。
それから・・・。
「ごはん♪ごはん♪」と、友里絵。
歯ブラシ、しゃごしゃご。
斜めに咥えて。髪を1:9に「だーいたいやねーぇ」
顔真似。
菜由は「なんだっけそれ?竹本孝之?」と、笑顔。
友里絵「ノンノン」
由香「ノンノンはムーミン」
友里絵「ユーミンは布団屋さん」
愛紗「あれ?そうだっけ」
菜由「ノンノンも、ほんとはフラーレンって名前だとか」
由香「おー、アッタマイーい」と、茶化す(^^)。
友里絵「なおきしょー。」
由香「象印賞ー。」
愛紗「懐かしいな。それ」
友里絵「一週間のご無沙汰でした。タマオキです」と、股間に手を置いて
由香「アホ」と笑う。
菜由「なんかそっちがスキだな」
友里絵「欲求不マンだ」
由香「マンが不満な」
菜由「ははは、じゃ、男はさー」
友里絵「不チンか。あ”-あ”-、日本は不チン空母です」
由香「それはさすがに古すぎるだろ、誰もわからんな」
菜由「さ、メシメシ。ふざけてるとバスに乗り遅れる」
友里絵「バス何時だっけ」
愛紗「10時8分」
友里絵「あ、じゃー結構あるね。まだ8時前だよ」
由香「でもさーぁ、友里絵ががつがつ食うから。1時間は掛かる。」
友里絵「ハハハ」
菜由「まあ、食えるうちはいいさ。」
由香「おおきくなれよー」
友里絵「はいりはいりうえはいりおー」
由香「それは流石に誰も・・・。」
友里絵「わんぱくでもいい、たくましくそだってほしい」
由香「どこが?」
友里絵「マルダイウィンナー」
菜由「ウィンナーはちっちゃいなぁ」
友里絵「石川さんのは馬さらみ」
菜由「ははは!そんな」
友里絵「写真見せて」
菜由「撮ってないよ、そんなの」
友里絵「ひっひっひー、おじょーさん、写真撮って」と、危ない顔。
由香「メシメシ」
菜由「そだね」
206から出て行く。
友里絵「置いてかないデー」
愛紗「だいじょうぶだよ」
友里絵「愛紗はやさしいなぁ」
とてとて・・と、部屋から出て行った。
エレベータの前の2Fロビー。木曜とあって人はいない。
大きなガラス窓に、阿蘇山が霧に煙って。
「綺麗ね」と、愛紗。
「うん」と、友里絵。「ねぇ、ホントに九州に帰るつもり?」
愛紗は「・・・だって、大岡山に居てもドライバーは続けられないし。
ガイドに戻るのも・・・なんかね」
友里絵「そっか。」
それだけだった。
とことこ・・・と、友里絵はスリッパで降りていく。
・
・
・
人吉の真由美ちゃん。今日の仕事は、観光列車で吉松まで。
折り返しで人吉。そこから、特急乗務で熊本まで。
ワゴンの荷物は熊本で積み込むので、人吉では交替だけ。
熊本に着いた時に補充する。
観光ガイドもするので、CA、と言う職名に一番近い。
制服の上着は、新幹線に乗務する人と同じ。
黒が基調で、スマートに見える。
そのあたりが気に入っている。
スカートでなく、スラックスをはいてもいいので
普段は専ら、スラックスだった。
動き易いし、機能的だ。
乗務する列車を、ホームで待った。
編成最後尾から、きょうは乗り込む。
グリーン車があったり、食堂車がある場合は
そのあたりにワゴンの基地があったりする。
車掌室の近くに、ワゴンを収納する場所と、倉庫が付いていて。
新しいデザイナーズ・トレインは、そういうところもよく考えられていた。
「今日、熊本でお兄ちゃんに会えないかなー。」
なんて、思う真由美ちゃんだった。
縁談ゲーム(?)を、お母さんが考えてるなら。
お兄ちゃんの気持を聞いておきたいなぁ、なんて・・・
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
イラスト部(仮)の雨宮さんはペンが持てない!~スキンシップ多めの美少女幽霊と部活を立ち上げる話~
川上とむ
青春
内川護は高校の空き教室で、元気な幽霊の少女と出会う。
その幽霊少女は雨宮と名乗り、自分の代わりにイラスト部を復活させてほしいと頼み込んでくる。
彼女の押しに負けた護は部員の勧誘をはじめるが、入部してくるのは霊感持ちのクラス委員長や、ゆるふわな先輩といった一風変わった女生徒たち。
その一方で、雨宮はことあるごとに護と行動をともにするようになり、二人の距離は自然と近づいていく。
――スキンシップ過多の幽霊さんとスクールライフ、ここに開幕!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生
西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。
彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。
精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。
晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。
死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。
「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」
晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。
不器用に着飾って
雨宮 苺香
青春
シーンごと、視点ごとに1話分を構成した読みやすさに特化した短編作品。
すれ違う感情は熱で溶かして、言えない感情も混ぜて、固めれば、ほら。
やっと形になる2人の恋愛。それはまるでチョコレート🤎
バレンタインに合わせて制作する甘い恋愛作品をぜひお楽しみください!
この作品は雨宮苺香から読んでくれるあなたへの本命チョコです🥰
晩夏光、忘却の日々
佐々森りろ
青春
【青春×ボカロPカップ】エントリー作品
夕空が、夜を連れて来るのが早くなった。
耳を塞ぎたくなるほどにうるさかった蝉の鳴く聲が、今はもう、しない。
夏休み直前、彼氏に別れを告げられた杉崎涼風は交通事故に遭う。
目が覚めると、学校の図書室に閉じ込められていた。
自分が生きているのか死んでいるのかも分からずにいると、クラスメイトの西澤大空が涼風の存在に気がついてくれた。
話をするうちにどうせ死んでいるならと、涼風は今まで誰にも見せてこなかった本音を吐き出す。
大空が涼風の事故のことを知ると、涼風は消えてしまった。
次に病院で目が覚めた涼風は、大空との図書室でのことを全く覚えていなかった……
孤独な涼風と諦めない大空の不思議で優しい、晩夏光に忘れた夏を取り戻す青春ラブストーリー☆*:.。.
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる